映画『JUNO/ジュノ』や『インセプション』などで知られ、昨年12月にトランスジェンダーであることを公表した俳優のエリオット・ペイジ。そんなエリオットがInstagramへ水着姿を投稿したことに大きな反響が集まった。

今年3月、エリオットは『TIME』でのインタビューで、上半身の性別適合手術を終えたばかりであることを明かしており、5月24日(現地時間)には、トランクス水着をはいた自身の写真をInstagramに投稿!

instagramView full post on Instagram
「トランスジェンダーベイビーの初めてのトランクス水着 #transjoy(トランスジェンダーの喜び)、#transisbeautiful(トランスジェンダーは美しい)」

この投稿には、歌手のマイリー・サイラスやドラマ『アンブレラ・アカデミー』の共演者ジャスティン・コーンウェル、ジャスティン・H・ミンなど、多くのセレブたちからもコメントが集まった。

今年4月の『Vanity Fair』のインタビューでは、子どもの頃から自分は男の子であると知っていたと話したエリオット。

「トランスジェンダーの人々のストーリーは全て大きく異なります。私のストーリーは、自分一人のものです。私は小さな子どもだった頃から、100%男の子でした。赤ちゃんだった頃から、自分は男の子だとわかっていたんです」
「もしその頃の自分と話せるならば、自分が思っている、感じている、知っている通りだと伝えてあげたいです」

そして今、本来の自分になることができた喜びと、以前との違いを説明した。

「シンプルに言い過ぎかもしれませんが、心地いいんです。自分が“ただ存在することができる”という違いを感じています。一日一日だけでなく、一瞬一瞬を」

またこのすぐ後には大物司会者オプラ・ウィンフリーとも対談。これらのインタビューを受けたのは、自分のプラットフォームを使って、トランスジェンダーへの偏見と闘い、権利向上を目指すためだと話していた。

生き生きしたエリオットの現在の姿や言葉に勇気付けられた人も多いはず。どんな人にとっても、生きやすい世の中が来ることをこれからも願いたいですね。