人の全身の体重を支える丈夫さをもちながら、足つぼマッサージやリフレクソロジーがあるように刺激することで体調が整えられたり、くすぐられるとつい笑ってしまったりと敏感な部位でもある、足裏。一方で表側の足の甲も、サッカーでキックをする際などに使われる部位である割に触ってみると肉が薄く、痛みも感じやすいはず。そんな“鈍感さと敏感さが同居する”足首から足の指先までのいわゆる「足」にあるほくろは、その人持ち前の能力や性格、運勢の強弱を示します。

足を揉みほぐしながら疲れや体調不良などを癒やしつつ、ほくろがあるかじっくりと観察してみましょう。リフレッシュのついでに、自分の新たな一面を発見できるかも!?

【INDEX】


足の表と裏では運勢が違う?

観相学で人の体を上から「天・地・人」の3つに分けたとき、足は「地」に当たり、その人の「根っこ」とも言える潜在的なパワーや運勢、環境を示すとされています。基本的には5本の指とその延長線上ごとに相を見ていきますが、足の表にあるか裏にあるかでも少しばかり意味が違ってきます。

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足裏にあるほくろが示すのは“地に直結した運勢”であり、チャンスが訪れた際にスムーズに幸運がつかめることを表し、反対に、日を浴びたり雨風にさらされたりする足の表(甲)側のほくろは、幸運をつかむのに試練をクリアする必要があることを表しています。試練は成長を促すきっかけでもあるので、甲にあるほくろも悪いものではありませんよ。

親指の延長線上にあるほくろ
“成功ぼくろ”

親指とその延長線上にあるほくろは、強い本能や高い意欲を表します。足裏にあるなら、自分が「やりたい」と思ったことを、邪魔されることなくどんどん成し遂げられるでしょう。甲にほくろがあるなら、ピンチをチャンスに変えられるパワーをもっているということ。壁を乗り越えるたびに成長していくタイプですね。

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住居にも関連する部位であり、住み心地の良い住まいに恵まれる運勢も示します。甲にほくろがある場合は何らかの試練やトラブルに見舞われるけれど、最終的に「住めば都」と満足できるはず。

人差し指の延長線上にあるほくろ
“才能ぼくろ”

人差し指とその延長線上にあるほくろは、センスの良さを暗示しています。このほくろの持ち主は感受性が豊かで最新の情報をどんどん取り込んでいけますし、トークやコミュニケーションにも長けているでしょう。特に人間関係で才能を発揮しやすいとされ、良い友人に恵まれることになりますよ。

 
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足の甲側にあるほくろの場合は、人間関係のトラブルに巻き込まれることを表しますが、それを乗り越えればより強い絆を得ることができるという意味でもあります。仕事運にも関連しており、ここにほくろがあるなら人脈がチャンスにつながる可能性が高いです。

中指ラインの延長線上にあるほくろ
“欲求ぼくろ”

中指とその延長線上にあるほくろは、強い欲求とそれを満たそうとする行動力があるというサインです。足裏側にこのほくろがある人は、自分の欲求をすんなりと満たせる傾向にあります。フットワークが軽く思い立ったらすぐ行動でき、あっさりと願いを叶えることができるでしょう。一方甲にほくろがある場合は、やや苦戦することの暗示。しかし、諦めずに取り組めば、120%の満足度を得ることになります。

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また、この部位は健康運にも関連しています。足の裏にほくろがあるなら病気や怪我に強いのですが、甲にほくろがある人には健康維持・増進を普段から意識してもらいたいところ。日々の運動や筋トレでも無理は禁物ですよ。

薬指の延長線上にあるほくろ
“金運ぼくろ”

薬指とその延長線上にあるほくろは、商売繁盛の強い金運を示します。足の裏にほくろが見られるのであれば、家業を継いだり1つの職場や業界でとことん仕事に取り組んだりするのがおすすめ。安定した環境でこそ幸運を発揮できます。甲にほくろがある場合は、転職によるキャリアアップや人との繋がりからもたらされるチャンス(突発的な依頼、引き抜きなど)に注目しましょう。

