映画『トワイライト』シリーズや『ハリー・ポッター』シリーズへの出演で知られる、俳優のロバート・パティンソン。 2022年に公開された『THE BATMAN ―ザ・バットマン―』では、豪快なアクションを披露したことでも話題になりました。

様々なヒット作に出演し、吸血鬼から優等生、ヒーロー役までをこなすロバートが、過去に役作りのために行ったダイエットや、ハリウッドで俳優たちに向けられるプレッシャーについて告白。

求められる男性像に近づくため…

これまで映画業界から突きつけられてきた“美の基準”について、正直に語ったロバート。実際に過去に、ゆっくりと体が蝕まれるようなダイエットを余儀なくされたといいます。

London Evening Standard誌>の取材に対し、ハリウッドが男性俳優にある種の外見を求めることについて「おかしなことだ」と語り、このプレッシャーによって不健康な状態に陥ってしまう人が多いことについて話しました。

「たとえばカロリー摂取量を気にしていただけだとしても、それは非常に中毒性の高いものです。手遅れになるまで、それがどれほどゆっくりと体を蝕んでいっているのかに気がつかないのです」

個人としては、自分のボディイメージ(体の在り方)について悩んだことはないというロバート。一方で、役づくりのために様々なダイエットを試す必要があったことも明かしています。

そんな彼は現在、無理なダイエットではなく、健康的な生活のために「コンシステンシー(異なる状況であっても同じ食事パターンをとること)」を試しているんだそう。

"twilight" press conference
Vera Anderson//Getty Images
2008年頃撮影のロバート・パティンソン。

映画業界に存在するプレッシャー

映画業界において、ボディ・イメージに対するプレッシャーが存在していることは、これまでにも数々のセレブたちが明かしてきたこと。たとえば最近では、 <VOGUE アメリカ版>の取材に対し、フローレンス・ピューがその一端について告白しています。

「ハリウッドの女性、特にハリウッドの若い女性たちは、必要なチャンスを手にするために、あらゆる方法で自分を追い込んでいます。というのも、今までそれが当たり前だったからです」
「キャリアの初めの頃、私が“理想のボディ・イメージ”とは違ったのは、そのような風潮に従わなかったからです。このような行動は人々、特にハリウッドにいた人たちを困惑させたと思います。(中略)私は間違いなく、ハリウッドや映画業界のそういう側面に足を踏み入れたと思います。」
"don't worry darling" red carpet 79th venice international film festival
Ernesto Ruscio//Getty Images

「“外見的に素晴らしく”見せるための減量による役づくりはしない」と話しているフローレンス。その代わりに、「このキャラクターはどんな生活を送っているんだろう」「普段は何を食べているんだろう」と自問自答しながら、役づくりをしていると言います。

※この翻訳は抄訳です。
Translation: Risa Tsubakihara
COSMOPOLITAN UK