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アメリカの国立公園で出会える!可愛くてユニークな動物25選
野生動物たちの暮らしを守る、雄大な自然も素晴らしい!
広大な国土を有するアメリカは、国立公園の規模もケタ違い。例えば、ワイオミング州にあるイエローストーン国立公園は、四国の半分に相当する広さがあるのだとか! 手つかずの自然を保護している国立公園は、美しい景観が広がると同時に、多種多様な野生動物のすみかとして貴重な場所となっています。そんなアメリカ国立公園の可愛くてユニークな住人達を、<Good Housekeeping>がピックアップ。ネズミやヤモリなどの小さな生き物から威厳あるクマまで、彼らがどの公園をすみかにしているかも合わせて紹介します。
プロングホーン
生息場所:イエローストーン国立公園(ワイオミング州)
アフリカなどに生息するアンテロープ(レイヨウ)にちょっと似ていて、俗にアメリカン・アンテロープとも呼ばれるプロングホーン。ただ、厳密にいうとアンテロープとも違い、鹿とも別。ウシ目の中でプロングホーン科という独立した科に属しています。違いは彼らが持つ角。アンテロープの角は枝分かれせず、鹿は枝角が毎年生え変わります。一方でプロングホーンの角は枝分かれしていますが、毎年生えかわるのは角鞘(かくしよう)と呼ばれる部分のみ。細かいことはどうあれ、凛々しい姿ですよね。
アメリカバイソン
生息場所:イエローストーン国立公園(ワイオミング州)
バイソンは19世紀後半に絶滅しかけたことがあり、当時は世界でわずか数百頭まで減ってしまったとか。現在はその数も回復し、順調に繁栄しています。バイソンは北米最大の哺乳類で、2016年にはハクトウワシと並んでアメリカを象徴する生き物になりました。
アメリカヘビウ
生息場所:エバーグレーズ国立公園(フロリダ州)
「ヘビと鵜」の名を持つ水鳥。その名は彼らの泳ぐ姿に由来します。体の大半が水中にもぐり、その細長い首が水面からのぞく姿がヘビのように見えるからなのだとか。
アメリカナキウサギ
生息場所:サンフアン国立森林公園(コロラド州)
何といってもキュート♡ ウサギの親戚にあたる小さなナキウサギはコロニー(繁殖地、営巣地)をすみかにしますが、集団生活をする動物というわけではないそう。繁殖期を除いて、オスとメスは別々に暮らすのだとか。
ハクトウワシ
生息場所:グレイシャーベイ国立公園(アラスカ州)
アメリカを象徴する鳥で、紙幣やスポーツチームのロゴ、はてはマペット人形になっているものまでしょっちゅう見かけます。しかし、実物のハクトウワシが大空に舞い上がる姿を見るのはやはり格別。翼を広げると、その大きさは2.4メートルにもなるそう。
ビッグホーン(オオツノヒツジ)
生息場所:グレイシャー国立公園(モンタナ州)
足場が5センチしかないような険しい山間部に棲む、勇敢なビッグホーン。1900年頃に一度絶滅しかけたところ、セオドア・ルーズベルト元大統領が始めた保存活動によって、まさに崖っぷちから復活したという、興味深い歴史の持ち主でもあります。
ゾウアザラシ
生息場所:ポイントレイズ国定海岸(カリフォルニア州)
彼らはまさに海の象。ゾウアザラシの中でも最も多い種であるミナミゾウアザラシは、体長6メートル、体重4トン近くまで成長します。一方でキタゾウアザラシはオスが体長4メートル、メスが3メートルほどとやや小さめ。
カリフォルニアコンドル
生息場所:グランド・キャニオン国立公園(アリゾナ州)
「可愛い」というのは違うかもしれませんが、間違いなくインパクトのある外見。カリフォルニアコンドルの翼幅は3メートルにもなり、約4,500メートルの高さで飛行できるそう。
シマリス
生息場所:サンフアン国立森林公園(コロラド州)
アメリカではそんなにレアではない動物、リス科のシマリス。このちっちゃなネズミの仲間に魅了されない人はいないでしょう。実はびっくりするほど仕事が速く、たった2日間で冬中足りるだけの食料を確保してしまうのだとか。
コヨーテ
生息場所:ポイントレイズ国定海岸(カリフォルニア州)
数が増えすぎてロサンゼルスなどの市街地にまで出没し、危険な害獣扱いされていますが、コヨーテにはすばらしい面もたくさんあります。頭がよく環境にすぐ適応し、家族の絆が強い動物。
ハイイログマ(グリズリー)
生息場所:イエローストーン国立公園(ワイオミング州)
ハイイログマは実にすばらしい、堂々とした生き物です。特に妊娠したメスの場合、この大きな体型が生存のカギになるそう。妊娠中に十分に体重を増やせないと、胎児は母体に再吸収されてしまうのだとか。残念なことに、アメリカではその個体数が1500頭未満に減少しています。
サバクツノトカゲ
生息場所:ブライスキャニオン国立公園(ユタ州)
カエルのように見えますが、実際はトカゲの仲間。この地味な外見をあなどってはいけません。敵が近づくと、2つのワザで防御します。1つは体を2倍の大きさに膨らませること。そしてもう1つは、何と、目から血を出すのだとか。
ムース(ヘラジカ)
生息場所:グランド・ティトン国立公園(ワイオミング州)
ムースは鹿の仲間の中で最も大きく、体重が700キロ近くになります。体が大きいので、たくさん食べなければならず、夏の間はあらゆる種類の草木を1日33キロも食べることがあるそう。
ヤマアラシ
生息場所:ザイオン国立公園(ユタ州)
マンガで見掛けるヤマアラシは鋭い針だらけですが、実際はやわらかい毛におおよそ3万本の針毛が混じった状態なのだとか。襲われた時も、一般的に思われているような、鋭い針毛を敵に向けて投げつけるようなことをするわけではなく、針毛のついた尻尾で相手を叩くそう(その時に針毛が多少抜けるかもしれませんが)。
プレーリードッグ
生息場所:セオドア・ルーズベルト国立公園(ノースダコタ州)
見た目はかわいらしいプレーリードッグですが、タフな面もあって、鋭い爪や歯で激しいバトルをすることも。それでも結束の強いコミュニティで暮らす彼ら。ひょっとしてそのせいで、年に一度の繁殖シーズンがたった1時間で終わってしまう群れもあるそうです。
アカゲサギ
生息場所:エバーグレーズ国立公園(フロリダ州)
エバーグレーズ国立公園以外にも、テキサスや一部はルイジアナの海岸でも見ることができるユニークな鳥、アカゲサギ。不思議なポーズをとっていますが、これには理由があって(美しい羽を見せびらかすためもあるかもしれないけど)、水が陽光を反射するのを防いで魚を獲りやすくしているんだとか。
ルーズヴェルトワピチ
生息場所:オリンピック国立公園(ワシントン州)
ルーズヴェルトワピチ(そうです、あの大統領がその名の由来)の北西太平洋地域で最大の群れは、オリンピック国立公園で見ることができます。北米のアカシカの仲間の中でも最も大きいタイプで、オスは体重約400キロ、メスでも約320キロほどになるそう。さらにオスには巨大な枝角があって、全長180センチに伸びることもあるとか。
カリフォルニアイモリ
生息場所:セコイア国立公園(カリフォルニア州)
可愛いらしい見た目にだまされてはいけません。カリフォルニアイモリは危険を感じると有害な毒素を分泌するそう。近づかない方が安全ですね。