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芸術の秋!実在した画家たちの「波乱万丈人生」を描いた映画5選

アートも物語も両方楽しめる、秋の夜長にぴったりな名作映画をご紹介♡

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秋といえば、芸術の秋! 美術館巡りをするのも楽しいけれど、お家でまったり芸術を嗜みたいというあなたは、有名画家たちの人生を基にした映画を鑑賞してみては? 実在した画家たちの波乱万丈人生を描いた、名作映画5作品をセレクトしてみました。
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秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、そして芸術の秋! 美術館巡りをするのも楽しいけれど、お家でまったり芸術を嗜みたいというあなたは、有名画家たちの人生を基にした映画を鑑賞してみては? 劇中に登場するアート作品と、映画のストーリーを両方楽しめて、まさに一挙両得♡

そこで今回は、実在した画家たちの波乱万丈人生を描いた、名作映画5作品をセレクトしてみました。

1

『バスキア』(1996年)

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バスキア(字幕版)
バスキア(字幕版) thumnail
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1980年代初頭に脚光を浴び、27歳の時、オーバードーズで亡くなったジャン=ミシェル・バスキアの活動初期から晩年までを追った作品。

無名だった頃からの恋人(クレア・フォーラニ)や友人(ベニチオ・デル・トロ)との関係、名声を手に入れてアンディ・ウォーホル(デヴィッド・ボウイ)らと派手に付き合うようになっていく過程など、バスキアを取り巻く環境の変化や、「黒人画家」と呼ばれることへの葛藤、そして親交を深めていたウォーホルが急死してから、孤独を深めてドラッグに溺れていくようになる姿を真正面から切り取る。

生前のバスキアと交流があり、自身も画家のジュリアン・シュナーベル(『潜水服は蝶の夢を見る』など)がメガホンを執った他、バスキアとバンドを組んでいたヴィンセント・ギャロがカメオ出演。他にもゲイリー・オールドマンやデニス・ホッパー、クリストファー・ウォーケン、サム・ロックウェルなど豪華キャストが登場するのも見どころ。

ちなみにジュリアン・シュナーベルは、後の2018年に本作にも出演したウィレム・デフォー主演で、ゴッホの伝記映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』を監督している。

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2

『ポロック 2人だけのアトリエ』(2000)

ポロック
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絵の具をキャンバスに直接滴らせるドリッピングやポーリングなど、「アクション・ペインティング」と呼ばれる独自のスタイルを生み出した抽象表現主義の代表的画家ジャクソン・ポロックの生涯を、エド・ハリスが監督・製作・主演の3役を務めて描いた伝記映画。

中心となるのは、無名だった頃からポロックを支え続けた妻リー(マーシャ・ゲイ・ハーデン。本作でアカデミー賞助演女優賞受賞)との関係。一躍時代の寵児になると共に、重圧で精神的に不安定になっていくポロックを時に静かに見守り、時にぶつかって傷つくリーの静かなる存在感に圧倒される。『バスキア』もそうだが、芸術家のパートナーになるのはつくづく大変…! 

作中に出てくるポロックの作品は、エド・ハリス自らが描いている点にも注目。

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3

『フリーダ』(2002年)

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Frida | Official Trailer (HD) - Salma Hayek, Antonio Banderas, Alfred Molina | MIRAMAX
Frida | Official Trailer (HD) - Salma Hayek, Antonio Banderas, Alfred Molina | MIRAMAX thumnail
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眉毛の繋がった特徴的な自画像で有名なメキシコの画家、フリーダ・カーロ。交通事故に遭った青春期、20歳以上の夫リベラとの結婚生活、のめり込んでいく政治活動、身体が不自由になってもがく晩年…。激動かつ壮絶な人生をサルマ・ハエック(兼製作)が熱演する。身体的かつ精神的な痛みと、夫婦をはじめとするさまざまな形の愛を体現するサルマの演技が圧巻! 

映像も素晴らしく、メキシコらしい色彩と音楽をふんだんに使い、画面からほとばしるような情熱を感じさせるのは、ひとえに自国が誇る偉大な画家へのサルマ自身の情熱から。彼女自身、フリーダの人生の映画化を実現させるため、同じ企画に参入しようとしていたジェニファー・ロペスと戦い、フリーダの絵の使用権を獲得し…とアツく動いていたのだ。大胆で独創的な演出で知られる監督、ジュリー・テイモアとの相性も◎。

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4

『リリーのすべて』(2015年)

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映画『リリーのすべて』予告編
映画『リリーのすべて』予告編 thumnail
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デンマークの画家・イラストレーターとして知られるリリー・エルベ。現在では珍しくはない、(男性から女性への)性別適合手術を世界で初めて受けた“彼女”と、その伴侶の“妻”の夫婦愛を綴る。

伝記というよりは、本来の自分を見出していくリリーの自我の解放と、そんな夫を愛し、支え続けようと決意する妻ゲルダの葛藤に焦点を当てていく。男性から女性へと変化していくリリーを演じる、エディ・レッドメインの繊細で入念な表現に舌を巻くが、何より深い愛ゆえに苦悩するゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデルの演技に心打たれる。

伴侶の突然の異変に直面した時、人生のパートナーとしてどう対応するべきなのか、どんな選択がベストなのか――。人によって問題はさまざまだろうけれど、現代でも通じるテーマでもある。アリシアは本作でアカデミー助演女優賞を受賞している。

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5

『ある画家の数奇な運命』(2019年)

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映画『ある画家の数奇な運命』10月2日(金)公開 予告篇<ロングVer.>
映画『ある画家の数奇な運命』10月2日(金)公開 予告篇<ロングVer.> thumnail
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オークションに出せば数十億円の値がつく現代美術界の巨匠ゲルハルト・リヒターをモデルに、第二次世界大戦中からのドイツの激動の時代を背景にして、ひとりの若き画家の“数奇な”半生を紡ぐ。

ナチスの優生思想によって叔母を亡くした青年クルト(トム・シリング)は、愛するエリー(パウラ・ベーア)と結婚するが、義父のカール(セバスチャン・コッホ)はナチスの元幹部。まさに叔母を死に追いやった張本人だったが、その事実に誰も気付かぬまま時は過ぎていき…。

『善き人のためのソナタ』(2006)でアカデミー外国語映画賞を受賞したフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督は、本作のために1カ月にわたってリヒターに取材。どこまでが事実で、どこからが事実ではないかを決して明かさないことを映画化の条件に出したのだとか。そんなミステリアスな本作だが、根底にあるのは夫婦の愛。ラストには深い感動を得られるはず!

※TOHO シネマズ シャンテ他にて公開中(R15+)

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