冷蔵庫のなかに入っているものを全て把握するのは至難の業。そのせいで、いつから冷蔵庫に保存しているのかわからない食材を抱えている人も多いはず。

なかでも「卵」は、牛乳やパンと違って、傷んでいるかどうかを見極めるのが難しい食材です。今回は、「この卵いつ買ったっけ…?」と思ったときに試したい、傷んだ卵の見極め方をご紹介。

1.賞味期限を確認する

          とても初歩的なことですが、まずは賞味期限の確認をしましょう。農林水産省によると、「賞味期限」はその食品をおいしく食べることができる期限とのこと。賞味期限が過ぎたからといって必ずしも食べられなくなる、ということはないものの、これは卵が傷んでいるかどうかを判断するための1つの指標になります。

          一般的に、卵の賞味期限は冷蔵保存を前提としてパック詰めから「約2週間」、と定められているものが多いよう。また、平成11年に厚生労働省が改正した食品衛生法施行規則及び食品、添加物等の規格基準によると、殻付きで売られている卵は10度以下の保存が望ましいとのこと。

          2.卵の匂いをチェックする

          他の生鮮食品と同様に、傷んだ卵は腐敗臭を放ちます。まずは卵の殻の匂いを嗅いでみましょう。匂いがしなくても不安が拭えない場合は、卵をボウルに割り入れ、もう一度匂いをチェック! もしも悪臭を放っているようならすぐに廃棄してください。

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          Tomekbudujedomek//Getty Images

          3.卵を水に入れる

          卵は、割らずにそのまま水に入れてみることで、その鮮度を確認することができます。手順は、大きめのボウルに10cm以上の深さの冷たい水を張り、そのなかに卵を殻ごと入れるだけ。

          卵を水に入れたあと、底に横になるように沈んでいればとても新鮮である証拠で、水中で直立した状態で沈んでいる場合は、そこそこ新鮮なことを示しています。一方で、卵が水面に浮いているようであれば、それは古い卵であることを意味します。

          この鮮度確認テストは 、卵殻が多孔質で小さな穴がたくさん空いているので、時間がたつにつれてそこから空気が入ってくる、という性質を利用したもの。

          卵が水面に浮いたからといって、必ずしも“食べられない卵”というわけではありませんが、賞味期限や卵の匂いもあわせて判断を。また、古い卵は必ず加熱調理してから食べるようにしましょう。

          ※この翻訳は抄訳です。
          Translation: Risa Tsubakihara
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