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“超難解”な作品が勢ぞろい！クリストファー・ノーラン監督の人気作
何度も見たくなる！一度だけじゃ理解しがたい、クリストファー・ノーラン監督の人気作をランキング順でお届け。
映画界の「巨匠」と呼び声も高く、難解なストーリー構成は何度も鑑賞してしまいたくなる人が続出する、クリストファー・ノーラン監督の作品。最新作の『オッペンハイマー』が2023年7月22日よりアメリカで公開され、注目を集めています。
そこで本記事では、これまでのノーラン監督のキャリアを振り返る、人気作品をご紹介。思わずハマってしまう中毒性のある作品をお届けします。
『インソムニア』（2002）
1997年にノルウェーで製作された同名映画をリメイクした本作。アル・パチーノやロビン・ウィリアムズをキャストに迎え、アラスカの町で起きた悲惨な殺人事件の解決に挑みます。
ノーランにとっては3作目であり、本作が彼を超大作を手掛ける監督へ導いたと言っても過言ではありません。コメディ作品に引っ張りだこのロビン・ウィリアムズが、恐ろしい殺人鬼を演じているのもみどころの一つ。
『フォロウィング』（1998）
わずか6000ドル（約66万円）の低予算で撮影された本作。約1年という月日をかけノーラン自身が、監督・脚本・製作・撮影・編集を一人で行った長編デビュー作でもあります。
ちょっとした好奇心で犯罪者になってしまった青年を全編モノクロで描いています。
『ダークナイト ライジング』（2012）
これまでに、3シリーズの『バットマン』を手掛けてきたノーラン。
『バットマン』の完結作とも言われている本作では、マイケル・ケインやアン・ハサウェイなどの豪華な俳優陣が出演しています。『ダークナイト』（2008）から8年後を舞台に描いている本作では、キャストたちの大迫力の演技にも注目！
『インターステラー』（2014）
元NASAの科学者ジョン・クーパー（マシュー・マコノヒー）は、滅亡した地球と人類を救うために再び宇宙に飛び立つことを余儀なくされます。
マシュー・マコノヒーの圧巻の演技を堪能できる本作は、数々の宇宙を舞台にした作品があるなかで“最も孤独”なSF映画とも言われています。
『TENET テネット』（2020）
ロバート・パティンソンとジョン・デヴィッド・ワシントンが、壊滅的な攻撃から世界を救おうとするエージェントを演じました。「時間反転」という難しい設定のため、筋金入りのノーランファンも見るのを躊躇する作品でもあるそう。
公開時期がパンデミックの真っ只中なこともあり、鑑賞する機会を逃してしまった人も多い作品でもあります。
『インセプション』（2010）
2010年に公開された本作は、ノーランがこれまでで最も豪華なキャストを起用したことで話題になりました。ジョセフ・ゴードン＝レヴィットのキャリアップのきっかけとして知られる本作には、レオナルド・ディカプリオや日本の俳優の渡辺謙も出演しています。
『007』にインスパイアされていて、ジェームズ・ボンドの影響を意図的に表現しているそう。
『ダンケルク』（2017）
第二次世界大戦の塹壕（ざんごう）※を舞台にした『ダンケルク』は、陸路、海路、空路の避難の三部構成で描いています。
戦争映画ではありますが、典型的な型にはまることなく、戦争の悲惨さを訴えかけている作品でもあります。
※身を守るために陣地の周りに掘る穴や溝
『バットマン ビギンズ』（2005）
クリスチャン・ベールが初めてヒーローになった本作では、2000年代の平凡なコミック映画に終止符を打ち、スーパーヒーローのオリジンストーリーを再定義しました。
当時、『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』（1997）が酷評されていたこともあり『バットマン』シリーズへの期待は低迷…と思いきや、ベール演じるブルース・ウェインが『バットマン：アニメイテッド・シリーズ』のダークネスを表現したことで予想を覆す作品になりました。
『オッペンハイマー』（2023）
『ダンケルク』（2017）の歴史的な要素と『テネット』（2020）の物理学の要素を組み合わせた本作は、ノーランが常に目指してきた映画であることが伺えます。
“原爆の父”と呼ばれるロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた、3時間にも及ぶ伝記映画。2023年7月22日にアメリカで公開され、日本での公開日は未定。
『プレステージ』（2006）
クリスチャン・ベイルとヒュー・ジャックマンが天才マジシャンを演じた本作は、過去の因縁に競い合う2人のマジシャンを描いています。
マイケル・ケインやデヴィッド・ボウイのミステリアスな演技にも目が話せません。
『メメント』（2001）
ノーランの出世作とも言われている本作は、ユニークで超難解作品とも言われています。妻を強盗に襲われ、頭部に傷を追ったレオード（ガイ・ピアーズ）は約10分間の記憶しか保つことのできない「前向性健忘」という記憶障害になってしまいます。彼は様々な手を使って、記憶を繋ぎ止めながら、犯人を追います。
時系列が逆向きという奇想天外な構成に多くの人が虜になりました。
『ダークナイト』（2008）
「至上最高のコミック映画」として多くのファンがつく本作。ノーラン作品でお馴染みのクリスチャン・ベイルに加え、ジョーカー役のヒース・レジャーも見どころの一つ。
レジャーは亡くなった後に、アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation：Reika Shimura
Digital Spy UK
