2024年1月14日（現地時間）、デンマークのマルグレーテ女王が退位し、長男のフレデリック皇太子がフレデリック10世として国王に即位しました。
デンマークはこの日祝賀ムードに包まれ、フレデリック新国王は妻のメアリー王妃とともに宮殿のバルコニーに登場してキスを交わしました。また、クリスチャン皇太子（18歳）、イザベラ王女（16歳）、そして双子のヴィンセント王子＆ヨセフィーネ王女（13歳）の4人の子どもたちもバルコニーに姿を現しました。
そして王室は1月19日（現地時間）、フレデリック新国王夫妻、フレデリック新国王夫妻とクリスチャン皇太子、そして一家全員という3つのファミリーポートレートを公開しました。
デンマークの新国王夫妻
父の国王即位を受け、クリスチャン皇太子は新たな王位継承者となりました
デンマークのロイヤルファミリー。左から、イサベラ王女、クリスチャン皇太子、フレデリック国王、メアリー王妃、双子のヴィンセント王子とヨセフィーネ王女
デンマークでは、英国のように正式な戴冠式や祝賀式典はありません。マルグレーテ女王が退位宣言書に署名した後に、メッテ・フレデリクセン首相がクリスチャンスボー城のバルコニーから新国王の即位を宣言しました。
デンマーク王室のウェブサイトには、次のように書かれています。
「国王の即位を宣言する伝統は、古くから全国各地のランスティング（郡議会）や公開集会で国民に向けて発表されていたことに由来します。当初は、信頼できる公務員が国の四方に向かって高らかに即位を宣言していたため、すべての人の耳に届いていました。現在は、宮殿のバルコニーから行われるため、担当する首相は玉座に向かってではなく、国の三方に向かって宣言をします」
2024年1月14日に国王即位を宣言された、デンマーク国王フレデリック10世
首相が国王の即位を宣言した後、フレデリック新国王はバルコニーから短いスピーチを行い、次のように述べました。
「私の願いは、未来に向けて国をひとつにまとめる国王になることです。これは私が人生を通じて待ち望んできた役割です。私は敬意と誇りと大きな喜びをもって、この職務を担います。託された役割を遂行し、やり抜くためには苦心することもあるでしょう」
「私には、最愛の妻、家族、国民の皆さん、そして私たちよりも偉大な存在からのサポートが必要です。デンマーク王国のために、私はひとりではないということを心に留めながら未来に立ち向かっていきます」
※本記事は、Hearst Magazinesが所有するメディアの記事を翻訳したものです。元記事に関連する文化的背景や文脈を踏まえたうえで、補足を含む編集や構成の変更等を行う場合があります。
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