公開順に紹介!映画『バットマン』シリーズ14作品の見どころ
最新作『ザ・フラッシュ』も! 子どもから大人まで楽しめる『バットマン』シリーズ14作品をリストアップ。
ダークヒーローとして、時代を超えて愛され続ける「バットマン」。1939年にコミックとして登場し、その4年後にはドラマ版が放送開始に。1989年には映画化され、マイケル・キートンやジョージ・クルーニー、最新作ではロバート・パティンソンといった、名だたる俳優たちがバットマンを演じてきました。
そこで本記事では、映画版『バットマン』シリーズを公開順にリストアップ。1989年に公開された第一作目から2023年に公開された最新作まで、14作品をご紹介します。
『バットマン』(1989)
ティム・バートン監督がメガホンを取った本作でバットマンを演じたのは、マイケル・キートン。犯罪と暴力が渦巻く都市ゴッサム・シティを舞台にジョーカーとの決戦を描いています。
ダークな映像が楽しめる『バットマン』シリーズの第一弾である本作の見どころは、バットマン(マイケル・キートン)と天敵ジョーカー(ジャック・ニコルソン)による大迫力の対決シーン。
『バットマン リターンズ』(1992)
クリスマス間近の賑わう街を舞台に、怪人・ペンギン(ダニー・デヴィート)は野心を燃やす実業家のマックス・シュレック(クリストファー・ウォーケン)と協力し、ゴッサム・シティを支配しようとしていました。この計画を阻止すべく立ち上がったのが、バットマン(マイケル・キートン)。ところが、そこにキャットウーマン(ミシェル・ファイファー)と名乗る新たな敵が現れ…。
マイケル・キートンとティム・バートンが再びタッグを組んだ本作では、新たなキャラクターのキャットウーマンを迎えパワーアップ! コミカルな世界観をより楽しめる一作です。
『バットマン フォーエヴァー』(1995)
大企業の経営者とバットマンの二つの顔を持つ、ブルース・ウェイン(ヴァル・キルマー)。そんな彼に開発した洗脳マシンをめぐって冷たくあしらわれたこと腹を立てた、ニグマ(ジム・キャリー)は怪人リドラーとなって復讐を決意。ある恐ろしい計画を企みます。
『バットマン』(1989)と『バットマン リターンズ』(1992)の続編でもある本作は、新たにヴァル・キルマーがバットマンを熱演。また、監督もジョエル・シューマッカーが務めるなど、『バットマン』の新たな始まりとなった一作でもあります。
ジム・キャリーやニコール・キッドマンなど脇を固める豪華なキャストにも注目!
『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997)
全てを凍らせ、街を氷の国にしようと企むMr.フリーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)がアイスメン軍団を率いてゴッサム・ミュージアムを襲撃。そんな彼に、バットマンは新たな仲間と一緒に立ち向かっていきます。
1980年代~1990年代の『バットマン』シリーズの最終章。新キャラクターのバットガール(アリシア・シルヴァーストーン)も加わり勢いに拍車がかかる…と思いきや、映画は酷評。1997年に行われたゴールデンラズベリー賞※では、最低作品賞などの9冠を受賞してしまいます。
※その年のワースト映画を決める賞
『バットマン ビギンズ』(2005)
幼少期に両親を殺されたブルース/バットマン(クリスチャン・ベイル)は復讐心を持ちながら成長し、正義感の無力さを知り放浪の旅に出ます。ヒマラヤの奥地で修行に打ち込み、その後腐敗したゴッサム・シティに戻ることに。そして、巨悪と対峙するべくバットマンになる決意をします。
前作から8年後、クリストファー・ノーラン監督による3部作の待望の第1作目がスクリーンに帰ってきました。恋愛に発展していく地方検事・レイチェルをケイティ・ホームズが演じ、そのほかにもモーガン・フリーマンや渡辺謙、ゲイリー・オールドマンなどの豪華な俳優陣が脇役として登場しています。
『ダークナイト』(2008)
ゴッサム・シティで起きる犯罪の取り締まりを強化するゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)とバットマン(クリスチャン・ベイル)。しかし、邪悪な犯罪者のジョーカーの勢力が徐々に拡大していきます。バットマンたちは、正義感に燃え捜査を開始しますが…。
『バットマン ビギンズ』から3年後、バットマンvsジョーカーの対決がさらにパワーアップ。ジョーカー役を熱演したヒース・レジャーは公開前に亡くなってしまいますが、アカデミー賞助演男優賞を受賞。
また、本作はアカデミー賞で計8部門でノミネートされ、多くの評論家から絶賛される作品へと進化を遂げました。
『ダークナイト ライジング』(2012)
平和を取り戻したゴッサム・シティ。しかし、そこに謎のテロリスト・ベイン(トム・ハーディ)が出現し、街を混乱と恐怖に陥れます。ブルース(クリスチャン・ベイル)は再びバットマンとして戦うことを決意。
クリストファー・ノーラン監督による同シリーズ最後の作品となった本作。新キャストには、キャットウーマンを演じたアン・ハサウェイやノーラン監督の前作である「インセプション」にも出演したトム・ハーディなども出演しています。集大成にふさわしいパワフルな映像を楽しんで!
