Netflixドラマ『アンブレラ・アカデミー』や、映画『JUNO/ジュノ』『インセプション』などで知られ、2020年12月にトランスジェンダーであること、そしてエリオットに改名したことを公表した俳優のエリオット・ペイジ(34歳)。乳房切除の手術を経て、見事に割れたシックスパックを披露したことがSNSで大反響を呼ぶことに。

カミングアウトの際には、トランスジェンダーであることを告白できることを「幸せに思う」と語っていたエリオット。投稿後わずか24時間で約200万件もの「いいね!」を獲得したという話題のセルフィーがこちら!

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「ああよかった、新しいスマホはちゃんと機能しているみたい」

見事に割れたシックスパックはもちろん、まるでスマホの機能をチェックするためだけに何気なくセルフィーを撮ったかと思わせるような、照れ隠しやジョークが垣間見えるキャプションも素敵。

コメント欄には、「王子様」「セクシー」などといったファンからの称賛の声に並び、ハートの顔文字で反応したウィロー・スミスや、「Omg(オーマイガー!)」と絶賛したジュリアン・ムーアを筆頭とするセレブたちのコメントが寄せられました。

そんなエリオットですが、2021年3月、<タイム誌>とのインタビューでは、「自分の写真を見るのが辛かった」と過去の悩みを吐露。

自分が映る写真を見ることはおろか、弱冠20歳でアカデミー賞主演女優賞ノミネートを果たした映画『JUNO/ジュノ』など、フェミニンなキャラクターを演じた作品すら観ることができなかったと語っていました。

「俳優なのに、レディース用のTシャツを着るだけで気分が悪くなってしまうんです。これをどのように説明すればちゃんと伝わるのか、わかりませんでした」
「必ずしもすべてのトランスジェンダーの人が望んでいるわけではないけれど、乳房切除の手術は、人生を変えるものでした」
「トランスジェンダーで、クィアであることを誇りに思います。自分らしく生きれば、夢が膨らみ、心がはぐくまれ、成功するのです」

乳房切除の手術を経て、エリオットが上半身裸の写真をInstagramに投稿したのは、実はこれで2回目。2021年5月には、「トランスであることの喜び」「トランスは美しい」というタグと共に水着姿を披露したことも。

エリオットの生き生きとした姿や、多様な生き方をエンパワーする言葉たちに勇気づけられた人は少なくないはず。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:YUUMI IKEUCHI

COSMOPOLITAN