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ミニ丈やジャンプスーツが主流♡2021年ウエディングトレンド

少人数で、朝食を食べながら行う結婚式も流行中!

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新型コロナウイルス感染症により深刻な打撃を受けたウエディング業界にも、明るい兆しがあることを忘れてはならない。それは、“マイクロウエディング”が生まれたこと。他にも、朝食ウエディング、家族のドレスの再利用、フォトジェニックな会場、豪華に加速するギフト…など、2021年注目のウェディングトレンドを業界のプロたちにask。
Ivan Zelenin//Getty Images

2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、結婚式を行うカップルや招待されるゲストの姿は一変した。当初は“150人のゲストを招いて3日間の海外ウエディング”といったことも贅沢ながら可能だったけれど、年末を迎える頃には、20人の家族や友人がZoomのビデオ通話を介して参加するという挙式も見られるように。

2020年3月の時点ですでにウエディング業界は深刻な打撃を受けており、式のキャンセルや大幅な縮小を余儀なくされたり、ひどい場合には数時間前にキャンセルされてしまったりという例も。

しかし、暗雲が立ち込めるなかにも、明るい兆しがあることを忘れてはいけません。それは、“マイクロウエディング”が生まれたということ! そこで「Hearst Contents Hub」が、具体的には何を意味するのか、そしてこれからのニューノーマル時代におけるウエディングトレンドを、業界のプロに伺いました。

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マイクロウエディング

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Westend61//Getty Images

必要に迫られて生まれたのが、ごく少人数のゲストを招いて開催する“マイクロウエディング”

これは、カップルにとって重要な節目となる日に、自分たちがどうしたいのかを今一度見直し、心から大切にしていることを考える機会を与えてくれた。英国では、ベアトリス王女がマイクロウエディングを行なったことでも知られている。

ロンドンのウエディングウェア会社「The OWN Studio」の共同設立者であるジェス・ケイさんは、「新型コロナウイルスの行方がどうあろうと、私たちはマイクロウエディングが今後も定着すると考えています」とUK版『エル』にコメント。

「人々は小規模なウエディングの利点を理解しています。本当に親しい人だけを厳選して招くことで、大規模なウエディングでは叶わなかった贅沢ができます。そのため、花嫁たちがより冒険的で大胆なウエディングドレスを選ぶことができるという点にも人気が集まっています」

さらに、「感染が拡大し始めた当初は、マイクロウエディングを選ばざるを得ないという状況でしたが、今ではカップルが自発的に選択しているのを目の当たりにしています。なかには2022年から2021年にウエディングを繰り上げるカップルもいるほどです」と付け加える。

海外でのバチェラーパーティーや豪華なブライダルシャワーは今のところ実現できないけれど、2021年のウエディングトレンドのなかには、どんなに規模が小さくても大切な日を美しく彩ってくれるものがたくさんある。

結婚を考えているという人は、以下を参考にしてみて。

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朝食も! レストランウエディングに注目

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Victor Dyomin//Getty Images

ゲストが限られているということを逆手にとり、以前では考えられなかったような場所でも式が行われている。

お気に入りのレストランで朝食を食べながら行うウエディングは、クールな女性たちにとって長年魅力あるものだったが(「SATC」でキャリー&ビッグがランチウエディングを行なったように)、多くの場合、ゲストの数が多すぎて計画を断念していた。

英国ウエディングプランニング同盟(UKAWP)のオーナー、バーナデット・チャップマンさんは、「ウエディングで朝食をとるために、カップルはお気に入りのレストランを選んでいます。もし式の規模が大きかったら予算外になっていたでしょう」と語る。

外食の機会が減った今年は、ウエディング後に小規模なランチやディナーの会を催すことも、ますます魅力的になりそう。

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ドレスは既製品をチョイス

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花嫁は、どんなスタイルでも白であればブライダルウェアになり得るということ、そしてもはやドレスショップへ足を運ぶ必要もないということに徐々に気付き始めている。

状況が変わりやすい予測不可能なタイムスケールのなか、花嫁たちは完成までに何カ月もかかるオーダーメイドのウエディングドレスに対する警戒心を強めている。その代わりに、最小限の調整だけで済む既製品に人気が集まっているそう。

