ロシアのノヴォシビルスクに暮らすヴェロニカ・ディチカさんは、現地でモデルとして活躍し、過去には社交ダンスで世界チャンピオンに輝いたこともある女性。

そんな彼女がSNSで発信している、ある“友達”との日常が、今大きな注目を集めています。その“友達”とは、アーチーという名の熊!


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ロシアの<Mail.ru>によると、アーチーは元々サーカス団で飼育されていたものの、新型コロナウイルスの影響で公演が次々と中止に。そこで、動物トレーナーを務めていたマヤ・キルサノワさんは、アーチーをはじめとする4頭の熊と他の動物たちを連れて、ノヴォシビルスク近郊の厩舎に身を寄せることにしたんだそう。

当初はすぐに公演が再開できると思っていましたが、その後も再開の目処は立たず、マヤさんと動物たちは金銭的にも環境的にも厳しい状況に追い込まれることに…。そんな中、熊たちの世話を買って出たのがヴェロニカさんでした。

「アーチーは生まれた時から人間のもとで育ったため、野生に返すことはできないのです」と語るヴェロニカさん。実は以前、彼女は撮影でアーチーと共演したことがあったものの、その時は「顔見知り程度の関係」だったそう。

しかし、コロナ禍で交流を重ねるうちに、彼女とアーチーの間には特別な友情が芽生えていきました。

これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
アーチーが好きな遊び。
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アーチーがお気に入りのお手入れ。

そして現在は、毎日一緒に過ごしているというヴェロニカさんとアーチー。水遊びをしたり、ハグをしたり、過去にはマヤさんの指導のもと、撮影でボートに乗って一緒に釣りをしたことも!

ヴェロニカさんいわく、「アーチーは、私のことを家族だと思っているようです。食事も分け合って食べますし、時には私の腕の中で眠ることもあります。何かを怖いと感じた時は、私の背後に隠れたりするんですよ」とのこと。

また、一時は動物たちの食糧調達さえ困難な状況にありましたが、現在は十分な食事を与えられ、アーチーたちは元気に過ごしているそう。

とはいえ、彼らがまだまだ支援を必要としているのも事実。1日も早くパンデミックが収束し、ヴェロニカさんとアーチー、そしてマヤさんや他の動物たちが、心から穏やかに過ごせる日が来ますように。