イスラエルとパレスチナの紛争が激しさを増すなか、パレスチナ出身の父を持つベラ・ハディッド(24)はSNSを通じて、「パレスチナ人の権利を認めてほしい」、「この問題への関心を高めてほしい」などと訴えてきました。

ベラと姉ジジ、弟アンウォーの父モハメドは、第一次中東戦争(パレスチナ戦争、1947~49年)をきっかけにアメリカに移住したパレスチナ難民。

ベラは5月16日(現地時間)、パレスチナとの連帯を示すためにNYで行われた抗議デモに参加。パレスチナの国旗を掲げ、「パレスチナに自由を」とシュプレヒコールを上げる自身の写真などをシェアしました。デモにはドラマ『ポーズ』で知られるインディア・ムーアも一緒に参加していたそう。

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しかし、このベラの投稿がイスラエル政府からの非難を招く事態に。イスラエル外務省は公式Twitterで、「ベラ・ハディッドのような著名人が、ユダヤ人たちを海に投げ込めと主張するのは、ユダヤ人国家の排除を提唱するのと同じことだ」とベラを批判。「恥を知れ」と厳しい言葉を投げつけました。

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ベラはイスラエルのこの投稿に対し、直接的には何もコメントをしていません。ただ、ベラはこれまで、パレスチナ自治区ガザに対するイスラエル軍の攻撃で市民が命を落としていることを伝えるニュースなどをシェアしており、感情的なコメントも投稿しています。

ベラは自身のフォロワーたちに、この地域で起きている紛争について「知ってもらいたい」とコメントするとともに、過去も現在も、イスラエル政府とそのパレスチナ人に対する対応を非難したことはないと主張。反ユダヤ主義の考えも持っていないと述べています。

そして、パレスチナのためにこうして声を上げているのは、ベラだけではありません。姉のジジもまた、彼女を「反ユダヤ主義」だと非難する人に対し、Instagramで応答。「反ユダヤ主義を非難します」「パレスチナの人々に平等な権利が与えられることを望みます」とコメント。

ジジのパートナーでワン・ダイレクションの元メンバー、ゼイン・マリクもまた、Instagramに次のように投稿しています。

「パレスチナの人々を支持し、植民地化に抵抗する彼らとその人権の保護をサポートします。終わらせなければならない。パレスチナに自由を」

※この翻訳は抄訳です。

Translation:Hearst Contents Hub

From: ELLE JP