Mamiの気になりニュース番外編】

「バイリンガルニュース」のMCを務めるMamiが、ちょっと気になるニュースをピックアップ。ライターyokoが深掘りした記事をお届けします!

人間は昔に比べ、どんどん背が伸びていて、特にアジアの女性の背丈が突出して伸びているようです。187カ国の過去100年分のデータを元に、世界の背が高い国ランキングと、過去から現代にかけてどれほど身長が伸びたかなどの分析が学会誌『eLife』電子版に掲載されました。

現時点で一番背が高い国は男性がオランダで平均183cm、女性がラトビアで平均170cm。上位に入っているのはほとんどヨーロッパで、男性トップ25においてはオーストラリア以外、すべてヨーロッパの国なんだそう。

最も背が低い男性は東ティモールで平均160cm。女性はグアテマラで150cmですが、1914年時点では平均140cmだったのだそう。ここ100年ほどで身長が伸びていることがわかります。

日本、中国、韓国などアジアの女性は、100年前に比べると成長が顕著なようで、特に韓国人女性は平均身長が20cmも伸びたとのこと。

各国で背丈が高くなっている一方で、アメリカは伸びが停滞しているようです。一時はランキングの男性3位、女性4位と上位にいましたが、現在は37位と42位。「原因として考えられるのは、ヨーロッパに比べ、アメリカは貧富の差が激しく、貧困層が栄養のある食事を得たり、ヘルスケア制度を活用したりすることが困難なため」と、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンの経済史教授であるコムロス氏はコメント

背が高くなる要素は、遺伝子、栄養状態、衛生環境、貧富の格差、などが挙げられるよう。今後も人間の身長は伸び続けるのでしょうか…?

コロムス氏は「オランダ人の身長は頭打ち。今の彼らは人間が最適な環境下で到達できる最も高い身長だろう」と説明しました。

2014年の国民健康・栄養調査によると、20歳以上の日本人男性の平均身長は167.2cm、女性は153.9cm。日本人の身長は、これからも成長していくのでしょうか?