何度でも訪れたい魅力的な街、京都。数えきれないほどの宿のなかから、いつかは泊まっておくべき、スタイリッシュなデザインが見どころの新旧ホテルをラインナップ。
自由に旅行できるようになったあかつきには、ぜひ予約をしてのんびりおこもりステイしてみたい＆海外からのゲストにもオススメしたい！
ホテルオークラ京都 岡崎別邸
洛東・岡崎エリアに2022年1月20日（木）に開業するのは、4階建て全60室のスモールラグジュアリー、ホテルオークラ京都 岡崎別邸。
乃村工藝社の松浦竜太郎が内装＆インテリアデザインを担当し、また館内の随所に、京の伝統工芸を担う後継者たちによる6人組ユニット「GO ON（ゴオン）」が手がけた先進的な工芸が取り入れられ、古くて新しい京都の美を味わえる。
泊まるなら、バルコニー付きのスイートルームがイチオシ。静かで落ち着いた滞在を約束してくれる。
ファインダイニング「ヌーヴェル・エポック」で最先端フレンチを堪能するもよし、日本庭園を散歩するもよし、少し足を延ばして哲学の道や東山の豊かな自然を満喫するもよし。京都の新たな定宿にしたい。
ホテルオークラ京都 岡崎別邸
住所：京都府京都市左京区岡崎天王町26-6
tel. 075-771-5777
嵐山邸宅 MAMA
阪急電鉄の元保養所が、レストランを併設した一軒家の宿泊施設として2021年に生まれ変わったのが、こちらの嵐山邸宅 MAMA。
プライベートガーデン付きの部屋や庭を臨む浴室がある部屋、縁側のある部屋など、全10室の客室はすべて異なるため、何度も泊まってみたくなるはず。
梁や障子といった、もとの日本家屋をうまく生かした部屋に、地元のブランド「片井意匠」が作るシックな家具がマッチ。新しさと懐かしさが調和し、ゆったりくつろげる空間となっている。
宿泊客以外も利用できる併設のレストラン「儘」で、焼き立ての本格ピッツァをいただくのもお忘れなく。
嵐山邸宅 MAMA
住所：京都府京都市西京区嵐山西一川町1-5
tel. 075-406-1795
ロク キョウト LXR ホテルズ＆リゾーツ
喧騒から離れた京都の奥座敷・洛北に、アジア初のLXR ホテルズ＆リゾーツとして2021年9月にオープンした、ロク キョウト LXR ホテルズ＆リゾーツ（ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts）。
「Dive into Kyoto」をコンセプトにしたこのリゾートホテルでは、敷地内を天神川が流れる約7000坪の雄大な自然の中、やすらぎステイを満喫できる。
本阿弥光悦の芸術村から着想を得たインテリアデザインは、世界各国のラグジュアリーリゾートを手がけるブリンク・デザイン・グループ（BLINK Design Group）によるもの。伝統的な京都の要素をモダンに落とし込んだ、落ち着きのインテリアが特徴だ。
天然温泉を使用した屋外サーマルプールも、ぜひ利用してみて。
ロク キョウト LXR ホテルズ＆リゾーツ
住所：京都府京都市北区衣笠鏡石町44-1
tel. 075-320-0111
ふふ 京都
国の史跡に指定されている琵琶湖疏水の傍らに佇む、2021年4月オープンのスモールラグジュアリーリゾート、ふふ 京都。
全8タイプ40室で、繊細な障子や格子、生け花など、どの部屋も京都らしさを味わえるたおやかでモダンな造りが特徴。全室に天然温泉のひのき風呂が付いているのも高ポイント。
館内や近隣でお座敷遊びや華道、茶道、香道、座禅などの体験もできるので、おこもりステイにもぴったりないっぽう、南禅寺や平安神宮、無鄰菴などにも近く、観光にも便利で使い勝手も抜群。
ふふ 京都
住所：京都府京都市左京区南禅寺草川町41
tel. 0570-0117-22
HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル
河原町通りに立つHIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテルは、2021年6月に開業したマリオット系列のホテル。
アクセスもよく京都観光にはぴったりで、オンラインで旅診断ができるほか、コンシェルジュに旅のサポートをしてもらえるなど、京都ビギナーに嬉しいサービスもあり。
京都らしく“茶室”をテーマにした客室は、機能美と快適さを感じられる落ち着いたデザイン。
メトア銀座やUT STORE HARAJUKUを手がけた窪田建築都市研究所による、シックなフロントとレストランエリアにも注目を。
HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル
