暖かい季節になると、デコルテや肩を露出する機会が自然と増えるもの。ほくろが宿しているパワーは、人目につくことによってさらに影響力を増すことになります。目に飛び込んでくるほくろの印象が運勢や運命を揺さぶることになるんですね。

この記事では、鎖骨やデコルテ(胸元)、肩にあるほくろからわかる運勢について、ほくろの位置別にご紹介します。「成就力」を秘める、これらのほくろ。どうしても叶えたい願いがある人は、大胆にお披露目しましょう!

【INDEX】


デコルテの真ん中にあるほくろ
“大望ぼくろ”

デコルテの中心部分、左右の鎖骨の間から胸元にかけてのラインに現れるほくろです。

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ちょうど気管が通っている部分ですが、「気を吐く(意気込みを示す、威勢の良さを見せる)」と言われるように、この部分は内面から湧きあがってくるものが通過するところ。胸に秘めた大きな志や野心を成就させるパワーをもつほくろとなります。

ただし、どれほど大望を抱いていても、それを外に出さなければ宝石箱にしまわれたままの高価なアクセサリーと同じ。アクセサリーは身につけてなんぼ! 叶えたい大きな夢は、周りにどんどん発表して成就のチャンスを引き寄せてくださいね。

鎖骨の上のほくろ
“交際名人ぼくろ”

鎖骨の上のほくろは、最上級の“コミュ力”をもつ証です。

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深いコミュニケーションが図れるため、交際上手で信頼度も高くなりやすいでしょう。人と強い絆で結ばれるので、親友を得やすい運命にあります。どんな人の心の扉も開いてしまうので、人間関係における「成就力」の高さを示すとも言えるほくろです。

しかし、コミュニケーションにおいてそれほどの“強者”になれるサインでありながら、別名を「片思いぼくろ」と言います。恋愛に関しては、あまりにも相手のことをおもんぱかってしまうため、自分の本心を伝えることをためらってしまいがち。

そのため、相手と仲良くなれたとしても、友人扱いされて片思いのまま終わってしまう可能性が…。もしあなたがこのほくろの持ち主で、片思いに悩んでいるなら、もっとわがままになるように心がけてください。時には自己中心的になることも必要ですよ。

デコルテのほくろ
“慈悲ぼくろ”

中心(大望ぼくろ)と鎖骨上(交際名人ぼくろ)以外のデコルテ部分に現れるほくろは、情が深くて面倒見の良い性質を暗示する“慈悲ぼくろ”。

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前向きで献身的な性格で、ボランティア活動に熱心な人によく見られます。困っている人を見捨てられず、積極的にサポート。それが徳を積む行動になるので、幸運を引き寄せていつの間にか自分の願いも叶うというナチュラルな「成就力」を示すほくろと言えるでしょう。

人柄の良さで愛される反面、お人好しで断り下手なところも。利己的な人に振り回されないように注意して!

肩のまわりのほくろ
“重責ぼくろ”

責任や義務を背負い込むことを「双肩(そうけん)にかかる」などと言いますが、観相学でも肩はやはり「荷を背負う」部位。つまり、期待に関係する部位です。肩まわりに現れるほくろは、重責を担う運命や重要なポジションを任される幸運、そして責任感の強さなどを示すことになりますよ。

ただし、利き腕側の肩なのか反対側なのかによって、ほくろがもつ意味は変わることに。ここではそれぞれについて説明します。

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利き腕側の肩のほくろ

右利きの人は右肩、左利きの人は左肩になるのでご注意ください。利き腕は、器用によく動くことから「主従」のうちの「従」の立ち位置にあるとされ、利き腕の肩にほくろがある場合は「従に恵まれる」運勢にあります。

期待される結果や背負わった大きな義務に関連して協力者が現れやすく、スムーズに責任を果たすことができるでしょう。周囲のサポートを受けて物事を成就しやすいほくろとなります。

利き腕と反対側の肩のほくろ

あまり動かずどっしりと構えている存在であることから、こちらは「主従」の「主」にあたる部位となります。こちらに重責ぼくろがある場合、本来であれば指示する立場にある自分が自ら動き回ることになるという暗示。

物事を他人に任せておけず、何でもかんでも自分でやろうとするので苦労が増えてしまう傾向にあります。苦労性なんですね。自力でも可能ですが、周りに頼ればもっとすんなり成就させられるはず!

両肩にほくろがある場合

どちらの肩にも重責ぼくろがあるのなら、「主従」の隔てなくみんなで協力して責任を果たすことができるでしょう。適材適所で役割分担をして、一致団結して成就させられるという相になります。

ですが、両肩に同じ数のほくろがあるとはかぎりませんよね。複数の重責ぼくろがどちらの肩にも出ている場合、ほくろの数の多いほうに注目してください。たとえば利き腕側が3つ、反対側が2つであれば「利き腕側の重責ぼくろ」の項目を参考に。

観相学での「肩」には背中側も含まれます。肩の後ろにあるほくろも鏡を利用するなどしてチェックを!

脇のほくろ

脇の下とその周辺のほくろは、「隠れた幸運」を示します。身近な人や身内から援助を受けたり、知らず知らずのうちに他人の恩恵にあずかったりしやすいことのサイン。「強いコネ」をもつことも意味し、困ったときに周囲へSOSを出せば、誰かがあっさり解決してくれる可能性が。

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しかし、あくまでも「隠れた幸運」なので、まずは自分で精一杯がんばることが重要です。それでこそ成就をもたらす幸運や援助が得られるでしょう。


今回ご紹介したほくろは、いずれも夢や願望を成就させるパワーをもっています。「ここにほくろがあったら良かったのに…」と思ったら、ぜひ描き足してみてくださいね。

その際、あまり大きくする必要はありません。くっきりと黒くつややかなほくろを描くことで、運勢は十分に高まりますよ。

監修:占術研究家 橘のえる

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橘のえる

児童書作家(三日月シズル名義)や占いライターなどのキャリアを経て、占術研究家として『一瞬ですべてがわかる指占い』(実業之日本社)を上梓。上記書籍は中国と台湾でも翻訳された。占い師としてTV番組や動画コンテンツに出演。また占い専門誌や女性誌などでも独自の占いを発表する。著書に『一瞬ですべてがわかる指占い』(実業之日本社)、『カプコン公式 戦国BASARA 31武将宿命占断』(集英社)、『キャプテン・クッキング』(集英社)、『小説版 幻獣の國物語』(朝日ソノラマ)など。