待望のニューシングル「Easy On Me」を10月15日にリリースすることを発表した歌手のアデルが、史上初、イギリスとアメリカの両国で『VOGUE(ヴォーグ)』の11月号の表紙に抜擢。5年ぶりにインタビューを受け、自身のボディイメージや、45キロも減量した本当の理由について告白しました。

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アデルと言えば、2019年のクリスマスにInstagramに投稿した一枚の写真がきっかけで、「激やせした」という噂が拡散。見違えるほどの変貌に、ファンやメディアから大きな注目が集まりました。

今回、『VOGUE(ヴォーグ)』とのインタビューでは、あれからこの2年間で合計100ポンド(45キロ)もの減量を遂げたことを告白。その方法はずばり、エクササイズだったそう。

さらに、「不安障害」が根底にあったため、エクササイズの目的は体重を減らすことではなく、あくまでも自身のメンタルヘルスの改善に集中するための手段だったと吐露。

「自分のマインドを正すため、何かに夢中になる必要があったんです。たとえば編み物でも良かったのかもしれませんが、私の場合は違いました」
「運動をすれば、気分が良くなりますよね。決して体重を減らすためではなく、自分自身が強く、毎日スマホを触らずに過ごせるようになるためでした」

モチベーションを維持するため、新しいワークアウトを取り入れたり、同じことを繰り返しすぎないように有酸素運動とウェイトトレーニング、無理のないエクササイズなど、複数の運動パターンを切り替えていたそう。

「朝はウェイトトレーニング、午後はいつもハイキング、あるいはボクシングをして、夜に有酸素運動をします」とし、「私はトレーナーと一緒にやっているけれど、多くの人が真似できることではない」とコメント。

また、自身のライフスタイルを公の場で語らなかった理由を、「大衆から自分の体の“所有権”を取り戻すため」とし、次のように強調しました。

「私の体は、12年間も大衆から指摘されてきました。そして今は、私が“ダイエットの秘訣”を共有しなかったことに、ショックを受けている人がいます。Instagramですべてをさらけ出す人が多いことから、見る側もそれに慣れてしまったんでしょうね」
「また、私の立場にあれば、多くの人がダイエットブランドと手を組んだはずです。でも私は、そ​​こに魅力を感じませんでした。これは自分のために行ったことで、ほかの誰のためでもないのに、どうしてシェアしないといけないのでしょう? この体は誰のものでもなく、私のものなのです」

あいにく、減量の背景をプライベートに保ちたいというアデルの意思は尊重されず、“ダイエットの秘訣”を巡るフェイクニュースや、あらゆる憶測が出回ったそう。

たとえば、多くのトレーナーや栄養士が、アデルのような体を手に入れるためのコツを商業目的で宣伝したという。しかしアデルは、「そのすべてがフェイク」だと指摘。

「人生で一度も会ったことのない人たちが、『自分がアデルのトレーナーだった』と言い張るんです。気味が悪いし、信じられません」

続けて、アデルが実践したと噂されていた「インターミッテント・ファスティング(断続的な断食)」についてもきっぱりと否定。

「私はダイエットなんてしていません。インターミッテント・ファスティングどころか、何もしていないんです。むしろ、一生懸命動いているので、以前よりもたくさん食べています」

さらに、「原因は離婚にあり、見返すために『リベンジ・ボディ』を手に入れた」という噂を払拭するべく、「 『リベンジ・ボディを手に入れろ』ですって? なんてこと…腹が立ちますね」と笑い飛ばす場面も。


これまでの憶測を一蹴し、自身のメンタルヘルスのためにワークアウトをしたという新事実を明かしたアデル。沈黙を破って伝えた、「自分の体は自分のモノ」というメッセージに背中を押された人は多いのではないでしょうか。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:YUUMI IKEUCHI

COSMOPOLITAN