昨年、『博士と彼女のセオリー』で数々の主演男優賞を総ナメにしたエディ・レッドメイン

2012年に公開された『レ・ミゼラブル』では、アマンダ・セイフライド演じるコゼットの恋人マリウスを演じ、日本での知名度もアップ。最近では、『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ映画、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年公開予定)でも主役を務めることが決定。

ここ数年で注目度が増したエディは318日に日本公開予定の『リリーのすべて』トランスジェンダー女性を演じ、またもやアカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。

女優アリシア・ヴィキャンデルが演じる女性画家と、その夫でデンマーク人画家のリリー・エルベの人生を描いた映画。リリーは元男性で、妻のアートモデルとして女装をしたことがきっかけとなり、自身がトランスジェンダーであることに気付く。

エディ・レッドメインがトランスジェンダー女性『リリーのすべて』
Aflo

主人公のリリーは1930年代に世界で初めて性別適合手術を受けた、実在の人物が元になっている。そんなリリーの心情と葛藤を見事に体現したエディの演技力が本作最大の見どころ。

そして監督は『英国王のスピーチ』で、アカデミー賞監督賞を受賞したトム・フーパー。

「リリー役にはトランスジェンダーの女優が最適なのでは?」という声も上がっていたそうだが、自身がリリーを演じることになった経緯について、エディはこのように語っている。

「素晴らしいトランスジェンダー女優がいるなか、なぜ僕が演じたか。それは現代のトランスジェンダー女性はホルモン療法を受けている場合がほとんどだから。この映画ではまず、男性を演じなければならない。トランスジェンダー女性が男性役をする場合、ホルモン療法を休止する必要がある。今と違って昔はホルモン療法が存在しなかったからね。そこが、僕が演じた大きな理由の1つだったんだ」

※この翻訳は、抄訳です。

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