ローズヒップオイルが肌にいい理由と、効果的な使い方

キャサリン妃やミランダ・カーも愛用しているローズヒップオイルについて知っておきたいこと

By Brooke Shunatona公開日:2022/03/02

,//Getty Images

US版「コスモポリタン」のライター、ブルック・シュナトナはセレブが愛用する美容品をつい買ってしまうのだという。それは、セレブがスキンケアの分野の専門家だと思っているからではなく、最高の皮膚科医や美学者、そして製品のテストに精通しているから。何年か前には、英国王室のキャサリン妃のお気に入りの美容品の1つだと知ったことで、よく確かめもせずにローズヒップオイルを購入したという。もちろん、セレブが薦める商品の全てが自分にも適しているとは限らないが、ローズヒップオイルはどうだろう。

ローズヒップオイルは、バラの実と種子から採れるオイル。ブルックが今でも毎日使い続けているのは、多くのフェイスオイルとは異なって驚くほど軽く、吸収が早いため、ニキビができやすい彼女の肌に合っているからだという。ニキビのない肌にとっても、ローズヒップオイルの効能は豊富にある。

ここで、クリーンコスメの研究者であり、KKTコンサルタントの創設者であるクルーパ・コーストラインさんがローズヒップオイルの使い方とそのメリットを解説。ローズヒップオイルの全てをここで学ぼう。

ローズヒップオイルは本当に効く？

ブルックの経験上、効果は本物だという。ローズヒップオイルには、脂肪酸、トランスレチノインサン（天然型のビタミンA）、ビタミンC、ビタミンE、ベータカロテンが豊富に含まれている。「さまざまな皮膚疾患におけるローズヒップシードオイルの有効性を示すいくつかの臨床研究が行われています」とコーストラインさん。黒ずんだ肌を明るくし、ニキビなどの皮膚の炎症を落ち着かせ、皮膚のバリア機能改善を促してくれるMVPだとうたわれている。

では、このローズヒップオイルは誰にとっても効果があるものなのか。その答えは残念ながらNo。しかし、これは全てのスキンケア製品・成分に当てはまること。あなたの肌に合うかどうか、試してみる価値はありそう。

ローズヒップオイルは顔に使ってもいい？

あなたの肌でトラブルがなく、アレルギーもない限り、顔に塗って使うことができる。過去5年にわたりこのオイルを使ってきたブルックも、顔に使うことを強く推奨している。彼女は、スキンケアルーティンの最後のステップとしてローズヒップオイルを塗って水分を閉じ込めているというが、オイルを直接肌に塗るのが好きではない人は、洗顔剤やクレンジングオイル、保湿剤に混ぜて顔と体の両方に使うことも可能（セルフタンニングやボディクリーム、カーリーヘアオイルにも使うことができる）。

ローズヒップオイルの効能

以下で紹介する通り、ローズヒップオイルは万能。試してみたいと思わせてくれる豊富な効能がある。

1. 保湿

植物性のエモリエントオイルとして、ローズヒップオイルは肌の柔らかさ、なめらかさ、潤いの維持に非常に効果的。コーストラインさんよると、オメガ-3、-6、および-9脂肪酸の独自のバランスにより、乾燥肌に最適なのだという。

2. ダメージを修復

ローズヒップオイルは、損傷した皮膚バリアの亀裂を修復し、貴重な水分を浸透させる働きをする。

3. 肌のキメを整える

「ローズヒップオイルには、肌のキメやトーンの改善に役立つ抗酸化物質が豊富に含まれています」とコーストラインさん。ビタミンCはニキビ跡や黒ずみの改善に効果的であることは知られているが、小ジワやシワにも作用してくれるという。

4. 保護

汚染や紫外線などによって引き起こされるフリーラジカルは肌の老化を早め、シワやハリを失うきっかけに。ローズヒップオイルは、抗酸化物質としてフリーラジカルを中和し、フリーラジカルによるダメージから肌を保護・予防してくれる。

5. ニキビ対策

研究によると、ニキビができやすい肌にはリノール酸（必須脂肪酸）が不足しているというが、実はローズヒップオイルにはこのリノール酸が豊富に含まれている。皮膚科専門医のミシェル・グリーン医師も、過去に「コスモポリタン」の記事でニキビができやすい肌のためのスキンケアオイルとしてローズヒップオイルを推奨していた。