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)
地球の危機を救って英雄と崇められてきたスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)でしたが、驚異的な特殊能力の危険視している人々も。スーパーマンの戦いによって自身のビルを壊され、大切な人々を失ったバットマン(ベン・アフレック)も怒りを募らせ、スーパーマンに立ち向かうことに。
スーパーマンのリブート作『マン・オブ・スティール』の続編である本作。前代未聞のヒーロー同士の戦いや屈強なワンダーウーマンの活躍もお見逃しなく!
『スーサイド・スクワッド』(2016)
スーパーマンのような超人が人類の脅威になった時に備えて、政府は服役中の悪党たちによる特殊部隊「スーサイド・スクワッド」を結成。冷酷なスナイパーのデッドショット(ウィル・スミス)やジョーカーに思いを寄せるハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)たちは、自らの減刑と引き換えに、危険な任務を引き受けることに。
マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが、映画公開前から話題になったことでも知られる本作。どこか憎めない悪党キャラクターたちにも注目して。
『ジャスティス・リーグ』(2017)
スーパーマン無き世界で悪の手が迫っていることを知った、ヒーロー4人が集結。正義のために戦うチームのジャスティス・リーグを創設し、世界を征服しようとするステッペンウルフを倒すために立ちあがります。
バットマンを始め、ワンダーウーマンやアクアマンがそれぞれの得意技を駆使し戦う姿に興奮すること間違いなし! 監督は当初『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』などを手がけたザック・スナイダーが務めていましたが、家族に不幸があり、製作途中で降板しています。
『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)
バットマン(ベン・アフレック)はダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)と手を組み世界を救うためにチームを結成。バットマンやワンダーウーマン、アクアマンなどを始めとするヒーローたちがダークサイドとその陰謀から地球を守るべく立ち上がります。
2017年に公開された同作の製作を途中で降板したザック・スナイダー監督が、当初思い描いていた構想を実現させるため、追加撮影を行い完成させた新バージョン。細かい部分までこだわり抜いた壮大かつ繊細な映像が楽しめます。
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)
バットマンになり2年の月日が過ぎた優しくもミステリアスな青年・ブルース(ロバート・パティンソン)は、両親殺害の復讐をするために悪と敵対。ある日、権力者が標的になった連続殺人事件が発生します。その犯人を名乗る強敵のリドラー(ポール・ダノ)は犯行の際に、必ず現場に“なぞなぞ”を残していて…。
次々と繰り広げられる展開にハラハラが止まらない本作。驚きの連続のサスペンス・アクションを楽しんで!
『ザ・フラッシュ』(2023)
地上最速のヒーロー・フラッシュことバリー・アレン(エズラ・ミラー)は、持ち前のスピードで時間さえも超越してしまう能力の持ち主。幼い頃に亡くした母と無実の罪を着せられ服役中の父を救おうと、過去にさかのぼり歴史を変えてしまいます。
辿り着いた世界では、家族3人で幸せに暮らしていましたが、スーパーマンを始めとするヒーローたちの姿はなく、バットマンは全くの別人になっていました。そこである異変に気づき…。
『バットマン』(1989)と『バットマン リターンズ』(1992)でバットマンを演じたマイケル・キートンが約30年ぶりに復帰。 DC映画の新時代の始まりとも言える本作では、公開前から大注目だった、女性ヒーロー・スーパーガール(サッシャ・カジェ)の凛とした姿にも注目!
【番外編】『レゴバットマン ザ・ムービー』(2017)
街の平和を守る人気者・バットマンの元に元気な新人・ロビンが現れます。ロビンのせいでバットマンはペースを崩される上に、悪の軍団を目覚めさせてしまいます。バットマンはロビンを受け入れ、一緒にジョーカーに立ち向かっていきますが…。
スーパーヒーローのバットマンだけでなく、人気キャラクターたちがおもちゃのレゴになって登場!
『LEGOムービー』(2014)のスタッフが再集結して制作された本作では、ダークな色味で描かれることに多かった映画に比べ、ポップでカラフルな世界観を楽しむことができます。キングコングや『ハリー・ポッター』の“あの人”など、あらゆる悪者が勢ぞろいしているので見逃さないで!
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:Reika Shimura
Cosmopolitan US