実話だった!?映画『キューティ・ブロンド』のトリビア8選
公開から20年たってもいまだ愛される名作映画の、ファンも知らないであろう豆知識を紹介します。
爽快なストーリー、豪華絢爛な学生寮、派手なピンクの衣装の数々で知られる『キューティ・ブロンド』。2001年に公開されたロマンティック・コメディ映画で、「ブロンド＝おバカ」というステレオタイプをもろともせず、自分らしさを貫くアイコニックな主人公やストーリーが魅力の唯一無二の作品として愛されています。
主人公演じるリース・ウィザースプーンをはじめとする有名なハリウッドスターが出演し、一世を風び。その人気から数々のアワードを受賞、続編、スピンオフ作品も製作されるほどに！
ここでは、『キューティ・ブロンド』のファン（著者は13歳から大ファン）でも、ほとんどの人が知らないであろう8つの豆知識をご紹介。リースの代わりに主人公エルとして候補にあがっていた俳優たち、エルのヘアスタイルのレパートリーの数など。撮影秘話を惜しまずお届けします！
※本記事は、一部ネタバレを含みます。
なんと実話だった！
実は『キューティ・ブロンド』は、アマンダ・ブラウンによる同名の小説に基づいた映画。筆者はブロンドヘアーをもち、ファッション＆メイクが大好きだったそう。スタンフォード大学のロー・スクールに通った自身の経験をベースに執筆したそうです。
名だたる俳優陣が主人公候補にあがっていた
エルを演じる役者の候補としてシャーリーズ・セロン、グウィネス・パルトロー、アリシア・シルヴァーストーン、ジェニファー・ラブ・ヒューイットら有名俳優の名前があがっていました。なんと、ブリトニー・スピアーズも候補に入っていたとか。今はもうリース以外考えられない！ 完璧なキャスティングだったと思います。
メインキャストの二人はウィッグを被っていた
エルと、ルーク・ウィルソン演じるエメットのヘアスタイルがエンディングシーンで少し変わっているのに気づきましたか？
これは全ての撮影が終わった後に、最後のシーンだけ撮り直しをすることになったからなんだそう。しかし、別の仕事のために髪型を変えていたため、急遽ウィッグを被ることになったのだと言います。
ロケ地はハーバード大学ではない
脚本では、エルが通っている学校はハーバード大学。しかし、実際のロケは南カリフォルニア大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校、カリフォルニア工科大学、パサデナ市のローズ・シティ高校など、複数のカリフォルニア州の学校で行われました。
エルは作中でヘアスタイルを10回も変えていた
エルのヘアスタイルのレパートリーはなんと40種類！ カール、サイドパート、ポニーテール、思いつく髪型全てカバーしていそうですね。
ミュージカル化されていた
実は映画公開後の2007年に、ブロードウェイでミュージカル化されていました。レビューは賛否両論だったそう…。
“あの”アイコニックなシーンはギリギリで足された？
ジェニファー・クーリッジが演じるエルの最高の理解者、ポーレットによる“曲げてスナップ”のシーンを覚えていますか？ これはわざと物を落として、拾うときに腰をスナップ（ひねる）ことで気になる相手を落とすテクニックのこと。
多くの人の記憶に残るこのシーンは、ギリギリ最後に足されたそう。このシーンが存在しなかったかもしれないと思うと、信じられません！ ロサンゼルスのバーで飲んでいるときに、プロデューサーと脚本家がひらめいたそうです。
全く違うエンディングだったかも…！
試作を上映するテストで、エンディングに関してネガティブなレビューが多く寄せられたことを受けて、急遽エンディングが変更されたそう。
元々はどういうエンディングだったのか気になりますが、それは謎のまま。でも、結果的に最高のエンディングになったので、どうでも良いのかも？ エルがロースクールを無事に卒業し、エメットがそれを微笑ましく見ているエンディング以外はもう考えられませんね。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation：佐立武士