ケイさんは、「ブライダルウェアは従来、8〜12カ月間かけてオーダーメイドで作られてきました。しかし、私たちがこの10カ月で学んだことは、物事は一夜にして変わる可能性があり、花嫁が前もって計画するのが以前よりもずっと難しくなったということです。

そのため、シックで再利用でき、すぐに着られる衣装を提供するデザイナーや、オーダーメイドでも短期間で仕上げることのできるデザイナーを多くの花嫁が求めています。ブランドはこうしたニーズを踏まえて、より機敏で柔軟に対応しなければなりません」と語る。

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家族のドレスを再利用

また2020年には、ヴィンテージや中古のドレスが2021年のトレンドになると予想されていたが、そのとおりになった。

サステナビリティに目を向け、コストを抑え、それでいて個性を求める今どきの花嫁が古いドレスを選ぶのは明らか。

今年もこうしたドレスに人気が集まっているが、花嫁たちはさらに“家族が着たウエディングドレス”に目を向けている。2020年7月にマイクロウエディングを挙げたベアトリス王女のように、花嫁たちは祖母のドレスを少しだけ手直しして着ることで、受け継がれたドレスに再び命を吹き込み、自分の気持ちに忠実でありながらエモーショナルな価値も大切にしたいと考えている。

ウエディング会社「ラグジュアリー・イベント・アンド・ウエディング・デザイン・エージェンシー(Luxury Event and Wedding Design Agency)」の創設者アリス・ウィルクスさんは、UK版『エル』に「ヴィンテージドレスの再利用に平行して、そうしたドレスに自分らしさを加えることもトレンドになっています」と話す。

「ベアトリス王女は、ウエディングで祖母エリザベス女王のヴィンテージドレスを着用しましたが、王女はこのアイコニックなドレスにブライダルらしいキャップスリーブをプラスし、形もよりシンプルにしたことで、伝統的で感情的な価値のあるこのドレスにモダンな要素を加えました。ウエディングは人生で最も大切な日の1つなので、親しい家族から譲り受けたものを身につけて、より特別な日にしてほしいですね」

ヴィンテージドレスを直すのは簡単な作業ではないため、お直しと修理を行なっている専門店などに相談してみるのもオススメ。

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ゲストへのおもてなしをますます重視

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Stefanie Faria//Getty Images

間もなく結婚しようとしているカップルは、こうした激動の年を経て、何よりも家族や友人を一層大切にしようと考える傾向にある。

2021年は、たとえ人数が少なくても、遠くに離れていても、ゲストをもてなすようなウエディングに注目が集まっているそう。

チャップマンさんによると、カップルはプレゼントを要求するどころか、余った予算でゲストにプレゼントを贈っているという。

「個別のステーショナリーからオーダーメイドのギフト、丁寧に作られたメニューまで、すべてのゲストに魅力を感じてもらえるプレゼントを用意してゲストをもてなしています」

「また、オンラインで参加するゲストには、事前にちょっとしたギフトを贈るカップルもいます。例えば一緒に乾杯するために小さなプロセッコ(スパークリングワイン)のボトルを贈ることで、遠く離れていても一体感を持つことができるのです」と語っている。

さらに「興味深いことに、今でも3、4段のウエディングケーキが人気なのですが、カップルは式の後に家族や友人にどうやってケーキを振る舞うのかをケーキメーカーに尋ねています」

ステーショナリーを取り扱うルース・ケイ・デザイン(Ruth Kaye Design)のプロダクションデザイナー、ソフィー・ルイスさんも同意見。「ホストは、すべてのゲストが暖かく迎え入れられ、心のこもったもてなしをされていると感じてもらうことにこだわっています」

「ゲストに感謝の気持ちを伝える“サンキューカード”も人気があります。私たちが8月にお手伝いしたウエディングでは、後日、ゲスト全員の自宅に『ディプティック(Diptyque)』のキャンドルを詰めた麻の箱と、冷えたピンクシャンパン、感謝の気持ちを綴った礼状付きの封筒、そしてウエディングが行われたコッツウォルズのホテルの宿泊チケットが贈られました」

