宮本エリアナインタビュー
五十嵐 瑛仁(TRON)

前回のインタビューで、世界大会の経験を語ってくれたエリアナさん。持ち前の明るさと飾らない性格で、世界大会というプレッシャーに負けず、楽しみながらパフォーマンスできた様子。ステージ上では、堂々としたクールな女性ですが、プライベートでは、まだあどけなさも残る21歳の女性。今回は、そんな彼女の「恋愛観」について迫ります。

付き合ったら、必ず相手の親とも仲良くなります

――エリアナさんは恋をすると、そのウキウキをみんなと共有したくなるんですね。恋をしているとき、何か自分が変わったりするところはありますか?

全然変わらないですね。彼に引っ張ってほしいけど、自分のスタイルは崩したくないんですよ。ワガママなんです(笑)。男性からすると、面倒なタイプかも……。とは言っても、別に毎日連絡が必要とかじゃなくて、一緒に居るときは楽しみたいけど、お互いのプライベートな時間はしっかり自分のことができるのが理想です。恋愛になる相手は、以前からお友達だった人とはお付き合いできないですね。新しく出会った人とのフィーリングで、この人だ!と思うことが多いです。あと、恋愛の駆け引きは苦手です。駆け引きの時間とか、もったいなくないですか? 駆け引きしているうちに、相手にいい人が現れるかもしれないし(笑)。なので、人同士になるなら出会って1週間ですね。

――けっこう肉食系女子なんですね。

うーん。肉食系と言われるとちょっと違うんですよね。誰でもいいわけじゃないですから(笑)。祖母からは、「あんまりたくさん恋愛しないほうがいいよ」って言われているんです。祖母は最初にお付き合いした人と結婚しているんですね。祖母を見ていると、やっぱり誰かとお付き合いして別れて、を繰り返すよりも1人の人をずっと愛して、結婚できたらと思います。結婚願望もすごくありますよ。結婚したら、私は共働きがいい。子どもができたとしても、1年くらいで仕事復帰したいと思いますし、夫や子どもがいることが選択肢を狭めてしまうとは考えたくないです。

――そう聞くと肉食系でもないですし、何というか"エリアナ系"ですね。料理が得意だそうですが、彼にも作ってあげたりします?

お料理は大好きなので、彼が食べたいものを作ってあげたいです。分からないメニューはレシピを調べたり、相手のお母さんに味付けを聞いたりして作りますね。これまでお付き合いした人は全員、相手の親とも仲良くなりました。今でも連絡取ったりしますよ。お付き合いしていた本人とは取らないですけど(笑)。

――それはスゴイ! 同世代の人だと、相手の親御さんに会ってみたいと思っても、きっかけがつかめないでいる人はいっぱいいると思いますが……。

私は自分から「おうちに遊びに行きたい!」って言います。私の家がもともと、彼ができたら紹介しなさい、というタイプの家なので。相手の両親に会わせてもらうときに、おしとやかにしなきゃ、とかもないんですよ。なので、なるべく普通に、いつもの通りにしています。裏表を作るのがイヤなんです。裏と表といえば、大会のステージ上くらい(笑)。大会では、演じるという意味で、裏表があるくらいですかね。

――お話を伺っていると、エリアナさん独特の決断力があるような気がします。何かを決めるとき、ポイントにしているところはどこですか?

例えば洋服だと、悩んだら買わない。欲しいと思ったら、即決です。恋愛でも、いいなと思った人が現れたら、そういう気持ちをすぐに相手に伝えますね。自分の直感を信じています。失敗したら失敗したで、またやりなおせばいいだけですから。失恋したときは……泣くときは思いっきり泣きますね。お風呂場とかで。人前で泣くのは嫌ですね。恋人や家族以外には、弱いところを見せたくないです。

宮本エリアナインタビュー
五十嵐 瑛仁(TRON)
人を気にする前に、自分のことを愛してほしい

――以前、いつか起業してみたいというお話をされていましたが、今はどんなビジョンを描いていますか?

時期など何も決まっていませんが、いつかビューティースクールのようなことができたらいいなと思います。ウォーキングやメイクなど、トータルビューティー的なことができれば。あと人種に関しての問題を考える活動を、今後も続けていきたいですね。

――ご自身の普段のファッションやメイクのこだわりは?

バイクが好きなので、ライダースが好き! 一昨年に大型自動二輪免許を取得したんですが、私、どのバイクにまたがってもベタ足で着くんですよ!! ちょっとだけ自慢です(笑)。ファッションのこだわりは動きやすいこと。明るいパッション系のカラーも好きなので、夏はちょっと派手めかも? メイクは、毎日同じメイクをしないこと。アイラインの入れ方や付けまつげ、チークなど、毎日変えています。メイクをすると、オフの自分からオンに切り替わるんですよね。ネイリストの資格も持っているので、ネイルも大好き。毎日少しでも、新しいことを取り入れておしゃれを楽しんでいます。

――一番、自分らしい瞬間はどんなときでしょうか?

やっぱり、部屋にいるときですね。毎日自分でゴハンを作るんですけど、ヒップホップの音楽をかけて、踊りながら作ったりするんです(笑)。あとは車を運転しているときですね。バイクはツーリングとかで、みんなと一緒にいるけれど、車は1人になれるじゃないですか。飛ばさないですよ(笑)。いつも安全運転です。

――いつも、自身のスタイルを貫いているんですね。自分らしい選択をするために、大切なことはなんでしょうか?

去年からずっと言っていることなんですが「自分を愛してほしい」です。よく、自分のことよりも周りのことを、って言いますが私は逆だと思います。自分を愛さないと人も愛せないし、自分がきれいになることもない。今、イジメなどで傷ついている人も多くいますよね。私は母から「その人を見返しなさい」と言われて、そのことを意識していました。今すぐじゃなくても、いつか見返せるような人間に自分がなればいい。ミスユニバース・ジャパンになってから、過去に私をイジメていた人たちからもたくさん連絡が来ました。今は、大人になったので「見返した」とは全く思っていませんが……。未来は、今よりもっと楽しくなるということを伝えたい。コンプレックスもそれが個性だから、時間がかかってもそこも好きになってほしい。人のことを気にする前に自分のことをもっとよく知って、自分を愛してほしいです。

>>【前篇】ミス・ユニバース世界大会の裏側は…?

撮影/五十嵐 瑛仁(TRON) ヘア&メイク/市川裕子(BLANCO) スタイリスト/陶山沙織(STUTTGART) タレント・モデル /宮本エリアナ 編集協力/木川誠子 取材・文/宮崎新之

ドレス/ ¥113,000(タダシ ショージ) ピアス/¥35,000(ロドリゴ ニューヨーク バイ ロドリゴ オタズ/ロックワン) 靴/¥105,000(サントーニ/リエート) ※全て税抜価格