じわじわと注目を集めているプルーンシードオイル(プラムオイル)。実は、プラムから抽出したプルーンシードオイルは、天然の美容成分がたっぷり入った優れもの。
今回は、プルーンシードオイルのメリットと効果、使い方を専門家に聞きました。
【INDEX】
プルーンシードオイルの効果
美容皮膚科医のグリーン医師によると、プルーンシードオイルには、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEといった抗酸化物質が豊富。下記のようなエイジング対策と抗炎症作用に期待ができるそう。
- 保湿
- 皮脂バランスの調整
- 皮膚細胞のターンオーバーの促進
- フリーラジカル(しわやシミの原因)によるダメージからの保護
また、日焼けによるシミや小じわを減らす「オレイン酸」や皮膚を和らげる「リノール酸」などの重要な脂肪酸も含まれています。
プルーンシードオイルをおすすめする肌質
オイルは、毛穴悩みやニキビを悪化させる…というイメージを持つ人が多いけれど、プルーンシードオイルはむしろ逆。年齢が気になる肌や乾燥肌だけではなく、オイリー肌にもおすすめできるそう。
コエストラインさんによると、軽くてさっぱりした使い心地と肌なじみの良さにより、プルーンシードオイルが毛穴を詰まらせることはあまりないと言います。
実のところ、皮脂の生成を調整したり、正常な皮膚の剥離を促したりするリノール酸とオレイン酸は、脂性肌には最適。グリーン医師によれば、プルーンシードオイルには皮脂の過剰な分泌を抑える効果もあるため、ニキビの最大の原因を取り除くことにも◎。
とはいえ、肌質はそれぞれちがうため、アレクシアデス医師は、ニキビ肌の人は使用を控えることを推奨。少なくとも顔中に塗る前に、パッチテストをした方がいいとアドバイスします。
パッチテストの方法
パッチテストをするときは、腕の内側に1円玉ほどの量の製品を24時間つけておき、発疹、赤み、炎症などの反応が出るかどうかを確認しましょう。
もし、肌に変化が起こったり、ニキビが増えたりするようなことがあれば、プルーンシードオイルはあなたには合っていない、ということ。代わりにローズヒップオイルやホホバオイルなどを試してみるのもいいかもしれません。
プルーンシードオイルの使い方
貴重なオイルを毎回顔全体に塗る必要はないので、数滴でOK、というのが専門家の意見。ピュアなプルーンシードオイルを使う場合は、美容液の要領とタイミングでつけましょう。
コエストラインさんは、保湿液にオイルを数滴加えて使う方法もおすすめします。
プルーンシードオイルを使ったヘアケア
プルーンシードオイルは、肌だけではなく、髪にもメリットが。
特に、ヘアカラーや熱ダメージなどで乾燥し、傷んだ髪に最適。シャンプーとコンディショナーの後、湿った髪の毛先にプルーンシードオイルをつけて保湿し、熱によるダメージから守ることでまとまりのある髪に。
さらに、リノール酸とビタミンEが豊富なので、乾燥した頭皮にうるおいを与え、整える効果もあるとアレクシアデス医師は解説します。
まとめ
地味な存在だと思っていたプルーンシードオイルは、実はビタミンや脂肪酸が豊富で、抗酸化作用、アンチエイジング効果、抗炎症効果を持つ優れもの!
肌や髪にうるおいを与える軽いつけ心地のスキンケアを探しているなら、プルーンシードオイルを試してみるのもいいかもしれません。
監修者
- マクリーン・アレクシアデスさん(皮膚科医・Macrene Activesの創設者)
- ミシェル・グリーンさん(美容皮膚科医)
- クルーパ・コエストラインさん(化粧品化学者・KKT Consultantsの創設者)
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:mayuko akimoto
COSMOPOLITAN US