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記憶に残る「シーン」を作る

ウエディング デコレーション 結婚式 挙式
aleandr//Getty Images

パンデミックにより、新郎新婦はこの特別な日の思い出を、今後もいかに大切にしていくべきかという点に気付かされた。ゲストが少ない分、ウエディングを記憶する人も少なくなったことで、理想的なスナップ写真がますます重要になっている。

そのため、一生の思い出を作りたいと思っている人にとって、シーンのセッティングがより重要となる。

「式を写真に収めることを重視するようになったため、写真を撮る際のインパクトのある背景への需要が増えています。特にマイクロウエディングの場合、カップルは思い出に残すために、より美しい写真を求めているようです」とチャップ。

ルイスさんは、個別のディテールを施した、記憶に残る“テーブルスケープ(テーブルセッティング)”を作ることが、完璧なシーンを設定するために大きな役割を果たすと考えている。

「ステーショナリーをはじめ、印刷されたものはすべてテーブルスケープの主役となるため、最近では細部へのこだわりとクリエイティビティが大幅にアップしています。2020年と2021年のクライアントとのミーティングでは、ゲストのテーブルに置くものの配置や、それを取り囲むアイテムについて話し合うことが多いですね」

ウエディングのスタイリングとコンサルタントを手がける会社「ビートニク・ブライド(Beatnik Bride)」の創設者ロージー・ベスも、「1年間の長い休止期間を経て、この夏は人々の記憶に残るパーティを開催することが最も重視されています。凝ったテーブルスケープと美しく装飾された会場に、食器セット、キャンドルとキャンドルホルダー、フラワーアレンジメントなど、複雑ながら存在感のあるディテールをミックスさせることで、デコレーションとデザインを決定していきます」と説明。

「友人や家族の間でも、2021年に最高のパーティを開くための暗黙の競争が始まり、創造力が発揮されるのは間違いありません。2020年には叶わなかった集合写真のためにセッティングをデザインし、失われた時間を取り戻し、新たな思い出を作ることができます。熟考を重ねていくなかで、いくつものアイデアとインスピレーションが育っていきますし、カップルは自分たちの創造性と個性を発揮することに喜びを感じるでしょう」

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式は今して、パーティはあとで

ゲストが6人(もしくは15人や30人など)に限られているからといって、恋に落ちて結婚を決意したカップルを止めることはできないけれど、結婚した年に必ずしもパーティまでする必要はないはず。

ウィルクスさんは、「結婚式を保留したいとは思っている人はほとんどいません。先の見通しが立たないこの状況下で、これまで以上に愛を祝福することが重要になっているからです。

カップルは、最も親しい人たちの前で結婚を正式なものにするために、まずは小規模な式を執り行います。時期が来たらより多くの親族や友人を招き、一周年記念などで大規模なパーティを開催しようと計画しています。

チャップマンさんも同じ見解をもっており、UK版『エル』にこう語っている。

「多くのカップルが2021年に延期されたマイクロウエディングを計画していますが、それは美しくて意義のあるものになるでしょう。しかし、彼らはその後、2022年により多くのゲストを招いた大規模なパーティを計画しています。実質的には2回お祝いをすることになりますから、これはいい考えです」

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ミニ丈&ジャンプスーツ

式が小規模になり、“この機会を楽しもう”という考えが主流となっている今、伝統的なロングドレスを敬遠する花嫁も増えているそう。

ショッピングアプリ「ライク・トゥー・ノウ・イット(LiketoKnowit)」によると、「ショート ウエディングドレス」で検索された数は月間で1500%増加し、「ブライダル ジャンプスーツ」にいたっては5900%も増加したのだとか。

ケイさんはこう語る。「今年はミディとミニが主流です。花嫁たちはドラマチックなロングドレスを避け、結婚式が終わってからも着ることができる、よりリラックスしたシルエットのものを探しています。シビルウエディング(役所に婚姻届を提出する、民事婚)にも適しているからです」

「また、スティレットヒールを避けて、ミディもしくはミニドレスにフラットシューズを合わせる花嫁も増えています。これも面白い変化ですね」

※この翻訳は抄訳です。

Translation:Masayo Fukaya

From: ELLE JP
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