健康的なスタイルで人気を博し、「ヴィクトリアズ・シークレット ショー」への出演や、「スポーツ・イラストレイテッド」の水着特集に登場するなど、活躍の場を広げてきたモデルのニーナ・アグダル(25歳)。

誰もが羨むボディを持ち、体型批判とは無縁そうなニーナだけど、<Marie Claire>によると彼女は先日、ある出版社が表紙用に撮影した彼女の写真の掲載を見送るという、不条理な出来事に見舞われたのだとか。

ニーナは一昨日、その出来事についてこのように投稿。

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今日私は、この業界が今なお持つ理不尽な一面に失望し、同時にゾっとしたわ。数カ月前、私が信頼を置くクリエイティブ・チームの人たちと、(今回の雑誌の)撮影をすることに合意し、一緒に仕事するのを楽しみにしてたの。なのに撮影後、私のエージェントに届いたのは、謝罪の言葉もなく「表紙と特集ページの掲載を見送る」と書かれたメールだった。理由は、その写真が(私の)魅力を引き出せていないから、雑誌のターゲット層にマッチしないから、そして「事前に見ていた過去の写真と体型が違う、これでは"見本"にならない」から。でもそんなのおかしいじゃない! 本当に私に興味を持ってくれていたのなら、私がいわゆる"モデル体型"の人物じゃなく、鍛えられたヘルシーな肉体を持つタイプのモデルだって事前に分かったはず。

もう何年も、この業界にはびこる無神経さやプレッシャーによる、押しつぶされそうな不安と闘ってきたわ。その経験があったからこそ、かつてないほど健康的で、ありのままの自分の体に心地良さを感じている"今の25歳の私"として、あの日の撮影に臨むことができたのに…。

ニーナの傷ついた心情がはっきりと伝わってくる内容…。でも、ここで"ただ泣いて終わり"じゃないのが彼女のカッコいいところ。今回の出来事から、同時に大切なことも学んだそう。

これからは今まで以上に自分の体の曲線を愛して、強くあるために、そして何より"まとも"であるために、ジムでのトレーニングに勤しむわ。16歳でこのクレイジーな世界に入り、不健康で満たされない食生活を経験して、今の状態にまで進化した自分の体を誇りに思ってる。だから職業や体型に関係なく、本当の自分として生き、それを声に出していくことの大切さを改めて教えてくれた出版社の人には、お礼を言うわ。これはファッション業界だけでなく、一般の多くの女性たちにも影響を与える問題よ。私は世の女性たちが自分の体を愛せるよう、意識を広めサポートしていくことを決心した。互いを貶め合うのではなく、互いに高め合えるような道を、一緒に模索していきましょう!

実はこの雑誌撮影の前、過度のプレッシャーと不安症状に苛まれて、モデル業を1年休業していたというニーナ。でも復帰した今の彼女の中にあるのは、悔しい気持ちをバネにする強さと、辛い経験を乗り越えてきたことによる自信。すべての女性が自分を愛せる世の中に――新たな目標を掲げた彼女の、今後の活躍に注目です!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:伊藤 由佳里

Marie Claire