朝起きて鏡を見た途端、巨大なニキビができているのに気づいてテンションが下がった経験のある人は多いはず。そこで知りたいのが、ニキビの正しい対処法。
デヴォンシャークリニックでコンサルタント皮膚科医兼皮膚外科医を務め、「ロンドン・メディカル・コンシェルジュ」所属メンバーでもあるコナル・ペレット医師が、急にできたニキビの扱いについてアドバイスをくれました。<Good Housekeeping>からお届け。
するべきこと
1.氷を用意する
「外出の予定がある場合、氷か砕いた氷を布に包み、ニキビに優しく当ててください。氷には腫れ、赤み、痛みを和らげる効果があります。さらに患部の毛穴を引き締めてもくれます。必ずしもニキビがなくなるわけではありませんが、見た目を目立たなくさせることはできます」
2.過酸化ベンゾイルを使う
「軽度のニキビや生理中の肌荒れを緩和する市販薬は多く出回っています。私はニキビの原因となるバクテリアを殺菌し、余分な皮脂を除去する過酸化ベンゾイル入りの軟膏をオススメします」
3.水をたくさん飲む
「水をたくさん飲んでください。基本的なアドバイスに思われるかもしれませんが、水は体内の有毒物質を排出させます。水分補給をすると肌の中のバクテリアが排出されるので、やがて良い効果が実感できるでしょう」
やってはいけないこと
1.ニキビを潰す
「今にも膿が出る寸前という場合でない限り、ニキビを潰してはいけません。最悪の場合には傷がずっと残ってしまう可能性があります。ニキビは放っておけば3日から1週間程度で治るものです。乱暴に潰すと何週間も続いたり、さらなる炎症を引き起こしたりしかねません」
2.洗顔し過ぎ
「1日に1回以上洗顔すると、肌が乾燥してしまう可能性があります。すると皮脂が過剰に分泌されるので、自分ではさっぱりしたつもりでも、逆に肌が皮脂まみれになってしまい、毛穴が塞がれ、さらにニキビが増えてしまうのです」
3.角質を落とす
「1週間に数回以上角質を落とすと、洗顔のし過ぎと同じような影響が出ます。スクラブ剤は気をつけないと白ニキビを破裂させてバクテリアを顔全体に広げたり、ニキビの炎症を引き起こしたりしてしまいますので、慎重に使ってください」
4.ハミガキ粉をニキビに塗る
「このような民間療法を信じ込まないでください。ハミガキ粉、香水、卵白などにはニキビを治す効果はなく、かえって悪影響を及ぼします。できることはすべて試したいという気持ちは分かりますが、医師や皮膚科医が勧める、効果が実証された軟膏や治療薬のみを使いましょう」
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: Rubicon Solutions, Inc.