ファッションは必ずしも実用性が最優先されるものではない。おしゃれが好きな人ほど、ときに快適さを諦めることも。では極寒の真冬に、暖かさもキープできるようなアイテムがトレンド入りしているとしたら?

実はいま、ブランケットのようなビッグサイズのマフラーがカムバックを遂げており、2024-25年秋冬コレクションのストリートスタイルでも取り入れられるなど、文字通りこの冬最も“ホット”なトレンドとなっている。

ここでは、UK版『コスモポリタン』のファッションチームがこのアイテムについて徹底解説。

a person wearing a coat and sunglasses
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寒い季節の着こなしにおいて、マフラーは大きければ大きいほど◎。凍てつくような寒さが続く冬を乗り切るには、オーバーサイズのステートメントマフラーに勝るものはない。

ファッションアイコンとしても注目されている、シンガーのデュア・リパを参考に、いまこそ取り入れるべきタイミングといえる。

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「私はレイヤードスタイルが大好きですが、お気に入りのブランケットマフラーと、オーバーサイズのコートを組み合わせても、決してだらしなく見えないのでおすすめです」とUK版『コスモポリタン』ファッションチームのトレズ・ヒルマンは語る。

「『アクネ ストゥディオズ』や『エイソス』などのブランドなら、むしろルックを格上げしてくれます。いつも同じように見えてしまうオフィスコーデに飽きてきたら、ぜひこのマフラーを取り入れてみてください」

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ブランケットマフラーは、色や素材、柄の選択肢が豊富なだけでなく、ベーシックな着こなしを華やかにしてくれる役割も。パリやコペンハーゲンのストリートスナップでもたびたび登場していて、特に寒さに弱い人にぴったりのトレンドになりそう。

「冬が到来するたびに、レニー・クラヴィッツが巨大なマフラーをまとったミームを目にしますし、私も熱心にシェアしています」と話すのは、同じくファッションチームのコートニー・スミス。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

「サンローランの2023-24年秋冬コレクションで披露された、パワーショルダーのオーバーサイズジャケットに、タータンチェックの大判マフラーを重ねたルックは、見ているだけで温もりを感じました」

saint laurent  runway paris fashion week womenswear fall winter 2023 2024
Peter White//Getty Images
「サンローラン」2023-24年秋冬コレクションより

ただし、スミスがこのトレンドを取り入れるのは難しいとのこと。「暑がりの私は、あれほど大きな布を首に巻きつけると想像しただけで、体温が上がって汗だくになってしまいそうです。実用性の面でも、『このマフラーを巻いて自転車で駆け抜けることができるか?』『朝のバスや電車に時間ギリギリで乗るためにダッシュできるか?』と心配になります」と補足。

暑くなりやすい人や、移動が多い人には注意が必要かもしれない。

From COSMOPOLITAN UK