薬物依存症や摂食障害などの経験を経て気づいた“自己愛”の大切さを発信している、アーティストのデミ・ロヴァート(28歳)。昨年末に彼女がトレードマークとなっていた長い髪をばっさり切った際には、Instagram上でも140万以上の「いいね」がつくなど話題を呼んでいたけれど、実はその背景に大きな心境の変化があったよう。

ロングヘアやミディアムヘアでいることが多かったデミが、思い切ってベリーショートにしたのは昨年11月のこと。そのときは後ろやサイドを刈り上げ、トップの部分はブロンドに染めていた。

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それからしばらくして、トップをさらに短く切り、ピンク色に染めたデミ。

そんな大胆なイメチェンをしたデミがトーク番組『エレンの部屋』に出演したところ、真っ先にヘアスタイルの話題に。そこでデミは、髪を切るに至った心境について吐露。

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Demi Lovato on Revealing Her Darkest Struggles in Hopes of Helping Others
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「11月に切ったんだけど、今はすごく解放された気持ち。自分らしくなったとも思う。それまでは、自分の髪の毛の後ろに隠れていたから。摂食障害の治療をしていたことは前にも話したことがあるけど、過去の私は髪の毛を盾にしていたし、髪の毛で体を隠してた。
だから最近自分と向き合っていく中で、『ずっと手放せなかったものの中で、私が断ち切らなくちゃいけないものって何だろう』って考えたんです。それが、髪の毛だった。今はとにかく自分らしいと感じています」

昨年のインタビューでは、過食症と闘ってきたことについて話していたデミ。「これまでの数年間、自分は摂食障害を克服しつつあるんだと思い込んでいたけど、全然そうではなかった」と話し、当時は週6日、多いときには1日に3回もジムに通っていたという。そして、その影響で2018年の薬物過剰摂取が起きたと考えているとも明かしていた。

薬物過剰摂取の真相を明かすドキュメンタリーが公開へ

2018年7月には自宅で意識を失い、病院へ緊急搬送されたデミ。一命を取り止めたものの、心臓発作や3度の脳卒中を経験し、後遺症で今でも一部見えない箇所があるんだそう。

そんな薬物過剰摂取についての真相や、その後に起きた出来事などをデミ自身が包み隠さず話したドキュメンタリー番組『Dancing With The Devil(原題)』がYouTubeで来月公開となる。

『エレンの部屋』では、同ドキュメンタリー番組についての想いを語る一幕も。

「完璧な人間などいないんです。だから、間違いを犯さない人間はむしろロールモデルにはなれないと思います。深く暗い苦悩を乗り越えた人間をロールモデルとし、そんな人たちを見て私たちは多くを学ぶんだと思う」
「それと、あの出来事の真相と、私がどのように乗り越えたかを伝えたかったんです。そして、こうして私が話すことが他の誰かの為にもなることを願っています。大変だったけれど多くのことを学べたから、みんなとシェアできるときが楽しみです」
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Demi Lovato: Dancing with the Devil | Official Trailer
Demi Lovato: Dancing with the Devil | Official Trailer thumnail
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