3月8日は、「国際女性デー」。この日に観たい、女性を多面的に描いた名作をラインナップ。映画＆ドラマから、ドキュメンタリーにスタンドアップコメディまで、多彩な作品が気づきをもたらし、そっと背中を押してくれるかも。すべて配信で観られるので、気になったらブックマークを！
『カラーパープル』（1985）
ピューリッツァー賞を受賞したアリス・ウォーカーの同名小説を、スティーブン・スピルバーグ監督×ウーピー・ゴールドバーグ主演で実写化。1900年代初頭のアメリカ南部を舞台に、黒人であり女性であるがゆえに過酷な差別や搾取にさらされる姉妹の絆と数奇な半生を追う。
現在、ゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞にノミネートされたリメイク版ミュージカル映画も日本で上映中。どちらも観賞しておきたい。
『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』（1975）
2022年、英国映画協会が10年ごとに選ぶ「史上最高の映画」ランキングNo.1の座に輝いた、シャンタル・アケルマン監督作。不穏な空気が流れる、ドキュメンタリーのようなタッチが特徴。
夫と死別した主人公ジャンヌ（デルフィーヌ・セイリグ）は、息子とブリュッセルのアパートで暮らすシングルマザー。規則正しい生活を淡々と続けている彼女だが、実は秘密を抱えており……。
![Reversing Roe | Official Trailer [HD] | Netflix thumnail](https://img.youtube.com/vi/ihN7DR1Ce6g/maxresdefault.jpg "Reversing Roe | Official Trailer [HD] | Netflix thumnail")
『ミセス・アメリカ～時代に挑んだ女たち～』（2020～）
ウーマンリブに沸いた1970年代アメリカで、男女平等憲法修正条項を巡る賛成派と反対派の闘いを、名優たっぷり＆熱量たっぷりに綴る全9話のドラマ。
“専業主婦こそ女の幸せ”と説く保守活動家のフィリス（ケイト・ブランシェット）は、ERA（Equal Rights Amendment＝男女平等憲法修正条項）の議会通過を求めるフェミニストたちの運動を知る。男女平等を成立させまいと彼女は反ERA活動を展開するが、両者の対立は激化してゆく。
『ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語』（2019）
ルイーザ・メイ・オルコットによる世界的ベストセラー『若草物語』を、グレタ・ガーウィグ監督のたっての希望により映画化。次女ジョー（シアーシャ・ローナン）の視点から、女性が自分らしく生きること、シスターフッドや家族のつながりの美しさをみずみずしく描いた。
エマ・ワトソンやメリル・ストリープ、ローラ・ダーン、フローレンス・ピュー、ティモシー・シャラメら豪華キャストが集結。
『SHE SAID／シー・セッド その名を暴け』（2022）
社会現象となった「#MeToo」運動。そのきっかけであるハリウッドの“絶対権力者”ハーヴェイ・ワインスタインの一連の性暴力事件をスクープした、女性記者コンビの闘いをシャープに追う。
「言葉の力で社会を変えることができる」という希望をくれると同時に、“お仕事映画”としての魅力も備えた真摯な作品。制作スタッフのリーダーのほとんどが女性であるという点にも注目したい。
![Mercury 13 | Official Trailer [HD] | Netflix thumnail](https://img.youtube.com/vi/jpiVx2mQhKI/maxresdefault.jpg "Mercury 13 | Official Trailer [HD] | Netflix thumnail")
