元アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマとミシェル・オバマの長女として生まれた、マリア・オバマ(25歳)。現在エンタメ業界で活躍しているマリアは、芸名を変更したことで注目を集めている。

新たな名でキャリアをスタート

2009年1月20日にアメリカ合衆国大統領に就任したバラク・オバマ、元ファーストレディのミシェル、長女マリア、次女サーシャの4人家族のオバマ一家。 幼い頃からメディアに出演していた子どもたちも成長し、現在マリアはハリウッドでのキャリアを積んでいる。

obama family portrait
Handout//Getty Images
2009年9月、ホワイトハウスにて。

これまで“マリア・オバマ”としてハリウッドで活躍してきたマリア。18分の短編映画『The Heart』で脚本と監督を手がけたマリアの名は、“マリア・アン”とクレジットされており、自身のミドルネームを芸名(ペンネーム)にしたことが明らかに。

オバマの姓をなくしマリア・アンと名乗ることで、新たに自身のキャリアをスタートさせた各メディアは報じている。

E!NEWS>によると、ドナルド・グローヴァー(別名チャイルディッシュ・ガンビーノ)の制作会社がプロデュースした同映画は、マリアにとって初めての監督作品であるものの、アマゾン・プライム番組『Swarm』のスタッフライターとして、すでに脚本家の実績があるとのこと。

ドナルドはマリアについて、「もうすぐ本当にいい結果を出す人だと感じている」と評価しつつも、「元大統領の娘だからといって手加減はできないよ」とも<Vanity Fair>に語っている。

“ネポベイビーだから”との厳しい声も

マリアが新たな名でキャリアをスタートさせたことに対し、ネット上では「親の名声でその仕事を手にしたのに、今はそうでないふりをしている」などといった声が上がっている。

News.com.au>によると、ウーピー・ゴールドバーグはトーク番組『ザ・ビュー』で世間の反応は残酷であるとコメント。

「彼女が“オバマ”だと知っているなら、なぜ気にする。彼女が自分を何と呼ぼうと、気にすることはないでしょう。もし彼女がジャネット・マクドナルドと名乗りたければ、名乗る権利がある。私がウーピー・ゴールドバーグになれるなら、彼女も誰にでもなれる」

ウーピーは、マリアがどんな名を名乗ろうと話題の存在になることは避けられず、それでも自分の情熱を追求する権利があり、有名な両親をもったからといって非難されるべきではないと指摘した。

celebrity sightings in los angeles january 25, 2022
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有名な親を持つ子ども、いわゆる2世セレブは「ネポベイビー(縁故主義の赤ちゃん)」と呼ばれており、有名な姓を名乗っていないセレブもいる。

有名な著作家オーガスト・コッポラを父にもつニコラス・ケイジはコッポラの姓を、俳優ジョン・ヴォイトを父にもつアンジェリーナ・ジョリーはヴォイトの姓を変更し、ハリウッドでのキャリアを積んでいる。