観相学では陰陽の「陰」の部位とされ「隠れた部分や内面を示す」と考えられる、背中。「背中を押される」という言葉があるように、背中側にあるほくろは自分自身を前に進ませてくれるパワーも秘めています。

この記事では、背中のほくろでわかる運勢や性質をご紹介!

そもそも自分の背中にほくろがあるかどうかわからない、あるとしてもどこにあるのかを覚えていない、と言う人も意外と多いはず。鏡を見ながらあらためて確認してみて。

【INDEX】


背骨の上にあるほくろ
“指導者ぼくろ”

人間は背骨で体を支えることで立ち、歩く生き物。だからこそ、背骨は「人生の歩み」を示す部位ともされます。

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そんな背骨の上にあるほくろは、人生のレールを思うように進んでいけるというサインです。高い場所(上のほう)にあるほど運気が強く、「我が道をいく力」も上昇。

ここにほくろがある人は、とても個性的なキャラクターで、目上の人にかわいがられ、部下や後輩からは慕われるので、早く出世や成功をする運勢の持ち主となります。リーダーの資質を生まれもつため、「指導者」としての役割を面倒がらなければ大成功を収める可能性も!

肩甲骨の上のほくろ
“人脈ぼくろ”

肩甲骨の役割は「腕を自由に旋回させること」。そのため「手(腕)を広げる」、つまり他者を受け入れることや人を抱きしめる仕草に関係した運勢を示します。

この部位にほくろがある人は、誰に対してもフレンドリーに接することができ、人脈や交友関係が広がりやすい傾向が。

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また、天使の絵や彫像で、肩甲骨のあたりから翼が生えているのを見たことがある人も多いかもしれませんね。

このほくろの持ち主にとって、周りの人たちはまさに翼のような存在となりますよ。周囲の仲間が両翼となって、あなたを高いステージへ引き上げてくれるのです。

肩甲骨より下のほくろ
“引き寄せぼくろ”

肩甲骨の下側、広背筋のある部位にあるほくろは「天性の引き寄せ力」をもっていることの証。

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ここにほくろがあるあなたは、チャンスや出会い、その時々の自分に必要なものを、自然な流れで引き寄せる強運の持ち主です。そういった巡り合わせにツキがあると感じているなら、ぜひ一度、背中のほくろをチェックしてみてくださいね。

ただし、幸運に恵まれるのが当たり前すぎて、そのありがたみを意識していない人もいるかもしれません。せっかく結ばれたご縁は「よくあること」で片付けず、大切にしてくださいね。

腰のほくろ
“支援ぼくろ”

上半身を支える部位ですから、そこに現れるほくろも「支え」に関わります。「自分から求めなくても、誰かから陰ながら支えてもらえる」強運を示すほくろ、それがウエストラインの“支援ぼくろ”。

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人からのサポートに恵まれやすく、最初は一人で奮闘していても、いつの間にか周りのバックアップを受け、最終的に成功する運勢をもっています。ピンチに陥ったとしても誰かから助けてもらえる相なので、何事にもどんどんチャレンジしてみましょう!

ただし、背中側にあることから、表立ってサポートされるというよりは知らずしらずのうちに助けられるパターンが多い傾向。「運が良かった」で済まさず、隠れた恩人を探して感謝を伝えましょう。さらなる応援を受けることにつながりますよ。

仙骨の上のほくろ
“根源ぼくろ”

尾てい骨の上、骨盤を構成する大きな逆三角形の骨が「仙骨」。上半身と下半身を結ぶ体の中心ですから、ここにあるほくろは「(自分自身の)中心や根源的なパワー」を意味します。

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このほくろの持ち主は、心身が強く“折れる”ことが少ない性格。どんな逆境にも負けず、周囲に劇的な変化があっても自分の軸がブレないのが特徴です。

自分で自分を支えられるので、孤独にも強いタイプです。一人行動が楽しすぎて、ついつい人付き合いをサボってしまうケースも。

脇腹の背面にあるほくろ
“献身ぼくろ”

脇腹の背中側は正面から見えないうえ、自分で見ようとして体をねじってもちょうど隠れてしまう部位。

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そのため、ここにあるほくろは、自分にとっての「秘中の秘」、つまり極めてプライベートな事柄に影響します。心の一番深い部分がとても繊細であることのサインだと考えてください。

この部位にほくろがある人にはとても献身的な人が多いですが、それは誰かに尽くすことで自分の存在価値を確認し、内面のバランスをとろうとするから。そうしなければ、精神状態が不安定になりやすいのかもしれません。

パートナーと深い関係性を築く恋愛やボランティア活動などが、人生の必須要素となります。


自分の背中のほくろを確認することは、鏡を使ったとしても結構難しいもの。体を見せても恥ずかしくない、信頼できる相手にチェックしてもらうのも一つの手ですよね。そして、そんな人物こそが「背中を任せられる相手」であるということ。

そんな人がいるあなたには、たとえ背中にほくろがなかったとしても、支えてくれる存在がいるということになりますよ。

監修:占術研究家 橘のえる

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橘のえる

児童書作家(三日月シズル名義)や占いライターなどのキャリアを経て、占術研究家として『一瞬ですべてがわかる指占い』(実業之日本社)を上梓。上記書籍は中国と台湾でも翻訳された。占い師としてTV番組や動画コンテンツに出演。また占い専門誌や女性誌などでも独自の占いを発表する。著書に『一瞬ですべてがわかる指占い』(実業之日本社)、『カプコン公式 戦国BASARA 31武将宿命占断』(集英社)、『キャプテン・クッキング』(集英社)、『小説版 幻獣の國物語』(朝日ソノラマ)など。