 
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また、この場所のほくろはスピリチュアルな側面にも関連しています。天啓のようにふとひらめいたアイデアが大きな成功をもたらすことも! 心に浮かんだメッセージはないがしろにしないでくださいね。

小指の延長線上にあるほくろ
“コミュ力ぼくろ”

小指とその延長線上にあるほくろは、その人が繊細なコミュニケーション力の持ち主であることを示すもの。相手を理解したり、逆に自分のことを深くわかってもらったりする才能があるということですね。足の裏にこのほくろがある場合、生まれつきアピール力に優れているので、どんなときもありのままの自分でいれば周囲への好感度は抜群。このほくろが甲にある場合は、やや繊細すぎるところが問題になることがあるかもしれません。“細かすぎて伝わらない”と、もどかしい状況に陥る場面がある可能性が。言いたいことをすべて表現しようとするのではなく、できるだけシンプルにまとめて伝えるようにしてみてください。

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親指と同じく住居にまつわる運勢に関連しますが、小指とその延長線上にあるほくろは住まいに関する執着の強さを表すのが特徴。こだわりをもった住居選び、部屋づくりが幸せな毎日への第一歩と心得て!

くるぶし、足首のほくろ
“うっかりぼくろ”

捻挫などしてしまうと、とても不便な部位ですよね。ところが、頭から遠く離れているからか、くじくなどして違和感を覚えることがない限り普段はあまり意識していないという人も多いはず。そんなくるぶしを含む足首まわりにあるほくろは、注意力に関連すると考えられています。

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この場所にほくろがある人は、うっかりミスに用心を。ぼんやりしているとトラブルに遭遇してしまうかも。でも、自分にそのほくろがあることを気に留めていれば、意識的に注意深くなれるので問題ありません。むしろミス一つない完璧さを発揮し、周囲からの評価が高まることになるはずですよ。

かかと、アキレス腱のほくろ
“熱望ぼくろ”

かかとは人体でも一二を争う「固さ」を誇る部位。そしてアキレス腱は最大の腱(けん)。とてもパワフルな部位であり、ここにあるほくろは「激しく強い欲望=熱望」を示します。「何かをしたい、ほしい」と思ったとき、とんでもないパワーを発揮できるでしょう。そのすさまじさは、まさにギリシア神話の不死身の英雄アキレスのようです。

 
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しかし、致命的な弱点の代名詞でもあるアキレスのかかと。かかととアキレス腱のほくろは、あまりのパワフルさで自分を振り回してしまうことの危険性も教えてくれています。目標を達成できる確率が高い一方で、限界を超えてしまうリスクもある。そんなメッセージがあることを忘れないでください。


特に注目してもらいたいのは、足裏のほくろですね。ストレートな運勢を示してはいるものの、その性格や能力は隠れてしまっているから。ほくろを見つけたら、「自分にはこんな運勢(能力)があるんだ」としっかり意識すること。意識が刺激になり、反射反応によって運勢が浮上して良い影響がもたらされます。そしてもちろん、自分に必要な運勢や能力がある場合は、アイライナーでほくろを描き足して運気UPを目指しましょう!

監修:占術研究家 橘のえる

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橘のえる

児童書作家(三日月シズル名義)や占いライターなどのキャリアを経て、占術研究家として『一瞬ですべてがわかる指占い』(実業之日本社)を上梓。上記書籍は中国と台湾でも翻訳された。占い師としてTV番組や動画コンテンツに出演。また占い専門誌や女性誌などでも独自の占いを発表する。著書に『一瞬ですべてがわかる指占い』(実業之日本社)、『カプコン公式 戦国BASARA 31武将宿命占断』(集英社)、『キャプテン・クッキング』(集英社)、『小説版 幻獣の國物語』(朝日ソノラマ)など。