アメリカ・ノースカロライナ州で飼い主のリサさんと暮らすオーストラリアン・シェパードのアイビーは、筆を使って絵を描く「画家犬」。コレクターもいるというアイビーの作品はInstagramで販売され、収益のすべて慈善団体に寄付されていると言います。

オーストラリアン・シェパードは、牧羊犬などの使役犬としても活躍する犬種。そのため、リサさんはアイビーを「忙しくさせておくことが必要」だと思い、冷蔵庫から飲み物をとることや貯金箱にコインを入れることを教えてみたところ、友人から「絵を描かせてみたら?」と勧められたと言います。

最初は床にイーゼルを置いて、専用の絵筆を使い水彩絵の具で線を描くことから“絵描き”を始めたアイビー。その後、水で落とせる子ども用の絵の具を使っていたこともあったそうですが、今ではアクリル絵の具で絵を描いています。

「周りが汚れて大変なことになるのではないかと心配していたこともありました」

アイビーが好きな色は「青」だとか!

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「アイビーが描いた絵を紹介するInstagramを開設すると、すぐに数え切れないほどのメッセージが届いてどうすれば作品を購入できるのか尋ねられた」とリサさん。

「世界中の人がアイビーの作品を購入してくれました。これまでにほぼすべての大陸から注文を受けました」
「キャンセル待ちが出るほどです」

現在アイビーの絵はリサさんが運営するInstagramを通じて販売されています。<People>のインタビューに応えたリサさんは、「各作品には50ドル(約6,900円)から500ドル(約69,000円)の値がつき、キャンバス代や絵の具代を除いたすべての収益は、様々な慈善団体に寄付しています」と話しました。

アイビーとリサさんは、新型コロナウイルスのパンデミックが始まった頃にはフードバンクに約6.8tもの物資を提供するのに十分な資金を集めたほか、2022年10月には乳がん患者をサポートする非営利団体のスーザン・G・コーメン乳がん財団に寄付金を送ったそう。いくつかの動物保護団体に対しても頻繁に支援をしていて、さらに地域の学校にも定期的に作品と絵ハガキを寄贈していると言います。

「アイビーの絵は、私がInstagramに投稿する前に売れてしまうこともよくあります」とリサさん。アイビーの作品をコレクションする人も何人かいるとか。

「彼女(アイビー)自身も誇らしげで、人に見せるのが大好きなようです。私は彼女の才能をとても誇りに思っています」
「彼女は幸せそうです」