23年という短い生涯を送ったリヴァーの出演映画は全部で14作品。端正な容姿に知性が光る子役時代を過ぎると、徐々に恋愛ものや、実生活にオーバーラップするような苦悩を抱える役が増え、セックスシンボル的存在としてパパラッチに追われるようになります。しかし、本人はそのような注目のされ方を酷く嫌っていたそう。
一方、亡くなる前年に公開された出演作『スニーカーズ』では、サスペンスに挑戦し、ロバート・レッドフォードなどの大物俳優たちとも共演。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)では、インタビュアー役を演じることが予定されており、役柄の幅が広がる予兆を見せていました(リヴァーが急逝したことによって、クリスチャン・スレーターが代役を務めた)。
兄に励まされて俳優業に進んだ弟ホアキンは、「どんな映画を作っても、どこかでリヴァーと繋がっているように感じる」と語っています。
短い人生を駆け抜けたリヴァー。親友キアヌや弟ホアキンの活躍ぶりを見ていると「今、リヴァーが生きていたら…」と思わずにはいられません。