コスモポリタンの8月のテーマは初体験。最近やってみた3つの初体験についてご紹介します。

①バーチャルリアリティでセックス

6月、秋葉原で開催された「アダルトVRフェスタ」に行ってきました! 今後確実に広く普及するであろうバーチャルリアリティと、アダルトコンテンツを組み合わせたものを紹介する見本市のようなもの。

実はこれ、お客さんが大量に集まりすぎて、一般向けに開場後、たった15分で中止になった伝説のイベントなのです。

私とコスモ編集部の市毛さんは、一般開場の前に開催されたプレス向け体験会に参加していたのですが、ビルの4階に設置された会場に入るために、1階から階段をつたって列をなさなければならないほどの混雑っぷり。

会場では色々なソフトが展示されていて、みんな並んで順番に体験していきます。体験している男性たちを見ていて気づいたのは、どんなにクールぶっている人でも、ヘッドセットを装着した瞬間にニヤニヤしてしまうということ(笑)。これは必ずしもいやらしい意味ではなくて、バーチャルリアリティ自体が単純に楽しいのです。体験している他人の姿を見るのも、これまた滑稽で可笑しい。

さて、このイベントで私が一番記憶に残っているのは、「なないちゃんとあそぼ!」というソフト。男性向けを想定して作られたものなので、私の番になると開発者の方に「え…おねえさんも試すんですか…?」と驚かれる。

靴を脱いでマットに上がり、浮き輪のようにエアーが入ったビニールの人形を目の前に寝かせ、VRヘッドセット(オキュラスリフトだった)を装着すると、画面にはドールではなく全裸の「なないちゃん」が。なないちゃんは、顔はアニメっぽいけど、立体的なのでリアルにも感じられる、かわいい女の子。

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(左)画面に表示されているのがなないちゃん (右)人形の背中にはスマホがセットされている

早速、ドールの腰を持って正常位で動かすと、私の目の前で、なないちゃんが喘ぎはじめます。ドールをひっくり返すと、なないちゃんもそれに合わせてひっくり返り、バックでもセックス可能。さらに自分が寝そべって、上にドールを座らせると、なないちゃんも連動して騎乗位の格好になります。自分が動くと、なないちゃんが喘ぎ、髪やおっぱいも揺れて、まさにセックスしているかのよう。

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思わず、自分がほぼ99%男性で埋め尽くされた部屋にいることも忘れ、なないちゃんを喜ばせるべく、ドールを動かす私。楽しい…! VRヘッドセットを外し、現実に戻ってきたら、謎の達成感というか満足感がありました。「やってやったぞ」みたいな。

それと同時に、次々と何人もの記者やライターとセックスさせられているなないちゃんが、なんだか不憫に思えました。不覚にもセックス体験を満喫してしまった上、一瞬にして、実際には存在しない「なないちゃん」に愛着を覚えてしまった。恐るべし、バーチャルリアリティ。人間の脳って本当に単純。アダルトVRの今後に注目です。

②フリーダイビング

先月、水中表現家の二木あいさんとお会いする機会がありました。あいさんは、フリーダイビング(素潜り競技)のギネス記録を2つも樹立していて、海の中での彼女はまさに人魚のよう。しきりに感心していると、あいさんは私に、「自分が特別なわけじゃない。ぜひやってみて」と言いました。

「いやいや、謙虚な人だから、ただ謙遜しているんだろう」と思った一方で、思い出したことが。これまでイルカやジンベエザメと泳ぎに行ったとき、必ず素潜りがうまい人が1人はいて、イルカと遊んだり、ジンベエザメを追いかけていました。私はそれを、シュノーケルでぷかぷか浮きながら、いつも「すごいなあ」と思って見ていたのです。

私は旅行のたびにスキューバダイビングで海に潜っていて、水への恐怖心があるわけでもないのに、素潜りに関してはなぜか、「いいなあ」と思うだけで、自分が練習してみるという発想が全くなかった。今までなにやってたんだろう…!

