音を聞く役割を果たし「智を司る」と言われる耳と、呼吸や飲食とのかかわりから「生命の通り道」と呼ばれる首。それぞれ、体のなかでも重要な働きをする部位です。
この記事では、そんな「耳」と「首」にあるほくろからわかる運勢について、ほくろの位置別にご紹介します。耳の内側や首の側面には、自分でも気づいていないほくろがある可能性も。これを機に鏡やスマホのカメラでチェックしてみましょう。
【INDEX】
耳のほくろ
聴覚器官である耳。音による情報を取り入れる役割をすることから、観相学では「耳は智を司る」と言われます。つまり、その人の知性や知恵の働かせ方などに関係している部位なんですね。
また、メイクやヘアスタイルによって印象に変化をつけられる顔とは違い、手を加えてその見た目を変えることがほとんどできない部位でもあるため、その人の「変化しない本質的な個性」も示すとされます。
ここでは、「耳のほくろ」の位置からわかる運勢の代表的なものをご紹介しましょう。
耳のふちのほくろ
(左右どちらも)
耳の外側(ふち)にあるほくろは、その持ち主が頭脳明晰であることのサイン。ほくろの場所が上側であればあるほど、直感的でひらめきに優れた“天才肌”な傾向が強まります。
逆に、ほくろの位置が耳たぶに近いほどより論理的な性格だとされるため、ほくろが耳のふちの下側にある人は秀才タイプと言えるかもしれません。真ん中くらいの高さにほくろがある人は、その二者のハイブリッドなタイプです。
また、親や実家との縁の深さを表す部位でもあるため、ここにほくろがあるなら家族など親族からの援助に恵まれやすいはず。
耳の内側のほくろ
(左右どちらも)
耳の内側は基本的に「隠れている」場所であることから、その人の内面や自我を示す部位とされます。ここにあるほくろは、我の強さや独立心の表れ。外の世界から取り込んだ情報で内面を養い、大きな夢を育むことになりやすいです。
独立独歩の生き方で運が開けていくので、実家を離れて生活することで個性と知性が開花し、成功を掴む傾向にあります。我が道をいくタイプと言えるでしょう。
耳たぶのほくろ
(左右どちらも)
耳たぶは人徳を表す部位。仏像などを見ると、とんでもなく大きな耳たぶをしていますよね。これは、仏様が高い徳をもつ究極的な存在だから。そのため、耳たぶにあるほくろは、その持ち主が「人格者」の資質に恵まれているサインです。
周囲から人柄の良さを評価されることが多く、晩年になるほど運気が高まる傾向。若いうちは他人から利用されたり騙されたりして苦労することがあっても、最終的には財産を築ける運勢なのでご安心を!
首のほくろ
首には人が呼吸をしたり飲食したりするのに欠かせないのどがあることから、観相学では「生命の通り道」として長短や太さなどで健康運をみる部位。ほくろ占いでは首にあるほくろをその人の「生命の根幹」から出たサインとして、内面の「気質」「気性」といったものを示すと考えます。
とはいえ、ほくろがないからといって内向的だということではありません。「首のほくろ」には特定の気質を強調するパワーがあると考えましょう。
のど周辺のほくろ
首の中央、いわゆる「のど」の部分にあるほくろは“負けん気ぼくろ”。強い意志と根性の持ち主であることを示しています。逆境にもくじけず、何度でも立ち上がり目的達成まで諦めることがないでしょう。
また「のど」を使う仕事にツキがあります。歌を歌ったり声で演じたり、言葉で表現をしたりする分野で成功しやすい運勢です。
ただし、本人はそう思っていなくても自然と自己主張が激しくなりがち。周囲との折り合いが悪くならないよう、聞く耳をもつことを心がけてくださいね。
首の側面のほくろ
(左右どちらも)
首の正面にあるほくろが自己主張の強さを示すのに対し、側面にあるほくろは何でも受け入れてしまう性格を表す“お人好しぼくろ”です。たとえば、人から誘われたら気が乗らなくても断りきれないことが多いタイプ。誰にでも優しく周囲から愛される人柄ですが、そのぶん利用されやすいという危険性も…。
また、首の側面でも、シャツを着たときに襟元の近くになる位置にほくろがあるなら、衣服に関する物事で幸運を得ることが期待できます。ファッションセンスに恵まれていたり、服飾系の仕事で成功したりする人が多い傾向。
首の正面と側面の両方にほくろがある人は、本来は我が強いけれど外では引っ込み思案な“内弁慶”な性格の持ち主です。
自分ではどうにもできないことも多い個性や気性ですが、メイクでほくろを描き加えたり元々あるほくろを隠したりすることでコントロールできるかも!
気弱でいざというときに腰が引けてしまうことが多いなら、首の正面中央にくっきりとした小さなほくろを。資格取得を目指して勉強しているけれど根気が足りないと思うなら、耳たぶ近くの耳のふちにほくろを。――そんな風に色々と試してみてくださいね。
占術研究家 橘のえる