映える内装にハイセンスなアメニティ、隠れ家的こじんまり感…。大規模でゴージャスなホテルもいいけれど、今泊まりたいのは、おしゃれな「ブティックホテル」! デザインやコンセプトへのこだわりが人気を呼んで、最近都内で続々とオープン中なんです。中でも、1泊1万円以下で手軽に泊まれるコスパ◎な一押しを、旅好きライターがご紹介します。
ONE@Tokyo(ワンアットトーキョー)
「ONE@Tokyo」は、2017年7月にオープンしたデザイナーズホテル。印象的な外観を含め、自然素材と工業素材を大胆に融合したテイストは、建築家・隈研吾氏の監修によるもの。10階建ての建物の中に、客室142室、レストラン1店を備えています。
15メートルのロングテーブルが印象的
ホテルのコンセプトは「インスタレーション」。「美術展示」と「基地」という2つの意味を持つ言葉の通り、 ホテルそのものがデザイン性のある美術展示であり、旅の拠点としての機能を果たしたいという想いがこめられています。
メインラウンジの「@lobby cafe」は、15メートルのひとつながりのカウンターが印象的な空間。テラス席では、街との一体感を楽しむことができます。
東京スカイツリー®が望める客室も
客室は、アトリエをイメージした56平米の「アトリエスイート」から、14平米とミニマルな「スタジオ」までバラエティ豊か。写真の「ロフト」は28平米で、東京スカイツリー®を望む開放的な間取りが特徴です。
デジタル環境の整備も抜群で、無料Wi-Fiはもちろん、手持ちのモバイル端末から写真や動画を客室のテレビに映して楽しめる「クロームキャスト」の用意まであるほど!
新旧のコントラストが楽しめる街
ホテルの位置する押上は、東京スカイツリー®をはじめとする新しい街並と、江戸から続く古き良き趣とが交錯するスポット。2つのテイストを肌で感じることのできるエリアを訪れたくなったら、旅のベースキャンプとしてぜひ訪れてみて。
住所:東京都墨田区押上1-19-3
問い合わせ先:03-5630-1193
【1名様の1泊宿泊費】 6,900円~(※時期によって変動あり、スタジオタイプの場合)
an/other TOKYO(アナザートウキョー)
「an/other TOKYO(アナザートウキョー)」は2019年5月、「an/other=すこしだけ、ちがう。すこしだけ、あたらしい。」をコンセプトに開業したスマートホテル。東京メトロ銀座線の京橋駅が最寄りで、東京駅や銀座エリアも徒歩圏内。従来のカプセルホテルの概念を覆す、おしゃれで広々としたデザインが話題です。
おこもり感のある客室「キャビン」
全200室のホテル客室のうち、136室を占めるのが「キャビン」タイプの客室。シャワーブースやトイレなどは共用スペースが利用できる、シングルユースの空間です。
デスクの有無やサイズによってS・M・Lの3タイプを用意。各キャビンには鍵がかかりませんが、フロアは男女別で別れており、それそれのフロアにはアクセスキーがないと入れないようになっているので安心。
滞在にそっと寄り添う、くつろぎの空間
快適なベッドとデスク、トイレにバスルームを備えた通常タイプのお部屋は、ホテルのテーマカラーである「グレージュ」を基調とした落ち着いた空間。デザインはもちろん、クオリティにもこだわったアメニティが自慢なんだとか。こちらもサイズによってS・M・Lの3タイプを用意。
懐かしくて、新しい味
モダンなインテリアが印象的なレストラン「EAT an/other」では、オーセンティックな洋食をひとひねりしてお届け。 コースで楽しんだり、お酒を楽しんだ後に洋食でシメたりと、さまざまな使い方が期待できそう。電源利用ができるので、コワーキングスペースとしてもGOOD!
タクシーで自宅へ戻るより安上がり!?
リーズナブルな価格でこの立地に泊まれることを考えると、旅行時の利用はもちろん、飲み会で遅くなった夜に一泊したり、忙しい日々の合間にショートスリープの場所として使ったり。都心での生活をより自由に楽しむための手段にもなりそう!
