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ファッションの参考にも！90年代映画の隠れた名作10選
今となってはハリウッドスターとなった俳優・女優たちの若かりし頃の作品も！
『タイタニック』や『フォレスト・ガンプ／一期一会』、『ショーシャンクの空に』など、映画史に残るマスターピース以外にも、知る人ぞ知る名作映画を生み出してきた90年代。本記事では、今見ても色あせない90年代の隠れた名作をピックアップ！ 90年代ファッションの参考にもなるので、チェックしてみて。
『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』（1995）
知る人と知る恋愛映画の名作『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』。9年ごとに『ビフォア・サンセット』（2004年）と『ビフォア・ミッドナイト』（2013年）と続く3部作の1作目です。
約20年にわたる男女のラブストーリーの中で、二人が出会いを描いた今作が一番好きだという人も多いのでは？
【あらすじ】
電車の中で出会ったジェシー（イーサン・ホーク）とセリーヌ（ジュリー・デルピー）は、オーストリア・ウィーンで一晩を過ごすことに。美しい街を歩き回り、話をしながら徐々に恋に落ちていく――。
『ボーイズ'ン・ザ・フッド』（1991）
ギャングスタラップなどのブラックカルチャーがアメリカを席巻した90年代。
ストリートギャングが台頭していたロサンゼルスのサウス・セントラルを舞台に青春を謳歌する青年たちを描きながら、時代と地域を新鮮でスマートにとらえた『ボーイズ'ン・ザ・フッド』は、後のカルチャーシーンに大きな影響を与える作品に。
【あらすじ】
犯罪多発都市サウス・セントラルで父と暮らすこととなったトレ（キューバ・グッディング・Jr）。暴力反対の父のもとで順調に暮らしていたが、悪友リッキー（モリス・チェストナット）とダウボーイ（アイス・キューブ）と出かけ、ギャングとのいざこざに巻き込まれ…？
『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ！』（1999）
一見90年代によくある“ハイスクール映画”のようだけれど、権力や復讐、そして敗北への自覚がテーマとなっているブラックコメディ『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ！』。
また、ベビーブーマー（アメリカで戦後から1960年代に生まれた世代）と、X世代（1960年代中期から1970年代に向けて生まれた世代）の対立を思い起こさせると注目を集めました。
【あらすじ】
学校一の秀才で上昇志向の強いトレイシー・フリック（リース・ウィザスプーン）は、生徒会長の座をかけた選挙に熱心に挑む。
社会科の高校教師ジム・マッカリスター（マシュー・ブロデリック）は、自分が上に行くためなら手段を厭わないトレイシーに危機感を感じ、当選を阻止しようと試みるが…？
『フォー・ウェディング』（1994）
イギリス発の人気ラブコメ映画『ラブ・アクチュアリー』や『ノッティングヒルの恋人』などを手掛けたリチャード・カーティスの隠れた名作『フォー・ウェディング』。
90年代を代表するイケメン俳優ヒュー・グラントが演じる、どこか頼りなさげな主人公に魅了された人も多いはず♡
【あらすじ】
結婚に消極的な独身貴族チャールズ（ヒュー・グラント）が、ある結婚式で出会ったキャリー（アンディ・マクダウェル）に一目ぼれし、一夜を共にする。その後結婚式で鉢合わせになるたびに関係はこじれていき…？
『ボーイズ・ドント・クライ』（1999）
トランスジェンダー男性を主人公にした最初の映画となった『ボーイズ・ドント・クライ』。アメリカでは公開と同時にヒットし、LGBTQ＋の認知度を広める転機となる作品に。
主人公を演じたヒラリー・スワンクは、今作で「アカデミー賞 主演女優賞」を受賞しました。
【あらすじ】
舞台はネブラスカ州にある小さな町リンカーン。
ブランドン・ティーナ（ヒラリー・スワンク）は少年の格好をし、町の荒くれものの仲間入りをする。バーで出会ったラナ（クロエ・セヴィニー）と恋に落ちるが、実は体は女性であることが明るみになったことで悲劇につながる――。
『ポエティック・ジャスティス／愛するということ』（1993）
90年代の音楽会を代表するスター、ジャネット・ジャクソンと故トゥパック・シャクールが共演したラブコメ映画。
『ボーイズ'ン・ザ・フッド』を手掛けたジョン・シングルトン監督がメガホンをとり、後の世代のラッパーたちも引用するなど伝説の作品となりました。
【あらすじ】
家族や恋人の死により詩を書くことだけが心の拠り所だったジャスティス（ジャネット・ジャクソン）。
あることをきっかけに、親友のアイーシャ（レジーナ・キング）、アイーシャの恋人シカゴ（ジョー・トリー）、郵便局員のラッキー（トゥパック・シャクール）と共にロサンゼルスからオークランドまでドライブ旅行を決行する。
ラッキーとジャスティスは、最初こそぶつかり合うものの、徐々に惹かれ合っていき…？
『バッド・チューニング』（1993）
アルコールやドラッグ、恋愛、ロックロールを楽しむ高校生たちの一夜を描いた青春群像劇。
現在では一流スターとなったマシュー・マコノヒーや、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ベン・アフレックの役者人生における初期の作品です。
【あらすじ】
舞台は1970年代のテキサスの田舎。夏休み初日、学校の伝統である新入生への洗礼を楽しむ上級生たちと、それから逃れるのに必死な新入生。歓迎パーティーでは様々なハプニングに見舞われ…？
『テルマ&ルイーズ』（1991）
名匠リドリー・スコット監督が手掛け、女性たちが遭遇する暴力や男性優位社会を批判したことで、公開当時は物議を醸した作品。主演のジーナ・デイヴィスとスーザン・サランドンによる最高の演技と、大衆文化に大きな影響を与えたストーリーラインにより、現代の名作と称されるほどに。
若き頃のブラッド・ピットの活躍にも注目！
【あらすじ】
主婦として平凡な日々を過ごしていたテルマ（ジーナ・デイヴィス）は、友人のルイーズ（スーザン・サランドン）と共にドライブに出かけることに。ドライブインで、テルマが強姦をされそうになると、ルイーズは男たちを射殺。警察に身を追われることに――。
『ヴァージン・スーサイズ』（1999）
ソフィア・コッポラ監督の初監督作品である『ヴァージン・スーサイズ』は、タイトル通り少女たちの自殺までを描いた物語。
ティーンエイジャーの恋愛や家族関係、そして精神疾患の問題を描きます。夢の中にいるようだけど、同時に不穏な雰囲気が漂い、視聴者はなんとなく落ち着かない気持ちにさせるはず。
【あらすじ】
舞台は1970年代のミシガン州郊外。町で憧れの的だった美しい五人姉妹は、次々に自ら命を絶ってしまう――。
『パルプ・フィクション』（1994）
90年代におけるポップカルチャーに凄まじい影響力を及ぼした『パルプ・フィクション』。
時間軸が交差しながら語られるギャングやその取り巻きの"パルプ・フィクション（くだらない話）"で構成され、魅力的なキャラクターたちと独特な演出で、奇才クエンティン・タランティーノ監督を世に知らしめました。
【あらすじ】
とあるチンピラカップルはレストランで強盗を企てる。
一方、盗まれたスーツケースを取り返そうとするマフィアの殺し屋ヴィンセント（ジョン・トラボルタ）とジュールス（サミュエル・L・ジャクソン）は、ボスを裏切った青年グループを訪ねる。
落ち目のボクサーであるブッチ（ブルース・ウィリス）は、八百長試合を持ちかけられる。
それぞれの視点がやがて交差し、悪事に繋がっていく――。
