3月8日に、約3年ぶりとなる新アルバム『Eternal Sunshine』を発表したアリアナ・グランデ。恋愛について歌っている同作では、実の祖母であるマージョリーさんが参加している楽曲も。そんな中、マージョリーさんがとある記録を更新したことが注目を集めています。

アリアナからは、親しみをこめて「ノンナ(イタリア語で“おばあちゃん”を意味する)」と呼ばれているという祖母マージョリーさん。

過去のインタビューでもアリアナにとって大切な存在であることが度々語られてきたほか、最近も「ノンナと過ごしている時は、いつも会話を録音しているんです。面白いし、急にどんなことを言い出すか想像ができないから」と明かしていたばかり。

2015年撮影。フランキー(写真左)とアリアナの間にいるのが祖母のマージョリーさん。
Kevin Mazur/AMA2015//Getty Images
2015年撮影。フランキー(写真左)とアリアナの間にいるのが祖母のマージョリーさん。

また、録音したマージョリーさんの音声を楽曲内でも使用しており、2014年には「Bloodline」で、2019年には「Daydreamin'」フィーチャリングされており、新作アルバムの最後に収録されている楽曲「ordinary things (feat. Nonna)」でも、マージョリーさんと友人による30分間の会話の一部が使用されているという。

98歳であるマージョリーさんが共同作者としてクレジットもされているこの曲は、ビルボードのHot100チャートで55位にランクイン。これにより、当時96歳の一般男性フレッド・ストボーさんが「Oh Sweet Lorraine」で保持していた記録を更新することに。

「ordinary things (feat. Nonna)」のエンディングで、「帰宅した彼を見ると、太陽の光を見るかのような気持ちになっていた」「喧嘩をしなかったわけじゃない。それは乗り越えられることよ」「彼女にも言ったように、絶対におやすみのキスをしないまま寝ないことよ。それが最もしてはいけないこと。それができなかったり、するけどしっくりこないのであれば、そこはいるべき場所じゃないってことよ。逃げて」と話している、マージョリーさん。楽曲は、アリアナの笑い声で終わっている。

亡き夫や恋愛について語っているこの音声は、今回のアルバムの一曲目「intro(end of the world)」にある「自分にとって正しい恋愛関係なのか、どうすれば分かるんだろう」というアリアナの問いに答える内容となっている。