宮本エリアナインタビュー
五十嵐 瑛仁(TRON)

昨年末に行われたミス・ユニバース2015の日本代表に選ばれた宮本エリアナさん(21)。キラキラとした笑顔で語るその姿は、21歳の等身大のかわいらしさがありながら、確固たる強い意志が見え隠れします。世界大会を終えたばかりの彼女に、世界大会での意外なエピソードから恋愛観などプライベートな部分まで、たっぷりと語ってもらいました。

世界大会はまるで女子高みたい!?

――まずは、世界大会お疲れさまでした! トップ10にまで残ることができましたが、世界大会はやはり緊張感がありましたか?

ありがとうございます! 実は、ピリピリしたような雰囲気はほとんどありませんでした。全員スケジュールがばらばらで、個別に撮影したりすることがほとんどなんですが、世界大会は寝る前に翌日のスケジュールを知らされるまで、予定が分からないんですよ。それで撮影が早く終わると、スタッフさんが「頑張ったね~」なんて言いながらお菓子をくれたり(笑)。ほかの国のミスとも「お腹すいたね~」とか、普通の話ばかりしていましたね。むしろ、大会のことについては、ほとんど話していません。今回から主催者が変わって、審査期間中に家族と会うこともできるようになりましたし、割と自由でした。

――世界大会の前には、ご自身のルーツでもあるブラック・カルチャーの人とも仲良くなりたいとお話しされていましたが、実現できましたか?

ミス・フランスが私と同じでハーフだったんです。彼女は白人系と黒人系のハーフで、代表になってからのこととか私と共通することも多かったので、とても仲良くなりましたブラック・カルチャーの人だけで集まってトークしたりもできましたね。優勝したミス・フィリピンをはじめ、ハーフの子もたくさん居たので、すぐに仲良くなれました。ハーフってもう普通なんだなって思います。

――意外とリラックスして楽しそうな雰囲気なんですね。

ライバルっていうよりも仲間意識が強いのかもしれません。良く言えば、女子高みたいな楽しいノリなんだと思います。女子高に行ったことはないんですけど(笑)。恋バナとか、いっぱいしましたね。どんな人がタイプとか、彼のグチまでも聞くことがありました。ミスの彼氏は、本当にイケメンが多いんですよ! なので、グチを言っていても「顔がカッコいいからいいじゃん!」なんてジョークで返されたりしていました(笑)。「今日、彼氏が見に来るんだよね」なんて人も居ましたね。

――楽しい思い出がいっぱいのようですが、そんな中でも大変だったことは?

食事ですね。食事制限をしていたんですが、逆にすごく痩せてしまって。体重を戻すのが大変でした。もう、大会中は、ピザとか食べまくりです(笑)。水着なども大会側が用意してくれるんですが全部ブカブカで、縫い直してもらいました。やっぱり痩せすぎはダメですね。身長もミスの中では下から2番目くらいに低くて、いつも「ミス・ジャパン、もっと前に出て! 見えないから!」って言われていました。180cmや190cmの人がたくさんいて、日本にいると私は背が高いほうなので、世界大会で初めて女性を見上げました(笑)。ミス・フランスは、私がヒールを履いても、彼女の肩くらいだったんですよ。

宮本エリアナインタビュー
五十嵐 瑛仁(TRON)
世界大会本番中に号泣しながら、ボウルを抱えてお菓子を食べました

――実際に、大会のステージ上ではどのように振る舞いましたか?

「私を見なさい」って常に思っていましたね。ほかのミスの子に話したら笑われちゃったんですが、「今日は、私のために集まってくれてありがとう」って自分に言い聞かせて歩いていました。ステージで喋ることは緊張するんですが、パフォーマンスは緊張しなかったです。割と昔から緊張しないタイプだと思います。

――自分に暗示をかけていくような感じなんですね。世界大会で一番、思い出に残っていることはなんでしょうか?

一番仲良くなったのが、ミス・タイなんですが、2人ともベスト10に入ることができたんです。でも2人ともそこで負けちゃって、ステージを降りて裏に戻ってから、2人でお菓子のボウルを抱えて号泣しながら食べまくりました。まだ、本番中だったんですけど(笑)。なんでそんなことをしていたかというと、スタッフさんが「どんどん食べなさい!」って、次々とお菓子を持ってきてくれて。お菓子を食べながら、今まで頑張ってきたことや支えてくれた人のことを思うと泣けてきました。ミス・タイは、すごくノリのいい子で、アジアのミスで集まってダンスしたときも、真ん中で踊り、一番ノリノリでした。

――世界大会を経験して、一番変わったことはどんなところでしょうか。

自己主張するようになりました。今までもそうだったんですが、より主張するようになりましたね。例えば、日本大会では全員を平等に撮ってくれるんですけど、世界大会では自分から言わないと写真も撮ってくれないんです(笑)。開催国がアメリカだったので、ミス・アメリカばっかり撮るんですね。なのでカメラマンを捕まえて、ここでこんなふうに撮ってくれ、って自分から言いに行きましたあとは、恥ずかしがらないこと。私は母国語が日本語なので、ネイティブの英語は分からないこともあるんです。インタビュー中、分からないことは、はっきりと「分かりません」「もう一度お願いします」と聞きなおしました。そこで自分を見失って、恥ずかしがっていてはダメだということに気が付き、とても勉強になりましたね。それは、世界大会だけでなく、生きていく上で、あらゆることにつながると思ったので。

――先ほど、各国のミスと恋の話で盛り上がったとお聞きしましたが、どのような男性が理想ですか?

見た目としては、体が大きい人が好きです。細身なタイプよりも厚みのある筋肉質なタイプ。過去に身長が150cmくらいの人と付き合っていたこともありましたし、理想は背の高い人ですが、身長はそこまで重要でもないかも。とにかく筋肉が好きで、腕の大きな人とかはぶら下がりたくなります(笑)。性格的には、何でも受け止めてくれる、おおらかな人。落ち込んでいるときに「そんなこと気にするなよ」ってサラッと言ってくれるような人がいいですね。

――ちなみに今、エリアナさん自身は、恋をしていますか?

恋ですか? 今もしていますよ。いつも恋はしています。私、恋をしていると、みんなに話したくなるんですよ。ステキな人に出会ったら、この人どう思う?って、友達やスタッフさん、マネージャーさんにも話したくなる。誰かと話して、共感したくなるんです。

>>【後篇】エリアナさんの恋愛観やライフスタイル

いつもは見られない、エリアナさんの撮影メイキングを特別に公開中!

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
宮本エリアナ | 撮影メイキング | Cosmopolitan JP
宮本エリアナ | 撮影メイキング | Cosmopolitan JP thumnail
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撮影/五十嵐 瑛仁(TRON) ヘア&メイク/市川裕子(BLANCO) スタイリスト/陶山沙織(STUTTGART) タレント・モデル /宮本エリアナ 編集協力/木川誠子 取材・文/宮崎新之

ドレス/ ¥113,000(タダシ ショージ) ピアス/¥35,000(ロドリゴ ニューヨーク バイ ロドリゴ オタズ/ロックワン) 靴/¥105,000(サントーニ/リエート) ※全て税抜価格