純白のウェディングドレス、そして美しいレースで作られたベールに憧れる人は多いはず。しかし、実はこの美しい衣装には驚くような意味が…。コスモポリタン イギリス版のファッションライターが、ウェディングドレスの歴史をひもとき、以下のように解説しています。

結婚式で行われる儀式や習慣は、なぜできたのでしょう。まずは、「ブライズメイド(花嫁の付添い人)」の本当の役割について。実は、かつてブライズメイドは花嫁が無事に挙式を終えられるよう、悪霊から守るための「おとり」だったそう。

そしてウェディングドレスに華を添える「ベール」には、こんな歴史が…!

ウェディングベールが一般的になったのは古代ローマ時代だそうですが、当時ベールは赤い布で作られ「炎」と呼ばれていたのだとか。花嫁は頭からつま先までベールですっぽり覆い隠されるのが習わしで、これは花嫁を炎に見せかけることで悪霊を威嚇し、身を守るためだった、とのこと。

その後、ベールには「花嫁を花婿から隠す」という役割も加わったそう。花婿は結婚証書にサインがされるまで花嫁を見てはいけないらしく、つまり、花婿が花嫁のベールをあげるその行為が「花嫁の‟所有者"が父親から花婿へ移る」ことを意味する儀式なのだとか。

悪霊払いとは…私たちが今でもこの恐ろしい伝統を踏襲しているのかと思うとヒヤっとしますが、さらにひどい話も。

Bustle>によると、ウェディングベールとドレスの引き裾(トレーン)が長いのは、花嫁が逃げられないようにするためなのだとか。

憧れのウェディングドレスへの夢が打ち砕かれてしまったら…ゴメンナサイ。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:宮田華子

COSMOPOLITAN UK