日本でも公開中の映画『アムステルダム』に出演し、女優としてのキャリアも築いている歌手のテイラー・スウィフト(32歳)。先日、トーク番組『グレアム・ノートン・ショー』に出演した彼女は、映画『レ・ミゼラブル』(2012年)のオーディションを受けたことがあると明かし「悪夢のようだった」と振り返りました

俳優のエディ・レッドメインとともに同番組に出演したテイラー。彼とは、実は2012年公開のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』のオーディションで一緒に演技したことがある仲だと告白しました。

「スクリーンテストで、彼の腕のなかで死んだことがある」と語ったテイラーは、当時の思い出について言及。

「 コゼットとエポニーヌの2つの役のオーディションを受けていたんだけど、私はどちらかというと見た目はコゼットのようで声域はエポニーヌのようだったんです。内心、(オーディションで)楽しい時間を過ごすことはできても、その役を得ることはないと思っていました」
これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Taylor Swift and Eddie Redmayne had an AWFUL audition 😂 😮‍💨🧄 @OfficialGrahamNorton ⭐️ BBC
Taylor Swift and Eddie Redmayne had an AWFUL audition 😂 😮‍💨🧄 @OfficialGrahamNorton ⭐️ BBC thumnail
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そんななか「ロンドンでエディ・レッドメインとスクリーンテストをしないか」と提案された彼女は、元々彼の大ファンだったそうで、「人生でやっておきたい経験になりそう」と参加を決意したそうです。

しかし、「当日、映画の制作陣から『歯を茶色くして目の下に大きなくまをつくる』と言われ、憧れのエディに初めて会うのに戸惑いを覚えた」と、テイラー。スクリーンテストの前にエポニーヌ(エディ演じるマリウスに恋する貧しい娘)のメイクをしなければならなかったのだと言います。

「『エディ・レッドメインに会った後にそうするんでしょ?』って感じでした。すぐに、私にとっては“悪夢”になりました」
  
Valerio Pennicino//Getty Images

テイラーは彼と話すのに口を閉じながらでしか話すことができなかった冗談交じりに語りますが、一方のエディも、オーディション直前にした「あること」が理由で、彼女同様不安だったと言います。

「僕はオーディションの直前にガーリックのパンを食べたところだったんです。テイラーと僕は一緒に歌ってみることになったんだけど、テイラーは完璧なエポニー役の格好をしていて、一方の僕が着ていたのはスポーツウェアだったからすごく変な感じでした。そして床に座って二人で甘い歌を歌い合ったんだけど、僕はただ息がニンニクくさいんじゃないか気になっていたんです」

当時、お互いに気まずく思っていたことが発覚したテイラーとエディ。最終的にエディは映画でマリウス役を演じましたが、テイラーがエポニーヌあるいはコゼットを演じる姿は見ることができませんでした。

同作を手掛けたトム・フーパー監督は、2019年にテイラーを起用するに至らなかった理由を<Vulture>で明らかにしています。

「彼女が受けたエポニーヌ役のオーディションは見事でした。彼女をキャスティングしなかったけど、最後まで迷ったんです。最終的には、テイラー・スウィフトは誰もが“見過ごす”ような女の子だとはとても思えなかった…。だからお世辞にも、この役が彼女にふさわしいとは思えなかったんです」

トム監督はその後、ミュージカル映画『キャッツ』でテイラーを起用。『レミゼ』ではかなわなかった二人の共演がいつか観られることを期待したいですね!