パーティや夜更かしが楽しみなシーズンが近づくと、例年ひとつの注目すべきトレンドが浮上。パンデミック中はフェザーをあしらったパジャマ風スタイルが流行しましたが、2022年はカットアウトドレスの年となりました。
では、2023年はどんなトレンドが待っているのでしょうか? <エル イギリス版>がレポートします。
シアー素材がビッグトレンド!
その答えはズバリ「シアー」。2023年秋冬コレクションでは、「ネンシ ドジョカ」や「ジャックムス」、「ジ・アティコ」といった多くのブランドのランウェイに透け感たっぷりのLBD(リトル・ブラック・ドレス)が登場し、夜のお出かけでインパクトを与えたいときにぴったりなルックを提案しました。
いっぽうで、「ミュウミュウ」では図書館司書を思わせるポルカドットのペンシルスカートやドレスでこのトレンドが取り入れられ、「レイ(Raey)」では、ボーイッシュなボクシーシルエットのアイテムにシアーなシルクを用いていました。
とはいえ、ランウェイやレッドカーペットで起きていることが、現実世界で必ずしも同じとは限らず、ビッグトレンドがそのまま私たちのワードローブに反映されるわけではありません。ファッションのファンタジーは常に私たちを魅了しますが、やはり“実際に着用できるかどうか”が最終的に重要になります。
では、私たちがシアーなトレンドを上手に取り入れるにはどうしたらいいのでしょうか。幸いにも、肌をさらけ出しすぎることなく、このルックをマスターできる賢いスタイリングアイデアがいくつかあります。2024年春夏も引き続きブーム間違いなしのシアー素材を失敗せずに取り入れるちょっとしたコツをお届けします!
【ルール1】賢いデザインをチョイス
シアーなアイテムに挑戦する際の最大の課題は、その下に何を着るかということ。なかには、この難問を解消するために考え抜かれたデザインになっているものが。
パネル状の生地や切り替えがうまく配置されていて、ストラップレスのブラやニップレスを使う必要のないものを探してみると簡単。
【ルール2】90年代風ミニマル
「セクシーなもの」と「セクシーでないもの」を組み合わせるのは、昔からあるスタイリングのコツ。それにより全体がバランスよくまとまり、様々な場面に対応できるルックに仕上がります。
“ネイキッドドレスの守護聖人”であるケイト・モスが長年体現してきたように、露出度の高いスリップドレスには、セクシーさを感じさせないベーシックなアンダーウェアを合わせるのが正解。初心者にはハイウエストショーツを、セクシー全開で行きたい人にはシームレスな90年代風Tバックがおすすめ!
【ルール3】クリエイティブに重ねて遊ぶ
パーティシーズンの腕の見せどころは、シアーなアイテムを重ね、過度に露出せずセクシーさをにじませる技術の有無にかかっています。例えば、タイツとタイトなショーツの上にビジュー装飾付きの透けるペンシルスカートを重ねたり、ボディスーツの上に繊細なクモの巣のようなドレスを重ねたり、クリエイティブに楽しんでみましょう。
さらにインパクトを求めるなら、テーラードパンツの上にシアーなチュールドレスを着てみたり、ローライズジーンズにスパンコールがあしらわれたシアーなミディドレスを重ねたり、透け感をいかした大胆な着こなしを。
挑戦してみたいものの迷いがある人は、シアーなドレスやトップスの上にオーバーサイズのジャケットを羽織ってみたり、ソックスやグローブなど小物で取り入れたりするのもトレンドっぽい!
From ELLE UK