栄養価が高く“完全食”とも言われる卵は、さまざまな料理に使える万能食材。卵焼きやスクランブルエッグは朝食の定番として、ゆで卵なら刻んでサラダに加えたり、デビルエッグにしたりとアレンジ方法もいろいろ。

本記事では、卵料理の基本である「固ゆで卵」の作り方をお届け。ゆで方&むき方のコツをつかめば、もう失敗しない!

ゆで卵を作る3つの方法

最近では、電子レンジでゆで卵を作ることができるキッチンツールなども登場しているものの、最も一般的なのは鍋でお湯を沸かしてゆでる調理法。上手なゆで方は以下のステップをチェックして!

  1. 鍋に水を入れて沸騰させる
  2. 大きめの穴じゃくしで卵を静かにお湯に入れる
  3. 11分ほどゆでる(半熟卵の場合は6分)
  4. 卵を氷水の入ったボウルに移し、殻が冷えるまで待つ
  5. 冷えたら殻をむいてできあがり

ゆで時間は、卵の大きさによって調整が必要。Mサイズなら9分、Lサイズは11分、LLサイズの場合は13分が目安になります。

簡単に殻を剥くコツ

実は、“殻が簡単に向ける卵”には特徴があるんだそう。

フードライターで『On Food and Cooking(食と調理について/原題訳)』の著者でもあるハロルド・マクギーさんによれば、「産卵日から7~10日くらいの卵だと殻がむきやすい」とのこと。

「殻が剥きにくいのは、新鮮な卵である証拠とも言えます。新しい卵は卵白のpHが比較的低いため、弾力が弱くなり、殻の内側にある内卵殻膜に付着しやすくなるためです」

新鮮な卵の殻をむきやすくするには、「ゆでる際のお湯に、小さじ1/2の重曹加えること」と、マクギーさん。重曹にはpH値を上げる働きがあるため、こうすると殻が剝きやすくなるんだそう。

固ゆで卵はどのくらい日持ちする?

一般的な目安として、固ゆで卵の場合は、殻をつけた状態で冷蔵保存をすることで数日間は安全に保存することが可能。

ただし、冷凍庫に入れる場合は要注意! 凍らせると白身の水分が抜けて固くなり、味が落ちてしまうのだそう。食感を楽しみたい場合は、冷蔵庫で保存するのがおすすめ。

卵はタンパク質とビタミンの宝庫。基本的な調理法をマスターしたら、ぜひ新しいメニューにチャレンジしてみて。

※この翻訳は、抄訳です。
Translation: Mari Watanabe(Office Miyazaki Inc.)
GOOD HOUSEKEEPING