住所:東京都中央区京橋2-5-4
問い合わせ先:03-3561-0254
【1名様の1泊宿泊費】3,410円~(※時期によって変動あり)
KAIKA TOKYO by THE SHARE HOTELS(カイカ トウキョウ バイ ザ シェア ホテルズ)
「KAIKA TOKYO by THE SHARE HOTELS(カイカ トウキョウ バイ ザ シェア ホテルズ)」は、築53年の倉庫ビルを再生したリノベーションホテル。「カイカ」は、見せる収蔵庫を意味する「開架」に加え、日本のアート文化を広め「開化」させたい、アーティストの才能「開花」をサポートしたい、という思いが込められたネーミング。2020年3月31日にオープン予定です。
多様な旅行ニーズにも対応
館内には、コンテンポラリーアートを公開保管する「アートストレージ」を併設し、日本の現代アートシーンを感じる、特別な空間体験を楽しめます。客室はツイン、ダブルだけでなく、4名部屋や6名部屋も用意。友達同士やグループでの旅行にもぴったり!
アートの裏側をのぞき見
アートストレージは、誰でも入れるバーラウンジや、地階にある宿泊者専用ラウンジにて目にすることができます。普段見ることのできないアートの「裏側」を感じながら、お酒を楽しんだり、旅路の計画を立てたりと、思い思いの時間を過ごして。
現代アートシーンとの出会いも
そんなアートストレージには、現時点で6つのギャラリーが入居予定。そのうちの一つ「VOILLD」は、2014年に東京・中目黒に設立されたアートギャラリー。ジャンルにとらわれない自由なアイディアを発信しており、企画展示やアートイベントの開催など、様々なコンテンツを展開しています。
様々なアート体験を楽しめる新アドレス
施設内にはアーティストの作品集などを扱う物販コーナーや企画展スペースを設け、アートにまつわるイベントも実施予定。様々な角度からアートを楽しめそう!
KAIKA TOKYO by THE SHARE HOTELS(カイカ トウキョウ バイ ザ シェア ホテルズ)
住所:東京都墨田区本所2-16-5
問い合わせ先:03-3625-2165
【1室あたりの1泊宿泊費】9,000円~(※時期によって変動あり)
※2020年3月31日(火)オープン予定
HOTEL TAVINOS ASAKUSA(ホテルタビノス 浅草)
「HOTEL TAVINOS ASAKUSA(ホテルタビノス 浅草)」は、世界をアクティブに旅する人々に向けて、「日本の旅を楽しむための巣でありたい」という願いが込められたホテル。ジャパニーズカルチャーを代表する漫画が空間のモチーフで、ロビーをはじめ、ラウンジやゲストルームにも、「くすっ」と笑える楽しいイラストが散りばめられています。昨年8月にオープンした浜松町に次いで、2020年6月15日(月)に開業予定(写真はイメージ)。
思わず写真を撮りたくなるユニークな空間!
「楽しさ」と「快適性」にこだわったゲストルームは、壁やベッド、床にいたるまで、部屋全体を漫画のモチーフで統一! ベッドは、トップアスリートも愛用する、イタリアのマニフレックス社製のマットレスを使用。適度な反発力で理想的な睡眠姿勢を保ち、快適な眠りに導いてくれます。
リラックスした時間を過ごせる工夫がたくさん
家具のレイアウトや収納スペースにも工夫が。12平米とコンパクトでありながら、十分な居住面積を確保した設計を行うことで、リラックスできる空間に。
江戸情緒あふれる浅草観光の拠点に
国内外の観光客から根強い人気を誇る「浅草」。 ランドマークの「雷門」や「浅草寺」、「花やしき」へも徒歩圏内と、浅草観光にぴったりの宿です。
HOTEL TAVINOS ASAKUSA(ホテルタビノス 浅草)
住所:東京都台東区浅草2-18-8
問い合わせ先:03-6837-9919
【1室あたりの1泊宿泊費】9,000円~(※時期によって変動あり)
※2020年6月15日(月)オープン予定