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かっこいい…のに怖い!イケメンが「狂気」を演じる衝撃映画6選

美しき男が演じるからこそ、恐怖心も倍増!

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美しくかっこいい人が狂気に堕ちていく、あるいは狂気そのものを体現した時、その恐ろしさは倍増!ザック・エフロンが連続殺人鬼を演じた『テッド・バンディ』や、ヒース・レジャーがジョーカーを演じた『ダークナイト』など、イケメンたちがジワジワとした恐怖を見せつける衝撃ムービーを厳選して紹介します。
tedbundyfascinocriminale/cinematheatre//Instagram

一口にイケメン俳優と言ってもさまざまですが、美しくかっこいい人が狂気に堕ちていく、あるいは狂気そのものを体現した時、その恐ろしさは倍増します。

日常でも、いかにも怪しそうな人はこちらも避けるけれど、素敵な人には警戒心がちょっとレベルダウンしがちということ、ありますよね? そんな油断した(?)心にジワジワと迫ってくる、“イケメンの狂気”を描いた作品集をお届けします!

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1

『テッド・バンディ』(2019年)

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映画「テッド・バンディ」本予告|12月20日全国公開
映画「テッド・バンディ」本予告|12月20日全国公開 thumnail
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1974年から1978年の間に、少なくとも30人を殺害した実在のシリアルキラー、テッド・バンディ。彼は自身の魅力的な外見を利用して若く美しい女性に近づき、彼女たちを籠絡して、次々と殺めていく。裁判中に結婚し、服役中に弁護士と愛人関係になり、そして死刑執行されるその時まで複数の女性支援者と文通していたという。げに恐ろしきは「人を信じ込ませる偽りのチャーム」と「冷静さを失わせる恋心」であるわけで。

そんなテッドを演じたのが『ハイスクール・ミュージカル』などのザック・エフロン。甘いマスクの正統派イケメンな彼なら女性が魅了されてしまうのは大いに納得。映画の中でも途中まで、本当に彼は殺人犯なの? と見る者ですら惑わせてしまうほど、ザック演じるテッドはカリスマ性があり、笑顔がまぶしく、スイート。

けれどふとした時に見せる、ブルーアイの奥に宿るかすかな狂気(というか無感情)にゾッとする!

2

『ナイトクローラー』(2014年)

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映画『ナイトクローラー』予告編
映画『ナイトクローラー』予告編 thumnail
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事件や事故現場にいち早く駆けつけ、臨場感ある報道写真や映像を撮るカメラマン。一見、危険を顧みない正義感があるようにも思えるけれど、本作のジェイク・ギレンホール演じるカメラマンはより衝撃的な“画”を求めて度を超えた改ざん行為に手を染めていく。

ジェイク演じるルイス・ブルームはもともとがケチなチンピラなので使命感などはなく、報道カメラマンの仕事を目にしてこれをやろうと思いたっただけ。たまたま撮れた動画がテレビ局に売れたことをきっかけに自尊心や承認欲求が肥大していき、ついに同業者を陥れ、犯行現場や事故現場を改ざんしていくソシオパスな一面が露わになっていく。

ジェイクの大きな瞳が狂気に染まり、常軌を逸した行動をしていく過程が怖すぎる! 見終わった後、ジェイクの邪悪な顔が忘れられなくなること必至。

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3

『少年は残酷な弓を射る』(2011年)

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映画『少年は残酷な弓を射る』予告編
映画『少年は残酷な弓を射る』予告編 thumnail
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『ファンタスティック・ビースト』シリーズやDCコミックスの『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』などのエズラ・ミラー。東京コミコンで来日した際、気のいいあんちゃんな素顔が話題にもなったけれど、彼の硬質で退廃的な、まるで芸術品のような冷たい美しさが最大限に活かされている作品がこれ。

エヴァ(ティルダ・スウィントン)は想定外の妊娠をしてケヴィン(エズラ・ミラー)を生む。ケヴィンは子どもの頃から、エヴァにだけ攻撃的という問題児で、父親の前ではいい子の振りをするため、エヴァは誰にも相談できないままケヴィンのことで思い悩む。さらにケヴィンが引き起こす小動物や妹へのある疑惑、高校生の時の無差別事件…。

