さまざまな色や模様の毛並みを持つ、個性豊かなペットたち。時折どこかに隠れたり、何かに同化して「そこに居ることに気づかなかった!」という経験をした飼い主さんも多いはず。

“ハーヴェイ”と名づけられたワンちゃんも、そんな可愛いペットのうちの1匹。彼のユニークなビジュアルが、「まるで毛布みたい!」とSNSで注目を集めています。

その姿がこちら。

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ハーヴェイは中国南部原産で、顔や体の皮膚のたるみを特徴とする「シャーペイ」と呼ばれる犬種。

METRO>によると、2020年10月、スペインのメノルカ島で他の2匹の赤ちゃんと共に生まれたハーヴェイは、兄弟の中で一番皮膚のたるみが多かったのだとか。

そのため、他の2匹よりも特別なケアが必要で、飼い主のテレサさんによると、皮膚の感染症を防ぐために定期的にシワの間を拭いたり、保湿してあげたりしているそう。

また、ハーヴェイは視力の面でも問題を抱えているそうです。

瞼のたるみによって目の角膜が傷つくのを防ぐため、3匹は生まれてすぐにステイプラー(ホッチキス)で皮膚を固定する施術を受け、他の2匹は順調に目を開けられるようになったのですが、ハーヴェイだけ感染症にかかってしまい、生後5カ月間は何も見えなかったのだとか。

生後6カ月目に突入した今、ようやく視力が改善してきましたが、現在も治療は続いているとのこと。

ハーヴェイのケアは、テレサさんと彼女の家族、そして母犬のクロエも含め、みんなで協力しながら行っているそうで、「ハーヴェイが水を飲むと、シワの間に水が入り込んでしまうので、クロエが駆けつけて、皮膚からこぼれ落ちる水を舐めてあげているんですよ」と、テレサさんは語ります。

母犬のクロエをお散歩するハーヴェイ。

何かと世話が焼けるところもまた、飼い主さんにとってはたまらなく可愛いようで、「ハーヴェイのシワと二重顎が、大好きなところの1つです」と、テレサさん。

他の兄弟たちは、昨年末に新しい家族に引き取られたため、テレサさんは現在クロエとハーヴェイと共に、ビーチで遊びながら楽しい日々を過ごしているそう。

また、ハーヴェイのInstagramが注目を集め始めたことについても、「(フォロワーから)たくさんのアドバイスを頂けて、とても感謝しています」とのこと。

優しい家族に愛されながら、幸せな毎日を送っているハーヴェイ。これからもそのユニークな魅力で、私たちを楽しませてほしいですね。