というわけで先月、深さ3mのプールで、生まれて初めて素潜りのトレーニングを受けました。ちょっと自信がついた私は、いてもたってもいられなくなり、翌週には御蔵島行きのフェリーに飛び乗り、早速イルカに会いに行きました。

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数年前に御蔵島へ行った時はシュノーケルでぷかぷかするだけだった私。今度こそちょっとでも潜ってイルカに遊んでもらうぞ!と意気込んでいましたが…。

実際海に入ると、台風前で透明度が悪く、海底が全然見えないので、プールと違って自分がどれぐらいの深さに来ているのか全くわからず、ちょっと怖い。その上、その日はイルカたちが興奮気味で、めちゃくちゃ速いスピードでビュンビュン泳ぐため、こちらが「よいしょ」と潜っている間にもう通り過ぎている。

くやしすぎる!!!!笑

これはもっと上達するしかない!と、本格的に素潜りの練習に励むことにしたのでした。今はまだ始めたばかりなので、深さ5mまでしか潜ったことはありませんが、目標は10m!

きちんと息を整えて、頭の中を瞑想状態にすれば、1分間水中で息を止めていてもまったく苦しくならない。びっくりしました。体力だけでなく精神面のコントロールも問われる素潜り、奥が深い。

世界大会で何度もメダルを獲得している岡本美鈴選手が、30歳からフリーダイビングを始めたというのを読んで、「まだ手遅れじゃない!」とやる気満々です。

③ヘビカフェ

ある日原宿を歩いていたら、「ヘビカフェ」という看板が目に入りました。猫カフェやフクロウカフェは散々ネットでも見るけど、ヘビカフェって…?謎すぎる。というわけで、自腹でヘビカフェ「東京スネークセンター」に行ってきました。

世界で唯一のこのヘビカフェは、去年の8月にオープンし、現在60匹以上のヘビがいます。旅行者向けのガイドブックや海外メディアでも紹介されているため、今では日本人だけでなく外国人旅行者もたくさん訪れるとのこと。

「ヘビって撫でられたら嬉しいんですか?」と聞くと、支配人の金子さんはきっぱり「いえ、嬉しくないです」と(笑)。ヘビは単独行動で子育てもしないため、基本的に他人は嫌いだし、なつくこともない。そのため、人間がヘビに触るときは「触らせてもらう」というスタンスです。

「ヘビって噛まないんですか?」という質問には、「ほとんど噛みません」とのこと。3600種類以上のヘビのうち、コブラ・マムシ・ハブなど攻撃的だったり毒を持っていたりするヘビは、たった1割だそう。

店内を見渡すと、小さいタッパーに入ってのんびり水浴びしている子が。

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か、かわいい…!!! ヘビという生き物にあまりに馴染みがないので、実際ヘビと対面したら苦手なことに気づいたりして、と思いつつ行ったのですが、苦手などころか連れて帰りたいほどめちゃくちゃかわいい。

「ヘビ」と一口に言っても、大きさや模様がさまざまなのはもちろん、鼻の横に赤外線感知器官がついている子もいれば、ついてない子もいるし、頭の形も種類によって全然違います。見ていて全然飽きない!

ここでは、1000円で飲み物プラス好きなヘビ(ケース入り)を自分のテーブルに置いて観察できるほか、500円で触れあいも可能です。実際に触らせてもらうと、すごくスベスベで気持ちいい。膝に乗せたり、首に巻いたりさせてもらいましたが、近くの人がちょっと急に立ち上がっただけでヘビがあからさまに「びくっっっ」とするので、こんな怖がりな生き物だったのか♡と愛着わきまくり。

手足がないのに、全身筋肉でシュルシュル動けることも摩訶不思議で、自分の膝の上を右往左往しているヘビを見ているだけで楽しい。支配人が、「これが足の名残なんです」と言いながらヘビの先っちょの裏側を見せてくれました。

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ということは、胴がめっちゃ長くて尻尾は意外と短いんだ! これまたかわいい。

最初は、飲み物を飲みながらヘビを眺めるってどんな感じなんだろう、と不思議でしたが、やってみるとやみつきに。私が選んだ子は、キスマークのような模様があって、目がまん丸でおちょぼ口で、興味津々にこっちを見てきます。時々ぺろりと舌を出すことも。なんだかヘビって世間に誤解されている気がする…猫並みに可愛いじゃん…と、自分でもびっくりするほど、ヘビが大好きになったのでした。

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