人気歌手のデミ・ロヴァートは先日、自身の4部作ドキュメンタリー『Demi Lovato : Dancing with the Devil』がYouTubeで3月23日に公開されることを発表。同作内でデミは、10代の頃に受けた性的暴行について告白しており、当時の自分にどのように影響したかを明かした――。

毎年3月にアメリカ・テキサス州で開催される「サウス・バイ・サウスウエスト」で早期上映された同作。<Variety>によると、デミが性的暴行を受けたのは、ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『キャンプ・ロック』に出演していたときのこと。 彼女は自身に性的暴行をした人の名前を伏せており、悲痛なことにその後も定期的に行為をするよう求められたという。

同作品内でデミは、その人物は同じエンタメ業界にいたことを示唆し、当時をこう語った。

「私たちは付き合っていたけれど、『もうこれ以上はしたくない。私は処女だし、こんな形で失いたくないの』と伝えました。けれどそんなことはお構いなしに、行為をさせられたんです。私はその出来事を受け入れて、『彼と一緒に部屋へ行った私が悪い』と自分に言い聞かせていました」
「この性的暴行の話を誰かにしても、彼らは困ることもなければ作品から降ろされることもなかった。言うべきことはあったけれどずっと黙ってきました。正直口を開くことに疲れてしまったんだと思います」
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また同作品の中で、アルコールとドラッグとの闘いについても率直に語ったデミ。三度の脳卒中を引き起こし、「もうほんの数分しか生きられない」と医者に言われてしまうほど生死をさまよう状況を経験したそう。そして過剰摂取の結果、彼女は読解力や集中力、そして運転技術にも影響を与え、後遺症に悩まされているとのこと。

最近、自身のInstagramで同作品の予告編を公開し、キャプションには「もうすぐ公開される#DemiDWTDは、信じられないくらい私の心の中を表現している」と綴り、デミのありのままの姿や心の内が明かされる内容となっていることが伺える。

同作品では、自身が経験したことをすべて語ったというデミ。勇気を持って自身の辛い過去を明かした彼女は、同じ経験をした女性たちの心に寄り添うこととなってくれるはず。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARISA ISHIMOTO

COSMOPOLITAN UK

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