私たちの日常に欠かせない、美容サロンやコスメ。実はテクノロジーの進化の波は、こうした美容業界にも来ているよう!

最近では、巨大な美容ビジネスにロボットが参入し、まつ毛エクステ、マニキュア、ヘアスタイルなどが新しく生まれ変わろうとしていることが話題に。

アメリカ・カリフォルニア州のスタートアップ企業「Luum」は、クラウドファンディングの段階ではあるものの、まつ毛エクステのロボット技術を試すために顧客の受け入れを開始。

通常のまつ毛エクステのように横たわるだけで、ロボットが30分以内に施術。人間の4分の1の時間で完成させるそう。

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最近このサービスを体験ローラ・ポチョップさんは、その体験の心地よさに驚きを覚えたと<NBC News>にコメント。人にやってもらうのと同等の完成度ながらも、機械ならではの効率の良さにメリットを感じたのだとか。

「細かい部分も正確。ロボットが上手に施術できていると、すぐにわかりました」

「Luum」のCEOであるネイサン・ハーディングさんによると、このロボットは羽毛のように軽く、非常に繊細な棒状の部品を使っており、万が一の場合に備えて、怪我をしないように設計されているそう。

「施術中にくしゃみなどをしてしまったときにも、棒が刺さらないようになっています。それが一番危険なことなんです」

このロボットまつ毛エクステサービスは、まつ毛のフルセットが160ドル(約18,000円)、つけ変えが85ドル(約9,800円)程度。まずは今年の下半期から、特定のお店で導入することを考えているのだとか。

ロボットが参入すると便利な一方で、これまで施術を行ってきたアイリストたちの雇用が気になる人も多いはず。しかしハーディングさんによると、アイリストたちは顧客のまつ毛のデザインを一緒に選んだり、施術を監視したりする業務があるという。

「私たちは、アイリストの生産性を3倍に高め、顧客にとってより速く、魅力的な体験ができるツールを提供することで、美容サービス業界を変革したいと考えています」

ロボットはまつ毛エクステだけでなく、ネイルビジネスにも参入しているよう。3Dカメラを使って10分で全ての指にマニキュアを施す「Clockwork」という先進的な技術は、実際にサンフランシスコとニューヨークで利用可能。料金は基本サービスが8ドル(約920円)、トップコートを希望する場合は10ドル(約1,150円)とのこと。

「Clockwork」の創業者兼CEOのレヌカ・アプテさんによると、このサービスは一般的なマニキュアとは少し違うそう。

「ネイルサロンは贅沢な時間を過ごしたり、複雑なネイルアートを施したり、人と人とのふれあいを大切にするのに対し、私たちのサービスは、なるべく短時間で終えたい人に向けたものなのです」

ロボットは柔らかいプラスチックの先端を持つカートリッジを使い、爪にペイントをする仕組み。今年下半期からは、より多くの場所で施術が可能になる予定なんだとか。

他にも大手家電メーカーが髪を乾かしたり、スタイリングしたりするようなロボットを開発しているそうで、ロボットが美容業界に変革をもたらす日はもう近くに迫っているみたい。今後の動きに注目したい!