健康のためには毎晩8時間の睡眠を目指すのが望ましいということは、もはや誰もが知っていること。ただ、仕事やソーシャルライフ、そして数々の雑事で忙しい私たちが、翌朝6時に鳴る目覚ましとともに起床するため、毎晩必ず10時に眠りに就くということは、そう簡単ではない。

特に、在宅ワークで朝8時59分にベッドから出ても何とかなるという人は、寝るのがさらに遅くなりがちかもしれない(パジャマでオンライン会議に参加しても、誰もそれほど気にしない……?)。

一方、あるユーザーがTikTokに投稿したところによると、8時間の睡眠が健康に良いのは、「適切な時刻にベッドに入った場合」に限られるという。

「午前2時に就寝して10時に起床することと、午後10時に寝て翌朝午前6時起きるのとでは(同じ8時間睡眠でも)同じではない」とのこと。

これを受け、ある医師が自身のアカウントでこの投稿を紹介。TikTokで500万人、YouTubeで63万人(ともに2022年10月時点)のフォロワーを誇るNHS(イギリス国民保健サービス)の外科医カラン・ラジャンは、「実際に就寝する時刻は、睡眠の質に影響を与えると考えられる」と同意している。

これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

カラン・ラジャン医師によると、1サイクル90分の周期を繰り返す睡眠中、脳はレム(急速眼球運動)睡眠と(大脳が休息していると考えられる)ノンレム睡眠を繰り返しているが、「90分の睡眠のサイクルは(何時に寝ても)変わらないものの、ノンレム睡眠とレム睡眠の比率が変化する」とのこと。

「夜の早い時間の睡眠では、より深く、より体の回復につながるノンレム睡眠が長くなる一方、明け方になるにつれて、より眠りが浅く、夢を見ることが多いレム睡眠が長くなる」という。

つまり、ベッドに入るのが遅くなるほど、睡眠をとってもあまり回復せず、夢をたくさんみる可能性が高くなるということ!

※この記事は、医師のアドバイスや診断に代わるものではありません。自身の症状について気がかりなことがある場合は、必ず医師または有資格の医療従事者に相談してください。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

From COSMOPOLITAN UK