ペットはどの子にする?「頭の良い」犬種15
はじめてワンコと生活をする人は、必読です。
犬は、動物の中でも特に知能が高いことで知られていますが、犬種によって得意分野があるのだそう。犬の知能は、生まれながらの賢さ以外に、訓練のしやすさや飲み込みの早さ、人間の言葉をどのくらい理解するのか等、様々な側面から決められます。これからペットを飼いたい方のために、<delish>が選んだ優等生ワンコのリストをご紹介します。
【INDEX】
- ベルジアン・タービュレン
- ボーダー・コリー
- ゴールデン・レトリーバー
- バーニーズ・マウンテン・ドッグ
- ブラッドハウンド
- パピヨン
- プードル
- ジャーマン・シェパード
- ドーベルマン
- ロットワイラー
- オーストラリアン・シェパード
- ラブラドール・レトリーバー
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- アラスカン・ハスキー
- シェットランド・シープドッグ
ベルジアン・タービュレン
タービュレンと呼ばれることもあるベルジアン・タービュレン。とても独立心の強い、頭のいい犬種として知られています。自分で考えてどんどん行動するので、きちんとしつけをしないとトラブルになるおそれも。しつけのポイントは、子犬のうちからゲーム感覚で訓練してあげること。そうすると、喜んで新しい「課題」を楽しむようになってくれるそう。
ボーダー・コリー
牧羊犬として有名なボーダー・コリーは、アメリカン・ケネルクラブ(世界で2番目に古い愛犬家協会)によると、最も敏捷でバランスがとれ、耐久力にも優れた犬種のひとつだそう。「おすわり」や「待て」など基本的な服従訓練は早めにスタートした方がよく、退屈しないよう知的な刺激を与え続けてあげることが不可欠なのだとか。
ゴールデン・レトリーバー
根っからの働き者なのが、ゴールデン・レトリーバー。盲導犬や探索救助犬などに真っ先に選ばれる犬種です。訓練しやすい犬種ですが、それ以外にもたっぷり愛情を注いで絆を強める時間も必要。たくさんお世話してあげれば、より忠誠心も高まるという。
バーニーズ・マウンテン・ドッグ
とても訓練しやすい犬種のバーニーズ・マウンテン・ドッグですが、繊細な性格の持ち主。トレーニング方法をコロコロ変えたり、強い口調で命令したりするのはご法度。元々は山岳地帯でお仕事していたので力も強く、牛など牧場の動物の群れを集めたりするのもお手のものだとか。
ブラッドハウンド
ブラッドハウンドは、任務を引き受けるのが好きなワンちゃんで、それは臭覚がとびきり優れているためだそう。狩猟犬だった彼らは獲物をにおいで追跡し、見つけるまで決して諦めません。ブラッドハウンドの鼻より優れた技術はまだ確立していないのだとか。ただ、獲物をとことん追う性格ゆえに、頑固ものの一面もあるようです。
パピヨン
マリー・アントワネットなど、名だたる王族に愛されてきたパピヨン。小柄ながら競争心旺盛、そして負けず嫌い。さまざまなスポーツ競技や芸にも果敢に挑戦します。ただ、そんな野心は育めないわ、と言う飼い主さんもご安心を。家族と遊ぶだけでも十分楽しんでいるのだそう。
プードル
アメリカン・ケネルクラブによると、プードルは訓練しやすくて、アジリティ(障害物)やオビディエンス(人の指示に正確に従う)、トラッキング(追跡)競技が大得意だそう。水猟(カモ狩りなど)での回収やジャンピングも上手、狩猟技能も優れているとか。かわいい見かけによらず、スポーツも得意な犬種です。
ジャーマン・シェパード
名前の意味は「ドイツの牧羊犬」。昔は羊の世話をしていた犬種ですが、今ではすっかり番犬や警察犬のイメージになりました。ジャーマン・シェパードは攻撃力が高く知的なため、軍用犬としても兵士を助け、危険な任務で活躍します。ご褒美でやる気を出させる「報酬ベース」のトレーニングが得意で、家族の一員として同等に扱われるのを好みます。
ドーベルマン
警備にも適した犬種のドーベルマン。攻撃性は高いですが、生まれたその日から訓練に応じる素直さがあります。大変優秀な犬種で、反射能力が高く命令にもすぐ従いますが、きちんとしつけをしないと態度が大きくなり、しまいには一家の長としてふるまうようになってしまうとか。そうならないためにも、家庭内でたっぷりと愛情を注いであげることが必要だそう。
ロットワイラー
ロットワイラーは、警察犬や視覚障がい者の補助犬として活躍している職業犬。頭が良く、おとなしいので室内で育てるのに向いています。愛情をかけて育てることで、思いやりのある長所を最大限に発揮できるのだそう。
オーストラリアン・シェパード
通称オージーとも呼ばれるこの犬種は、牧羊犬らしくチームをまとめるのが大好き。飼い主の家族もおもちゃも、何でも1カ所にまとめようとします。お利口な彼らは仕事がしたくてたまらないので、うっかりしていると、ご主人がびっくりするようないたずらをしかけてくることも。働き者でフレンドリーな犬種なので、子供がいる家庭でのアクティブな暮らしにぴったりだそう。
ラブラドール・レトリーバー
ラブラドール・レトリーバーは伝統的にカモ猟や魚捕りを助ける仕事をしてきたため、水が大好き。尻尾は平たくてカワウソのようだし、毛皮は耐候性があって、水中での活動が得意。とっても賢くて、愛嬌たっぷりの犬種なので、どんな家庭に迎えてもなじむでしょう。
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
イギリスのエリザベス女王がこの犬種ばかり長年飼い続けていたのが有名ですが、それはたまたま選ばれたわけではありません。ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは愛情が豊で(でも「かまってちゃん」ではなく)、忠実で、とにかく頭がいい。脚は短いですが動きは素早く、長時間活動できるタフさもあるのだそう。
アラスカン・ハスキー
アメリカン・ケネルクラブによると、アラスカン・ハスキーは群れで暮らす動物。家族という「群れ」の中でも、誰がリーダーなのかを敏感にキャッチします。なので、人間が上位だということをきっちり覚えさせないと、あっさり人の上に立ってしまいます。すばらしい関係を築くためには、信頼と忍耐、服従を教えることが鍵となりそうです。
シェットランド・シープドッグ
シェットランド・シープドッグ、愛称シェルティーは、アメリカン・ケネルクラブによると最も従順な犬種のひとつ。ボーダー・コリーと同じくらい飼い主を喜ばせようという意欲満々で、服従訓練で基礎的なことを教えれば、生涯その主従関係を守ってくれるそう。ちょっと困るのは、知らない人まで大好きなこと。外を歩くときはリードを短めに持つのがベター。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:Noriko Sasaki (Office Miyazaki Inc.)