1990年代から活動を続け、『Funkdafied』などを代表曲に持つ人気ラッパーのダ・ブラット(Da Brat)。女性ソロラッパーとして史上初のミリオンを成し遂げたことでも知られる彼女は、キャリアや信条を守るために自身のセクシャリティについては伏せながら活動を続けてきた。

そんなダ・ブラットが、女性と交際していることを明かしたのは2020年のこと。そして最近になり、現在は妻であるその女性との子育てを決意し、妊娠したことを発表。

精子バンクを利用し、妊娠へ

カミングアウトのきっかけとなった当時のパートナーで、ヘアケアブランドのCEOとして活躍するジェシカ・ハリス・デュパート(41歳)と、昨年2月に結婚式を挙げたばかりのダ・ブラット(48歳)。

二人は、<People誌>の独占インタビューに対し、ダ・ブラットが妊娠したことを発表。精子バンクを利用し、匿名のドナーによるものを選んだという。

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ジェシカにはすでに過去のパートナーとの間に3人の子どもがいる一方で、ダ・ブラットにとっては今回が初めての妊娠。 ダ・ブラットが話したところによると、これまでの人生計画に“子育て”はなかったのだそう。

「素晴らしいキャリアがあり、すでに満たされた人生でした。妊娠や出産は、私には起こり得ないことなのだと思っていました。でも、(ジェシカと出会って)人生観が変わったんです。無償の愛を注げる存在を、二人で育みたいとおもうようになったのです」

それでも、当初は自分自身が妊娠をすることは考えていなかったというダ・ブラット。ジェシカが卵子採取後に体に不調が表れたため、ダ・ブラットが妊娠することに決めたそう。

ダ・ブラットの妊娠について、妻のジェシカは<E! News>の取材に対して次のように話している。

「私から見て、彼女は非常に母性本能が高いと思うんです。だからこそ、彼女にも妊娠・出産を経験してもらいたいと感じていました」

妊娠発表までは、簡単な道のりではなかったという二人。ダ・ブラットは胚移植の前に子宮筋腫とポリープ切除の手術を受け、さらに一度は流産も経験。「40代女性の体について、多くのことを学びました」とも話している。