ホーム・アローン』や『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』など、ホリデーシーズンになると観たくなる「クリスマス映画」。先日アメリカで行われたある調査では、クリスマスシーズンによく観られている映画が明らかに!

もっとも愛されているクリスマス映画は?

Yahoo/YouGov>はこのほど、クリスマスシーズンによく観られている映画を調査。この世論調査では、クリスマスシーズンをテーマにした10作品をリストアップし、そのなかから定期的に観ている作品を選んでもらったという。

※2023年11月9日〜13日にかけて、アメリカの成人1,675人を対象に調査。

その結果、『ホーム・アローン』(34%)、『クリスマス・ストーリー』(33%)、『スヌーピーのメリークリスマス』(32%)が、3作品とも同じくらい人気だったとのこと。

『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』は29%、『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』は26%、『ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション』は25%、『素晴らしき哉、人生!』は24%、『サンタクローズ』は24%、『34丁目の奇跡』は21%、『ダイ・ハード』は14%という結果となり、「どれでもない」と答えた人も26%いたという。

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何度も同じ映画を観たくなる理由

毎年ホリデーシーズンになると、何度も同じクリスマス映画を観てしまう人も少なくないはず。クリスマス映画は、なぜこんなにも多くの人に愛されているのだろうか?

メディア心理学の専門家であるパメラ・ラトリッジ氏は、その心理について<Yahoo Entertainment>にこのように語っている。

「クリスマス映画が愛されるのは、何よりもまず私たちに“何か”を感じさせてくれるから。これらの作品は、感情移入しやすいのです。笑っていようが、泣いていようが、失望していようが、社会的な評価やつながりの力、思いやり、共感に結びつく感情を経験できます」
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さらに、“懐かしい”という感情を誘うきっかけになっているとラトリッジ氏は言う。

「クリスマス映画は伝統を活かし、物事がよりシンプルで、思いやりもあり、もっとゆっくりと感じられた“懐かしいあの頃”へのノスタルジアを引き起こします。人間の脳というものは本当に面白いのです。幸せなことは、妖精の粉がかかったかのように輝きを増して記憶する傾向があり、良い思い出を楽しむ気持ちを高めてくれます」

愛され続けるクリスマスソングも

ホリデーシーズンの気分を上げてくれるのは、『ホーム・アローン』などのクリスマス映画だけではない。この時期になるとクリスマス・キャロル(クリスマス聖夜に歌われる讃美歌)といった、ホリデーシーズンを象徴する“定番曲”も街中にあふれる。

Billboard>によると、今もなお世界中の人々に愛されるマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」(1994年リリース)は、2023年11月25日付の『The Billboard Hot 100』で17位に返り咲き、2023年12月2日付では4位に急上昇!

11月17日〜23日にかけて、アメリカで2,200万ストリーミング(57%増)、ラジオでのオンエア回数1,560万回(105%増)、3,000枚(70%増)を売り上げたという。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Mariah Carey - All I Want For Christmas Is You (Official Video)
Mariah Carey - All I Want For Christmas Is You (Official Video) thumnail
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2021年にマライアは、同曲についてこのように語っている。

「この曲を書いたときには、こんなにも世界中に影響を与えるとはまったく想像していませんでした」
「毎年多くの人が一緒に楽しんでくれていることに、感謝の気持ちでいっぱいです」