淡々と“残酷な弓を射る”ケヴィンはまるで不気味なモンスターだ。けれど果たしてケヴィンは本当にモンスターなのだろうか? エヴァの視点から語られるケヴィンとの生活の中に、幾重にも散りばめられたある感情がズッシリ残るヘビー級傑作。

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4

『フィルス』(2013年)

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映画『フィルス』予告編
映画『フィルス』予告編 thumnail
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FILTH(フィルス)=クズ、下品、汚物、あるいは警察の俗語。『X-MEN』シリーズのジェームズ・マカヴォイがヤク中でクズでゲスで下劣でビョーキで情緒不安定で(まだまだ出てくる)…というダーティな刑事を演じた作品。

目撃者のいない殺人事件が発生し、解決すれば出世できるのではと目論んだブルース(マカヴォイ)だったが、することといえば、気弱な公認会計士を騙したり、ストリップバーで派手に遊んだり、飲んでラリって騒いでヤッてと、法もスレスレなクズの所業の羅列。しかしハチャメチャなブルースは実はカウンセリングに通っていて、時折、正体不明の少年が画面に映し出される。ブルースは一体、何に追い立てられているのか――。

とにかくマカヴォイのキレキレ演技と後半の混沌とした表情のギャップがすごい。活力が溢れているように振る舞うその裏で精神を蝕まれ、幻覚に振り回され、汚物にまみれていく。けれど後半、その様相は一転。過去が明かされ、内面に迫るうちにブルースの人間性に気付き、何故か惹きこまれてしまうのだ。これもマカヴォイの演技力ゆえか。

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5

『アメリカン・サイコ』(2000年)

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映画「アメリカン・サイコ」日本版劇場予告
映画「アメリカン・サイコ」日本版劇場予告 thumnail
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80年代のNY。ウォール街の一流企業に勤めるエリートで、自宅は超高級アパートメント。ハイブランドのスーツに身を包み、超人気の一流レストランで“お仲間たち”と会食する。そんな毎日を送るセレブのベイトマンをクリスチャン・ベールが演じる。

一見、満ち足りているかのように思えるベイトマンだが、他人が自分より優れていることに我慢ができないサイコパス。自分よりいい生活をしているライバルを殺し、見下している娼婦もあっさり殺す殺人鬼なのだ。

徹底した役作りで知られるクリスチャン・ベールの怪演が光る本作だけど、サスペンスではなくブラックコメディ。セレブ仲間とくだらなさMAXの名刺自慢大会をしたり、美女2人と3Pに及ぼうとしても、ベイトマンが興味あるのは自分の完璧な肉体だけで、鏡の前でポーズを取るという滑稽さ。

極め付けは、ベイトマンが罪の告白をしても誰にも信じてもらえないこと。自分にしか興味のない男は誰ともコミュニケーションはできず、自己主張や虚栄心はいつまでも満たされることはない。クリスチャン・ベールの空虚で軽薄な佇まいに注目!

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6

『ダークナイト』(2008年)

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昨年、映画界を席巻したホアキン・フェニックスの『ジョーカー』も本作がなければ生まれていなかっただろう。

DCコミックス『バットマン』をクリスファー・ノーラン監督が“ダークナイト・トリロジー”として映画化した2作目の『ダークナイト』は、ヒース・レジャーが圧巻のヴィランを演じる。それもヒーロー映画のただのヴィランではない。金も権力も世界征服も彼にとっては何の価値もない、ただ秩序を壊して混乱を招くこと、それだけが目的なのだ。

『ダークナイト』の完成を待たず、急性薬物中毒で急死したヒース。彼は異常な狂気をはらんだジョーカーの役作りにのめり込むあまり、睡眠障害に陥っていたらしく、ジョーカー役が彼を死に至らしめたとの噂があったが、これは姉のケイトが否定している。

けれど、それだけ魂を削ってジョーカーを演じたのであろう、鬼気迫る狂気は必見。本作の演技でヒースは死後にアカデミー賞助演男優賞を贈られている。

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