顔のなかでも下側にある「あご」。観相学では、その人の基礎的な運勢や人生の基盤となる物事について示す部位と考えられているほか、顔の一番下にあることから晩年運も司るパーツです。
よって、あごのまわりにあるほくろは、本人が無意識のうちに進もうとしている方向性、つまり自然と惹かれるものやありのままで活躍できる場所、幸運を掴みやすいジャンルなどを暗示しているとも言えます。
人生において進む道に迷ったとき、ほくろが示す運勢を「指針」の一つとして活用してみてください。
この記事では、そんな「あごのまわりにあるほくろ」の位置が示す運勢や性格をご紹介します。
【INDEX】
耳たぶの横のほくろ
耳たぶの手前に指を当てて口を開け閉めすると顎関節(がくかんせつ)があるのが感じられるはず。その関節に触れている指1本分の幅にほくろがあるかチェックしてみましょう。顔の側面なので、鏡で見る場合は少し顔を左右に向けたほうが良いかもしれません。
正面から見えないこのほくろは“秘密のパワー”をもたらします。趣味などを周囲に内緒で楽しんだり、人知れずコツコツと努力を重ねたり…。自分の世界で癒され、実力を高めるタイプです。
下あごの真ん中のほくろ
下あごの中心の、触れたときに歯茎よりも下にあるほくろ。顔のなかで最も下に位置することから、その人の「足場」や「住居」、「晩年の成功運」を暗示します。
その人を支える力の強さを表すので、このほくろがある人は部下や後輩に恵まれやすく、良きリーダーの資質をもつとも言えるでしょう。頼れる部下たちにサポートされて成功し、晩年に広い土地や立派な住まいを得るという強運の持ち主です。
下あごの左右寄りのほくろ
下あごの中心から少し左右にずれた場所は、家の横にある「倉庫」を示しています。ここにほくろがあるのは「倉にお宝が眠っている」というサイン。物置やガレージ、車庫などが開運をもたらすでしょう。
ガレージセールでの買い物も◎。古いものと縁があるので、リサイクル品やアンティークに目を向けてみるのも良さそう。また、 晩年には意外な展開が訪れる可能性が。最後まで気を抜けません!
下あごのふちのほくろ
唇の端からあごのふちまでにかけての下側の部位は、近隣や地元といった「住居の周辺」を意味します。ここにほくろがある場合、生まれ故郷や住んでいるエリア、ご近所さんとの関係などによって幸運がもたらされる運勢の持ち主。
また、地元愛が深くなりやすい傾向が。地元へのUターンで良い仕事に恵まれたり、地場産業で成功したりするケースも少なくありません。晩年は気心の知れた人たちに囲まれ、心豊かな暮らしができるでしょう。
下あご角(エラ)のほくろ
一般的に「エラ」と呼ばれる、下あごの角の位置です。観相学では、下あごの中心(「住居」の部位)から遠く離れていることから、遠方、特に海などを暗示するとされます。
ここにほくろがある場合、海外との縁深さや、住まいから遠く離れること、移動が多い運勢を示すと言えるでしょう。出張が多かったりノマドで働けたりする仕事が開運につながるタイプ。晩年になっても活発で、家でばかり過ごすというよりはあちこちで色々な活動に取り組むことになりそう。
ほうれい線の延長線上のほくろ
ほうれい線の延長線上の下あごの部分にあるほくろは、後輩や部下との関係が重要であることを示しています。いかに良き先輩、頼れる上司であるかが人生を左右することに。自分より目下の人たちとの関係が円満良好であることが、さらなる開運につながるでしょう。
ただし、部下や後輩からうとまれたり嫌われたりしてマイナスな感情をもたれた場合、不運に見舞われかねません。理想的な先輩、上司を目指してくださいね。晩年の人間関係にも影響力があるほくろなので、公私に渡って目下や年下の人たちを大切にすると吉。
ほうれい線の横のほくろ
ほうれい線とエラのちょうど中間部分は、祖先や実家を示す部位。自分の家系との縁の深さを暗示するほくろで、生まれもった資産の意味も。本人は知らないけれど、ゆくゆくは土地や財産を受け継ぐことが決まっている場合も。
晩年は運勢の基盤がとても強いので、思い切ったチャレンジをしても大丈夫。万が一、挑戦に失敗しても挽回できるはず!このほくろの持ち主は、親孝行や先祖供養が開運に繋がります。
自分自身のブランディングや晩年を見すえたライフプランを考えるときに役立つのが「あごのまわりのほくろ」です。
人とのコミュニケーションが多い賑やかな晩年を過ごしたい、大きな家に住みたい、海外で一旗あげたい…など、人生の最終的な夢があるなら、普段からメイクでその実現に役立つほくろを描き加えてみるのもおすすめですよ。
占術研究家 橘のえる