住所：京都市中京区河原町通二条上ル清水町341
tel. 075-221-3220
ホテル トウ 西洞院京都 バイ ウィズシード
西本願寺と東本願寺の間に位置するホテル トウ 西洞院京都 バイ ウィズシード（hotel tou nishinotoin kyoto by withceed）は、2021年4月にオープンしたばかりの注目度急上昇中の宿。
入口すぐの銅板に囲まれた小さな通路を抜けるところから、早くも期待が大きく高まる空間デザインは、“奥”をコンセプトに、谷尻誠＆吉田愛が率いる建築設計事務所サポーズデザインオフィスが監修を担当している。
光と影、間合い、艶がデザインのキーワードとなっており、ダークトーンでスタイリッシュな、どこか秘密基地のような趣きも楽しめるのがポイント。
作庭家・橋本善次郎が率いるランドスケープ ニワタン デザイン＋アルチザン オフィスによる日本庭園や、ブックディレクター幅允孝率いるバッハがディレクションする蔵書も、そんなホテルのムードをさらに盛り上げており、館内をすみずみまで見て回りたくなるはず。
ホテル トウ 西洞院京都 バイ ウィズシード
住所：京都府京都市下京区西洞院通花屋町下ル西洞院町455
tel. 075-744-0144
エースホテル京都
今京都で最も泊まりたいホテルのひとつと言えば、かねてからアジア初上陸が大きな話題となっていたエースホテル京都（Ace Hotel Kyoto）。
1926年竣工の歴史的建造物「旧京都中央電話局」が前身の商業施設「新風館」内に、隈研吾による建築デザイン監修のもと2020年にオープンした。
内装は、LAやシカゴのエースホテルと同様、コミュ―ン・デザインが担当。東洋と西洋のデザイン美がシームレスに溶け合う空間は、インテリア好きでなくとも必見。
3つのレストランやコーヒーショップ、ギャラリーもあるので、退屈せず過ごせそう。
エースホテル京都
住所：京都府京都市中京区車屋町245-2
tel. 075-229-9001
ウェスティン都ホテル京都
創業130年を誇るウェスティン都ホテル京都は、2021年4月に大規模リニューアルを終えたばかりで、スタイリッシュな京都ステイを語るうえで今欠かせない1軒。
まず本館では、日本モダニズム建築のパイオニアのひとりに数えられる村野藤吾による、開放的でやわらかな曲線美を愛でたい。リニューアルに合わせ新たに誕生した京都最大級の天然温泉スパ施設SPA「華頂」もエレガントな内装で、宿泊者なら無料で利用できるので、のんびり癒やされてみて。
いっぽう、1960年から営業している数寄屋風別館「佳水園」も、同じく村野藤吾の設計した外観やパブリックスペースを承継しつつより雅に生まれ変わったので、要チェック。
市の文化財に登録された庭園と、村野藤吾がデザインした中庭を眺めているうちに、小さな悩み事も忘れられそう？
ウェスティン都ホテル京都
住所：京都府京都市東山区粟田口華頂町1
tel. 075-771-7111
アマン京都
喧騒から離れた左大文字山のふもと、かつて西陣織の織家が約40年もかけて作り上げてきた森の中の庭園に佇むのが、ここアマン京都。
アマンとしては国内3軒目となるが、なんと構想は20年も前からスタートしていたそう。
デザインは、アジアンリゾートの第一人者ケリー・ヒルが創設したケリー・ヒル・アーキテクツ。ミニマル＆ミニマムな日本の美が随所に宿り、プライベート感も抜群で、2019年の開業以来着実にファンを増やしている。
森林浴しながらゆっくり散歩するもよし、天然温泉や極上スパで日頃の疲れを取るもよし、心身ともに癒やされるステイがきっと叶うはず。
アマン京都
住所：京都府京都市北区大北山鷲峯町1
tel. 075-496-1333
フォションホテル京都
紅茶やスイーツで知られるグルメブランド「フォション（Fauchon）」が、下京区にオープンした5つ星ラグジュアリーホテル、フォションホテル京都。
パリの第1号に続き、姉妹都市である京都にできた世界2軒目となるここは、一歩足を踏み入れればパリにワープしたかのような感覚に。
空間デザインは、ザ・リッツ・カールトン東京など国内外のホテルの内装を手がけてきた小市泰弘によるもの。ブランドカラーのピンク、ホワイト、ブラック、ゴールドがあちこちにあしらわれ、パリらしいエスプリが効いた空間となっている。
フレンチレストランやティーサロン、ペストリー＆ブティックなどももちろん揃うので、フランスと和の“いいとこどり”な美食体験も忘れずに楽しんで。
フォションホテル京都
住所：京都府京都市下京区河原町通松原下ル難波町406
tel. 075-751-7711
